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サクラ大戦 de PBWコミュのサクラ大戦PBW 第一話後半リプレイ

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 予知当日。
 突貫で用意した舞台上では、シルエラとシグナルがショーを繰り広げていた。
「メイドVSゴジラ〜セントラルパークの仁義なき戦い」と書かれた杏里手製のビラの効果か、被害者となる一般人は全員舞台に釘付けだ。
 順調に進む舞台を客席の一番後ろから見ながら、セルヴァは結芽に問いかけた。
「結芽。頼んだ品の用意はできておるかの?」
 セルヴァの問いに、結芽は頷いた。
「ええ。折り畳み式の物を用意できたわ」
 結芽が取り出して示したのは、亜麻色のヅラだった。
 昨日ミーティングの後、セルヴァが結芽に依頼したのだ。
 品質は問わない、としながらも、指定したのは亜麻色ストレートでマッシュルームカット、中央分けで眼鏡があればなお良し。
 妙に具体的な注文に、結芽は苦笑いをこぼした。
「セルヴァが言っていたようなカツラがちょうどあったから持ってきたけれど……。これ、どう見てもサニーサイドさんの髪型に見えるわね」
「今後、さらに面倒な事案が奴からくるであろう。ちょっとした嫌……、もといお茶目じゃよ?」
 にんまりと微笑むセルヴァに、結芽はクスリと笑った。
 セルヴァはふと、真面目な表情になると、舞台上を見た。
 放水するつもりが目からビームをシルエラに向かって放ち、シルエラがとっさに防御結界で軌道を逸らしてなんとか避けている。
 シルエラに本気でどつかれながらも、逆に邪魔だと言わんばかりに反撃するシグナルに、セルヴァは苦笑した。
「シグナルを攻撃の要にするのは構わぬ。だが、あ奴の力は不安定すぎるでな?」
「そうね。三分の一でカツラが飛ぶとか、最初知った時はどうかと思ったわ。でも、それならそうでこちがらフォローすればいいだけだもの」
 前日から綿密に準備して、不測の事態にも対応できるだけの装備を整えた結芽は、注意深く魔の発生地点を探っていた。
 シルエラの正義のメイドとナチュラル悪役なシグナルの演技に、檜希のMC。
 ひいき目を差し引いても、おもしろい舞台だ。
 このまま、和やかに終わればいい。そんな願いは、突如現れた空間のゆがみによって、あっけなく裏切られた。

●シルエラ&シグナル 第一ターン
 予知された地点に、突如魔は現れた。
 赤いコアを持つ、巨大な不定形の化け物と、その周囲の一回り小さなジェル状の化け物。
 魔の気配に驚いた一般人は一斉に振り返ったが、これも演出の一つかと思い込んでいるようだった。
 口笛まで吹き出す一般人に、シグナルが突如牙をむいた。
「愚民どもが! さっさと避難するがいい!」
 舞台を降りて大迫力で迫る巨大なゴジラに、観客は慌てて立ち上がった。早く動けない観客に向けて、シグナルは怒鳴り散らしながら威圧する。
 強制的にでも追い散らそうとする迫力に、観客は何とか逃げようと走り出す。
「ゴジたんが暴走しました! 皆さん、急いでこちらへ移動してください!」
 檜希が観客を指定した場所まで誘導する。パニックに陥った観客は、檜希の誘導に従って安全圏へと走って逃げていった。
「ちょ、ちょっと何って、きゃあ!」
 そんな中、慌てて走り出したダンサーの少女が、逃げ出す観客の一人に強く押されて転んだ。
 捕らえる好機と見たのか、セルヴァと結芽の攻撃を逃れたリトルジェリーの一体が、ものすごい速さで少女に這いよった。
 ジェリーが大きく伸びると、強酸を吐き出した。ダンサーの少女に死の酸が降り注ぐ寸前、強酸が見えない壁に張り付いた。
「大丈夫?」
 シルエラが張った防御結界が、ダンサーの少女を護る。シルエラは急いで少女に駆け寄ると、手を差し伸べた。
「さあ、立って! ここは危ないわ。早く逃げて!」
「あ、ありがとう!」
 シルエラの手に縋って立ち上がった少女は、急いでその場を離れる。
 シルエラの防御結界が酸で溶かされる。結界を破ったリトルジェリーAは、シルエラに狙いを定めたようにうごめいた。

●セルヴァ&結芽 第一ターン
 ジェリーが現れた直後、口笛が響いた。
 災禍の杖<カラミティーロッド>がセルヴァの詠唱に反応し、青い輝きを杖の先端に灯す。
 セルヴァが杖に集まった冷気で、結芽に触れた。
 結芽の体が青白く輝き、動くと燐光が少し遅れて結芽を追いかけた。
 手にした飛苦無もまた、青白く輝く。セルヴァは次の詠唱に入りながら、結芽に伝えた。
「発光している間、お主の攻撃は全て冷気属性となる。存分に放つがよい」
「ありがとう!」
 凍った飛苦無で必殺技の初期動作に入った結芽の目の前に、リトルジェリーBが迫った。
 リトルジェリーBが大きく伸び、結芽に食らいつこうとする。結芽がダメージを受ける直前、水が降り注いだ。
 水ヨーヨーを咥えて空を飛んでいたカヤが、リトルジェリーBのコアにヨーヨーを叩き付ける。
 カヤが投げつけた水ヨーヨーは的確にリトルジェリーBのコアに刺さり、リトルジェリーBは一瞬ひるんだ。
 その隙で十分だった。
 花が舞うように、苦無が舞った。
 一瞬ふわりと浮いた飛び苦無は、次の瞬間空を裂き、リトルジェリーBに向かって鋭く飛んだ。
 隠し持っていた複数の苦無が、リトルジェリーBに突き刺さる。
 苦無自体の殺傷力はさして高くないが、氷の霊力を込めた苦無は容赦なくリトルジェリーBに突き刺さる。
 冷気の属性を得た霊力が、リトルジェリーBを凍らせた。
 完全に凍ったリトルジェリーBが、甲高い音を立てて崩れる。
 次の詠唱に入っていたセルヴァに、リトルジェリーCが動いた。
 詠唱に集中した一瞬の隙を突いたリトルジェリーCの触手が、セルヴァの腕に絡みつく。
 杖を持った腕に絡みつかれたセルヴァは、走る痛みに眉をひそめた。

●シルエラ&シグナル 第二ターン
 リトルジェリーAはブヨブヨな体を大きく震わせると、シルエラに向けて鞭のような触手を放った。
 シルエラは再び、防御結界を張る。触手は真っ直ぐにシルエラに向けて飛び、腕に絡みつく。
 防御結界に覆われた腕は、シルエラに大したダメージを与えない。
 引きずり込もうとするリトルジェリーAと、させまいとするシルエラ。
 シルエラはリトルジェリーAを睨みつけた。
「みんなの憩いの場である公園と、楽しい時間を邪魔させないわよっ!!」
 リトルジェリーAは、シルエラの叫びを聞いたのか。なお強い力でシルエラを引きずり込もうとする。
「そのままでいたまえ!」
 シグナルの声が響いた瞬間、ぴんと張った触手が、ふいに緩んだ。
 シグナルは動けないリトルジェリーAに向けて、高圧の水を放った。
 つもりだったが、右目からビームが容赦なくリトルジェリーAを焼き切るように突き刺さった。
 コアを破壊されたリトルジェリーAは、一瞬痙攣するとどろりとした液体に変わる。
 周囲の草を溶かしながらつぶれるリトルジェリーに、シルエラはホッと息を吐いた。
「さすがね、シグナル」
「ふん。金のためだからな!」
 シグナルは興味なさそうに鼻を鳴らすと、ビッグジェリーの方へと駆け出した。

●セルヴァ&結芽 第二ターン
 セルヴァの杖に触手を絡ませたリトルジェリーCは、強酸性の粘液を触手から滲ませた。
 災禍の杖<カラミティーロッド>の発動体に絡みついた酸の影響からか、詠唱が中断される。セルヴァは苛立たしげに杖から引き剥がそうとした。
「ジェリーの分際で、我が詠唱を止めるとはな!」
「セルヴァを離しなさい!」
 リトルジェリーCが伸ばした触手に、結芽が駆け寄った。
 冷気を帯びた苦無を振るい、リトルジェリーCの触手を切り裂く。ピンと張った触手が断ち切られたリトルジェリーCは、弾かれたように宙を舞うと、ビックジェリーの傍へと落ちた。
 セルヴァは残った触手を振り払うと、災禍の杖<カラミティーロッド>をチラリと見た。
 リトルジェリーCの強酸程度で溶けるような災禍の杖<カラミティーロッド>ではないが、生身の手は違う。
 酸によって冒された右手が痛みと熱を訴えるが、セルヴァは何でもないかのように一つ手を振ってこれを無視した。
「大丈夫? セルヴァ!」
「ふん。リトルジェリーごときの攻撃、どうということもないわ!」
 セルヴァは改めて災禍の杖<カラミティーロッド>を構えると、残ったビッグジェリーとリトルジェリーCを睨んだ。

●第三ターン
「セルヴァ、大丈夫?」
 リトルジェリーAを倒したシルエラは、セルヴァに駆け寄ると傷ついた腕に手を伸ばした。
 白い炎がシルエラの手から生まれ、セルヴァの腕を包み込む。
 ダメージのみを灼く白い炎は、痛々しい傷をやさしく包み込み、更にセルヴァを薄く覆った。
 シルエラが手を離した時、セルヴァの腕には傷痕ひとつ残ってはいなかった。
 自らを覆う白い炎の障壁結界に、セルヴァは満足そうに笑った。
「ふむ。そなたもやるではないか」
「ありがと! ……後は、ビッグジェリーとリトルジェリーね。雨が降ればいいのかもだけど……。そんな雨乞いの祈祷師もいないものね。だったら、みんなでやるしかない!」
「そうね。あと一息、頑張りましょう!」
 元気にガッツポーズを決めるシルエラに、結芽は頷きを返した。
 リトルジェリーCが再び震えると、体当たりするように再びセルヴァへと飛びつこうとジャンプした。
「二度は食らわぬよ!」
 セルヴァは圧縮詠唱した氷の矢を、リトルジェリーCへと放つ。無数の矢がリトルジェリーCのコアに突き刺さり、リトルジェリーCを凍りつかせる。
 リトルジェリーCは冷気から逃れるように膨れ上がると、最後の力でセルヴァへと酸を放った。
 霧のような酸の雨はセルヴァへと一直線に向かっていったが、そのことごとくは白い炎の防御障壁で焼き尽くされる。
 リトルジェリーCは力尽きたように地面へ落ちると、甲高い音を立てて砕け散った。
「僕がやるつもりだったのに、全くもって余計なことを!」
 リトルジェリーCが倒されるのを見たシグナルは、苛立ったように吐き捨てた。
「そなたが、とろいのが悪いのじゃ」
 機嫌を損ねるシグナルを、セルヴァは全く意に介さないとばかりに肩をすくめた。
 リトルジェリーがすべて倒されたビッグジェリーは、ブルブル大きく震えると、大きく伸びた。
 大きなコアが割れ、禍々しい牙が現れる。
 全員を包み込めるほど大きく伸びたビッグジェリーは、そのまま森組を飲み込むように襲い掛かった。
「ええと、放水はこうかな!」
 ビッグジェリーが攻撃する寸前、檜希の声が響いた。
 ビッグジェリーの背後にある池に設置した高圧洗浄機から放たれた水の矢が、大きく伸びたビッグジェリーの背中(?)をえぐる。
 ビッグジェリーは驚いたようにぐるりと反転すると、さっきまで内側だった面を外側に、再び丸まった。
 ビッグジェリーは大きく震えると、地面に溶け込むように輪郭が薄くなる。
 露わになったビッグジェリーのコアに、柄の短いハタキが突き刺さった。
 いや。ハタキではない。苦無で固定された、サニー頭のヅラだ。
 ヅラは正確にコアに突き刺さる。ヅラに向けて、セルヴァが楽しそうに杖を向けた。
「さぁ舞台は整った! シグナル、お主の見せ場じゃ! その効果の安定せぬ必殺技で、見事カツラを落として見せよ!」
「レッツ、世界征服!」
 セルヴァの声に、シグナルがビッグジェリーを指さした。
 ヅラが燃えるのを期待したが、出てきたのは水だった。
 シグナルの左目から放たれた高圧の水が、ビッグジェリーのコアを貫く。
 噴水のように飛び散ったビッグジェリーの体に、弾かれたサニーヅラが宙を舞った。

●戦闘後
「皆さん、お疲れ様でした! お蔭で人的被害ゼロで、ジェリーを倒すことができました!」
 森組に駆け寄った檜希は、感動したように笑顔を見せた。
「ふん! 世界征服のためだからな! 僕は帰る」
「ありがとうございました、シグナルさん! ボーナスの件は、サニーさんにきちんと交渉しますから」
「当然だ!」
 のしのしと立ち去るシグナルに、セルヴァも歩き出した。
「公園ごと潰しても良かったのじゃが……。まあ、こんなところじゃろう」
「お、お手柔らかにお願いしますね。セルヴァさん、今日はありがとうございました!」
 手をヒラヒラとさせながら立ち去るセルヴァを見送って、シルエラが元気に立ち上がった。
「終わったら後始末よね。来た時よりも美しく!」
「シルエラさんも、ありがとうございました! お掃除、お手伝いしますね!」
「ありがと♪ いい汗流してお掃除しましょ♪」
「掃除道具、ここでいいかしら?」
 いつのまにか掃除道具を持ってきていた結芽が、ごみ袋を広げながら言った。
「あ、はい! 結芽さんもカヤも、ありがとうございました」
「いいのよ。被害が少なくて良かったわ。……さあ、お掃除済ませましょう」
「わーい♪ じゃあ私は、舞台を片付けるね!」
「手伝うわ。カヤはゴミ拾いをお願いね」
「では僕は、高圧洗浄機を返してきます」
 一般人の避難を終えた月組が、いそいそと掃除する三人を慌てて手伝う。
 セントラルパークの午後は、にぎやかに過ぎていくのだった。




●どこかの暗がりで
「へえ、ジェリーが倒されたんだ」
 ここではないどこかで、若い男の声が響いた。
 薄暗い部屋の中央に、楕円形のテーブルが置かれていた。
 テーブルには黒絹のテーブルクロスが掛けられていて、燭台に灯された蝋燭が、なめらかな光沢を映し出していた。
 テーブルの周囲に人影が五つ。窓のない部屋に灯された蝋燭の灯りだけでは、人影の顔まで窺い知ることはできなかった。
 テーブルの中央には、水晶玉があった。そこには、対ジェリー戦の勝利を喜ぶ森組の姿が映し出されていた。
 嬉々として掃除するシルエラ達の姿を、初老の男が鼻先で嗤った。
「殺界領域に干渉しうる霊力者を集めたか。なかなか、やりおるわ」
「森組とやらも、なかなか興味深いですわね。あの女が、よくも動いたこと」
 コロコロと鈴を鳴らすように笑う女の隣で、小さな人影がうごめいた。
「フン。せいぜい、手のひらの上で踊るといいさ。世界の綻びは、もうすぐそこだ」
「……なんでもいい。早く殺らせろ」
 巨体の大男が、不満そうにつぶやく。
「ふふっ。すべてはあのお方のため。そして全ては……」
「「「「「我らが目的のために」」」」」
 全員の声が唱和した瞬間、蝋燭の炎が一斉に消えた。
 人の気配が消えた部屋に、水晶球だけが怪しげに輝いていた。




 次回予告

 セントラルパークは、爛漫の春。
 花は咲いて、鳥が鳴いて、人々が平和を謳歌している。
 桜の花が咲き誇り、美しく散る。
 青い空に吹く風を、独り占めはもったいない。

 次回 サクラ大戦PBW 第三話 「そうだ、花見をしよう」

 木々のご加護がありますように。
 皆と親睦も深めないとね。真剣に。

コメント(12)

今回のプレイング

シグナル

ふむ、やっと戦闘か。これで金を稼げるな!じゃんじゃん稼いで、軍備を増強し、この世界を僕にひれ伏させてやる!ふっ。レッツ、世界征服!

忍者が何か言っていたな。この僕に一般人の惹き付けをやれ、と。
はぁ…なぜ、一流悪役着ぐるみ役者の僕が、メイドなどと共にショウをしなくてはならないのか。
まあいい、腹いせに、舞台上からガンガン放水してやる。一般人に少々かかったところで、連中はイベントの一種として喜ぶくらいだろうしな。
ふん、愚民どもめ。ノロノロしていたら、僕が襲いかかって、強制的にでも避難させてやる!金のためだ!
花粉を最大限にこき使ってやらないとな。しかし花粉は小心者だな。ちゃんとヅラを用意できるのか、あの男は?

忍者とばーさんが敵をやるようだが、とどめは僕が刺さないとな。
報酬アップの交渉ネタにしてやる。なんとしても手早く一般人避難を終わらせて、敵に突撃するぞ!
このまま忍者に大きな顔をさせておくのも、本意ではないしな。

というわけで、基本的に前のめりな感じで、一般人をさっさと避難させて、ガシガシ敵を攻撃し、…必殺技発動条件ってなんだ?ゲージかなんか貯まるのかな? とりあえず、良さげなタイミングで必殺技をかまそうとします。
仲間意識なんかこれっぽっちもないので、シルエラだの檜希だのがぐずぐずしてたら「邪魔だ!」と蹴り倒すくらいのことはしかねません。
仲間の無事は任務達成条件に入ってなかったよね、確か?
金のために、報酬を完璧に貰えるように頑張るけど、それ以外は仲間が傷つこうが、全く気にしません。
ツンデレではなく本心から邪魔そうに「足手まといはどきたまえ!」くらいは言います。
仲間がサクサクお役立ちの場合は、黙々と任務達成に集中します。
シルエラとかに回復魔法をかけてもらったりしたら、「ほぉ。多少は役に立つのだな」と、微妙に存在を認めます。
仲間が敵にとどめを刺した場合は「僕がやるつもりだったのに、全くもって余計なことを!」と、機嫌を損ねて、ますます仲間を邪魔っけにします
シグナルが本当にピンチの時に仲間が助太刀した場合は、「ちっ、余計なことを」と口の中でモゴモゴつぶやく(仲間には聞こえない)けど、仲間に感謝もしない代わりに、怒りもしません。シグナル的には、プライドを傷つけられた思いと、助かったというホッとした気持ちが混ざってて、むしろ淡々と無表情になります。
シグナルが全くピンチじゃないときに仲間が助太刀すると、「僕の手柄を横取りするつもりか!」と怒ります。



結芽

1)前日夜、杏里に簡易公演のビラを作れないか相談。直前に公園内の人に配りながら、さりげなく誘導できるようにする。(あまり早くに撒くと、余計な人を集めそうなので、直前に近場の人だけ)
檜希に必要台数の高圧洗浄機確保依頼。
森組の仲間たちと、明日の行動内容確認。


2)魔の発生予定の日の朝から現地の確認。使えそうな水場のチェック。4時間前には檜希の避難誘導経路最終確認。
3時間前には部屋に戻り、プチ公演にも耐えられる衣装的な装備に変更(簡易忍び装束)。クナイ・短刀・煙り玉薬草いろいろ・水の入ったヨーヨー・事前に調査した仲間のプロフィールをふまえ、念のため折り畳みカツラ装備。


3)2時間前には現地で準備。一般人引き付け予定場所を中心に。1時間前には近場の人にビラを撒きつつ、さりげなく誘導(特に予知の犠牲者には確実に)。30分前、各自配置場所に来ているか確認。欠けている場合、いるメンバーで作戦遂行。15分前プチ公演引き付け開始。サポートしながら、魔の発生予定地点に待機。


4)魔が現れたら、一般人は避難誘導メンバーに任せセルヴァがいれば連携してクナイでリトルのコアに攻撃。その際、セルヴァに魔法をかけてもらい、クナイを凍らす。セルヴァに差したクナイを媒介にして水氷魔法を叩き込んでもらう。

セルヴァがいない場合は、必殺技「残花乱舞」でリトル殲滅。ビッグには攻撃を当てない。

カヤは可能なら水ヨーヨーで上空より援護。

※敵の攻撃は、回避スキルで、できるだけ回避。


5)リトルを殲滅後、ビッグ対峙。引き続き攻撃しながら、隙を見てビッグにヅラを被せる(できればクナイで固定・カヤと連携もあり)状況次第で単独攻撃も。シグナルがいる場合、シグナルの攻撃の邪魔にならないようにする。

6)その他、不足の事態には臨機応変に攻撃・防御・癒し等行うこととする。


カヤとの連携必殺技は、考えてなかったけど、余裕できたら考えたいなー。
シルエラ



今回の行動は…基本はみんなと相談した通りに一般人を誘導&守りながらの支援に、戦闘終了後のお片付け担当で動きたいです。でもって、

「雨が降ればいいのかもだけど…そんな雨乞いの祈祷師もいないものね。だったら、みんなでやるしかない!みんなの憩いの場である公園と、楽しい時間を邪魔させないわよっ!!終わったら後始末よね。来た時よりも美しく!いい汗流してお掃除しましょ♪」

後始末のお掃除で、ダブルクロスの紅月兄が呼んだ清掃業者を思い出したのはナイショ☆



セルヴァ

「ひとつ、頼まれてくれぬかのぅ?」

作戦の打合せが終わり皆が各自動き出した時、ワシは結芽に話しかけた。

「カツラを用意しておいて欲しいのじゃ」

いきなりこの人は何を言うのだろうか…。

結芽の眼は不審そうな眼だ。

「シグナルを攻撃の要にするのは構わぬ。だが、あ奴の力は不安定すぎると思わぬのか?」

結芽は確かに、不安要素ではあると頷くと共にこちらの意図を察してくれたようだった。

「時間も無いし、品質も問うものでもない。こんな感じのモノなどどうだろうか」

ワシの示した提案を聞くと結芽は呆れながらも了承してくれた。

「今後、さらに面倒な事案が奴からくるであろう。ちょっとした嫌…もといお茶目じゃよ?」

単に面白がってるだけじゃないかと、突っ込まれたがその表情はワシに同意を示していた。




当日、皆が集まった。

模擬戦すらしていない、急造部隊での突貫作戦ではあるが不安な気持ちは微塵も無い。

まぁ何とかなるだろう。

最悪の場合は公園ごと潰せばいいだけの事。

幾ばくかの小言とペナルティーがつくだろうが、些末な事だ。

結芽がカツラを持ってきていた。

前髪を中央で綺麗に分けられた亜麻色の短髪のカツラ。

どこかのショウの支配人に酷似しているが足りないものがひとつある。

「眼鏡もついていれば完璧なのだが…。惜しいな」

今度こそ、結芽は呆れきっていたようだった。



戦闘が始まった。

シグナルとシルエラが濡れながらも己の役割をしっかりと果たしている。

「ここからワシらの出番じゃな。」

 カラミティーロッド
<災禍の杖>を左手に持ち詠唱を開始する。詠唱時間を0.5にまで圧縮させたそれは知識がなければ口笛にしか聞こえない。

 カラミティーロッド
<災禍の杖>が詠唱に反応し頂にある発動体の石のみ淡く輝き、右手に冷気が集まる。

流石にこの程度の低レベルの魔法では杖が完全発動する事もない。

右に集まった冷気で結芽に触れる。

結芽の体が氷色に輝く。

「発光している間、お主の攻撃は全て冷気属性となる。存分に放つがよい」

言葉を発しながらも次の詠唱に入る。

結芽がリトルのコアに向けてクナイを放つ。

着弾の瞬間を合わせ詠唱により召喚した氷の欠片が次々とリトル達に当たる。

只でさえ冷気が付与されているクナイで致命傷を負っている所にこの氷の破片は連中の止めを刺しまくっている。

オーバー・キルもいいところじゃな。

ふと、柄の短いハタキが飛んだ。

否、あれはカツラか。

器用にビッグの頂上に被さった。

結芽のクナイ捌きは一流じゃな。

「さぁ舞台は整った!シグナルお主の見せ場じゃ!」

その効果の安定せぬ必殺技で見事カツラを落として見せよ!


という訳で、遅くなって本当に申し訳ない!!
第二話戦闘シーンのリプレイです。
シグナルの攻撃は、ネットダイスで振りました。
1,2=右目からビーム 3,4=左目から放水 5,6=ヅラ炎上
です。
見事にヅラスルーわーい(嬉しい顔)
なんだか、連携めいたものがあるような、ないような。


次回は、せいるさんのリクエストで「ニューヨークの長い一日」的な戦闘なしシナリオです。
よろしくです〜w
結構、セルヴァと結芽が仲良しなのがw


どっちも、頭の回転良さそうなので会話してて楽なのかも♪

シグナル・シルエラのマイペースコンビは、あれでバランスとれてそうだしウッシッシぴかぴか(新しい)


あ、マスターに確認!一般人が逃げたのは「安全圏外」でなくて、「安全圏」では?皆が安全じゃないとこに逃げてったーあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)と焦りましただ。

↓ジェリーに突進
走る人走る人走る人∩∩∩
おお、なんかうまいこと解決してるな!
敵はボス含めて少なくとも6匹か。
ちゃんと放水でトドメさせて良かったのに、ヅラが出なくてなんかがっかりしたようなw
シグナル以外のメンバーがまともで、安心だw
>>[5] なんか、大人な会話って感じw
なかなか良さげでしたな。

誤記修正しました〜。
楽に修正できるのはイイネw
>>[6] ちゃんとかみ合うもんだねぇ。
奥が深い。
敵はボス含めて4体だよん。
シグナルは2体倒して、結芽とセルヴァが一体ずつ、シルエラが避難と防御・回復に大活躍!
舞台上でヅラが炎上したら、結芽が火傷したのだろうか^^;
>>[008]
いや、ジェリーやなくて、チラ見せ敵のことだよ。

あー、頭にかぶってるカツラは浮かんで地面に落ちて燃えるので、火傷はしません。懐に入れてあるカツラは無反応で手(パー)
>>[9] 何人だろう。最低5人はいるはず。

頭にかぶったヅラ限定か!
ほんとうにネタ能力だなわーい(嬉しい顔)
ちゃんとしたシナリオになってる、だと!?
シグナル、シルエラは凸凹コンビぽくて素敵ぴかぴか(新しい)
セルヴァは、頭良さそうでも掃除せずに帰っちゃうシグナルと行動パターンが同じという(^^;;
単に忘れてたんだけど、帰っちゃう方がらしいかな(^O^)
>>[11] ね! これが面白いところだよねw

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