デート〜恋とはどんなものかしらコミュのインタビュー#4『鷲尾豊役中島裕翔』

依子（杏）と巧（長谷川博己）の「デート」に介入する
鷲尾には、どんな印象がありますか？
鷲尾は、ちょっとイマドキいないんじゃないかというくらい、硬派な男子ですね。剣道をやっているから、堅物で古風な好青年といった感じもありますし。僕も、スーツをピシッと着てお芝居するのも久しぶりで、気持ちもシャキッとなります。依子さんと巧さんのツッコミ役のようになっているので、演じていてもすごく面白いです。
依子と巧の会話の応酬のなかに、
割って入っていくのは難しそうです。
杏さん長谷川さんのように大量のセリフを覚えるのも、とても大変なことだと思いますが、その間にセリフをはさむというのも、それはそれで大変なプレッシャーがあります。ものすごい量のセリフを掛け合っているいいシーンなのに、「ここで間違えたら俺のせいだ！」って。ですが、例えば1話の船のシーンもそうですが、セリフが多いシーンは、ロケの前にスタジオで念入りなリハーサルを重ねますので、そのお陰で今のところ本番でもスムーズにやれています。
演じるうえで心がけていることはありますか？
鷲尾は26歳の設定ですが、僕自身は21歳なので、大人っぽく見せないといけないんです。ほかの役者さんがみなさん大人ですから、そこについていくには、言い回しも立ち振る舞いも大人っぽく見えないといけなくて。スーツを着ていると自然と姿勢はよくなりますが、「落ち着き」も意識しています。僕、（Hey！Say！JUMPの）メンバーといるときは、結構うるさいほうなので（笑）。
台本を読んで、どんなところに面白さを感じていますか？
本で読むのと、実際に映像で見るのとでは面白いと感じるところがちょっと違うなと思うんですけど、とにかく笑ったのは、依子さんとお父さん（松重豊）と鷲尾の3人がお寿司屋さんで話すシーン（第1話）。松重さんも本を読んだときから笑ってしまった、と話されていました。あまりにも面白いので、読んでいても自分が演じることを忘れちゃうくらいでした（笑）。依子さんと巧さんの結婚観もイマドキではなくて、鷲尾が言うことのほうが一般的だと思うんですけど、気づけば依子さんと巧さんの息が合ってきて、鷲尾はひとりぼっちで…。だんだんと「あのふたりが言うことのほうが、効率がいいのかな？」なんて考え始めていると思います（笑）。
中島さん自身の結婚観にも影響が？
いやぁ、そこは鷲尾同様、僕も愛情を大切にしたいと思います。でも、どこかで「あのふたりが言っていることも正しいかも？」と感じる部分はあります。
現場の雰囲気はいかがですか？
みなさん気さくで、僕にもたくさん話しかけてくれますので、初めてお会いした気がしなくて。普段、9人のメンバーで活動していますので、僕自身もみなさんのなかに入っていくことが好きですし、スタッフさんもキャストのみなさんもグループのことをいろいろ聞いてくださるんです。ありがたいことです。
ちなみに、Hey！Say！JUMPのみなさんからは、
ドラマについて何か言われましたか？
前作（ドラマの「水球ヤンキース」＜フジテレビ＞）で水球を、前々作で野球をやりましたので、「またスポーツやるの？」って。今回は剣道で、球技ではなかったですが、やっぱり無縁ではなかったです（笑）。剣道の防具を着けて、竹刀を振ったりするのは楽しいですね。
最後に、今後の見どころとドラマにかける意気込みを
お聞かせください！
言っていることは間違っていないけど、やっていることが間違っているという、ちょっとズレが生まれて来るのが、今後の鷲尾のかわいいポイントかな、と思います。マジメ過ぎるが故に崩れていくところもありますが、鷲尾は視聴者のみなさんに一番共感していただける役ではないかと思っていますので、注目していただけたら嬉しいです。それと、僕自身、（「エンジン」＜フジテレビ＞）10年ぶりの月9出演で、成長したところを見せないといけないというプレッシャーもありますが、楽しみながら頑張りたいと思っています！