ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

映画評コミュの鬼龍院花子の生涯

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
1982年…日本

監督…五社英雄

cast…仲代達矢 岩下志麻 夏目雅子

おすすめ度…★★★★☆

 大正から昭和の高知の親分の話でタイトルの鬼龍院花子は親分の妾と間の子供で夏目雅子演じる松江は親分の養女で勉強も出来てマスクも良くて鬼龍院家の娘として花子よりらしく成長している。
 花子役の不細工加減が絶妙であっぱれをあげたい。ただ佳那晃子と仲代達矢の娘なんだからもう少しルックスがいいのが出るだろうと思うけどまぁなかなかいい感じの不細工が話をわかりやすくしてる。
 鬼龍院とは親分の渡世名で本名ではない事や花子が敵方の女になって親分を裏切る経緯や花子の母つるが出て行った経緯をやってないのでこのあたりの経緯もやってほしかった。
 大正位にはこんな親分がいたんだろうと思うし今と違って色々理不尽な事も沢山あって大変だったんだろうと思った。
 で、結局鬼龍院親分の栄枯盛衰と松江が諸行無常を悲しく嘆いた映画。
 婉曲的タイトルの付け方が耽美で良かったし東映の任侠映画なんだけど仲代達矢がいるからかどうかは分からないけど東映色が薄くほぼなくてなかなかいい感じの映画になってる。
 もう少し分かりやすく花子の経緯を描いて欲しかったけどタイトルとのバランス、時間の制約があったのかなぁ。ただ花子の経緯を沢山入れたら確かに婉曲的タイトルがなんの頓知もなく鬼龍院花子の生涯ってタイトル通りの映画になちゃうのでこんなもんでいいのかなぁとも思います。
 原作の小説を読んでみたくなりました。おすすめ度は星4つ。
私はBlu-rayを購入して見ましたがデジタル処理のせいか所々残像があり見づらかったです。
 それとこれだけ言いたいんだけど、夏目雅子が啖呵を斬るシーン。あそこは田辺の父親に本当のびんたを浴びせて欲しかった。あれではせっかくの啖呵も台無しだしびんたの迫力が啖呵に加わっていいシーンになってたと思う。役者なんだからビンタや前歯の1〜2本は屁でもない筈だしあそこのシーンは夏目雅子の本気のびんたするべきシーン。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

映画評 更新情報

映画評のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング