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読み人倶楽部の読書会コミュの第33回読書会☆報告☆『日の名残り』

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 早咲きの桜が窓からのぞくいつもの会議室。読書会のメンバーでこうしてこの季節をむかえるのは何度目になるでしょうか。折り重なるいくつもの縁〜えにし〜に感謝しつつ、とこしえに煌めく「時」を感じながら、ただひたすらに、合掌。

 という訳で、カズオ・イシグロの『日の名残り』を読みましたね。小説の読書会が上手くいった経験があまりなかったので少し心配してましたが、なかなか充実したのではないでしょうか。やはり、懐の深い小説だったというのがポイントだったのかもしれません。読書会中にも触れた点ですが、スティーブンスの語りにそもそもつきまとう信用できない感じがそれに一役買っていたのでしょう。

 慌てて付け加えなければなりませんが、では、全てがあやふやでぼんやりした小説なら懐が深い小説だといえるのかといえば、やはりそれは違いますよね。読者が読み込む解釈や感情移入を様々な角度から受け入れながらも、それでもなおいわく言い難いものを、座りが悪いものを提示する作品が、懐が深いと言えるのだと思います。

 ではその他、何か言い足りないことがあった方、どうぞー。

コメント(4)

読書会では半分ほどしか読めてなく申し訳ありませんでした。
ようやく読み終わりました。
改めて感想を言いたいと思います。
この作品は、著者の第一の故郷である日本にある独特の言葉「切なさ」というものを、第二の故郷であるイギリスを舞台に表現したのではないでしょうか。
人生を犠牲にしてまで一つのことにこだわりぬき、無理やりにでも納得しようとする切ない過去。
そこには、良い悪いでは語ることのできない何か特別なものがあるような気がします。
感動とともに深く考えさせてくれる素晴らしい作品でした。
文学のすばらしさを体験することができました。
読めてよかったです。
小説を読むとついつい感情移入してしまう自分の悪いクセ。
今、私を離さないでを読み始めました。
>>[2]
一人の著者の本を2冊3冊と読み、深く味わい深く知るというのはいいことだと思います。自分はなかなかそういうことをしないので、見習いたいです。
>>[3]
私を離さないでは読みやすいと思いますよ。
ただ読み進めていくと進撃の巨人の一部に似ているような…

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