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社会福祉士レポート〜受験コミュの心理学理論と心理的支援 

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心理学理論と心理的支援   学籍番号  xxxxxxxxx

A氏は、大手企業に管理職として勤務していた。50歳の頃、右視床出血を発症し救急搬送された。一命を取りとめるも左半身に麻痺が残った。歩くという事に強い意志を持ち積極的なリハビリにより杖歩行ができる所まで回復し職場復帰された。平成19年長年務めた会社を定年退職され、この頃より認知症を発症。三男と同居していた自宅より高齢者専用賃貸住宅(以下、高専賃)へ転居される。その後も認知症は進行し一人で外出しては居場所が分からなくなりその都度、警察に保護されていた。このため高専賃での生活の継続が困難となり平成20年5月緊急入居の相談を受け認知症対応型共同生活介護の利用に至った。Aさんは他利用者と比べ年齢が若いため、共同生活にストレスをためないように個別ケアと並行しながら共同生活に馴染んで頂けるように支援した。この結果、もともと温厚で社交性のある性格から皆とも馴染み穏やかに生活していた。平成22年5月頃より精神症状を伴う認知症の進行により利用者および職員への暴言・暴力が出始めた。他利用者のA氏に対する誹謗中傷発言も重なり日々、興奮状態が続いていた。同居者全員がこれに怯えてしまい共同生活に大きな支障をきたした。主治医(内科医)・家族・事業所で検討を重ねた結果、一度専門医による診療を受けることとなり、受診の結果、脳血管性認知症とATDの混合型と診断され入院加療が必要となった。リスパダールを服用開始してからは病院内では興奮状態はなく他の患者の病室に入り怒鳴られることが頻繁にみられるが、これに対し言い返したり等トラブルになることはなかった。入院中、廊下で転倒し左肩を脱臼される。院内では歩行禁止とされ車椅子に乗車しY字型抑制帯を着用していた。健側下肢にて車椅子の自操は可能。このため以前のように自立した歩行は困難となった。同年7月退院され、施設に戻られる。下肢筋力および体幹バランスの低下により歩行は困難な状態にあった。また左肩の脱臼も完治していないため車椅子にて対応をしていたが危険認知の低下などにより何度も車椅子より立ち上がろうとされ、時に転倒されケガを負うこともあった。A氏からは、認知症の進行により今後の生活の場に対する意思の確認は困難な状況にあった。ストレスの要因については言葉による表出はなく、暴言などを含めた日頃の言動より解釈する必要があった。また家族の希望として、また兄の代弁者として、再び杖で歩けるようになれば嬉しい。兄は10年前も「歩く」ということに強くこだわりリハビリを頑張った経緯がある。きっと今もそう思っているはずです。とお話された。若年性認知症の特長の1つは、本人の困難のみならず、周囲に及ぼす影響が大きいという点である。特に男性が発症した場合は、家計を支える立場であることが多いために経済的な困難も起こりやすい。さらに、子どもへの影響も大きく、親の様子や言動の変化を受け入れられないままに、子ども自身が精神的なダメージを受けてしまうケースや、経済的な問題から進学をあきらめなければならなくなるケースもある。若年性といえども、時が過ぎれば高齢になっていく。重度になるにつれて、ケアに求められるニーズは高齢者のものと重なる部分も多くなるだろう。しかし、初期段階における若年性認知症者の課題は、一人ひとりの環境や状況によって個別に異なり、高齢者以上に自分自身の置かれている立場が深刻になりやすい。このように、生活基盤そのものが崩れてしまいやすいことから、医療、介護、就労、メンタルヘルス、経済面に至るまでのトータルサポートにより、本人と家族とを一体的に支援していくことが求められるだろう。

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