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NNDDL〜略称「のんどる」〜コミュの失敗の本質

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【失敗の本質】

【Amazon】
失敗の本質―日本軍の組織論的研究
(中公文庫)
戸部 良一 (著),
寺本 義也 (著),
鎌田 伸一 (著),
杉之尾 孝生 (著),
村井 友秀 (著), 他
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敗戦の原因は何か? 今次の日本軍の戦略、組織面の研究に新しい光をあて、日本の企業組織に貴重な示唆を与える一冊。

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この国の失敗の本質
(講談社文庫)
柳田 邦男 (著)
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正面から失敗を議論できない日本に警鐘
阪神淡路大震災が起こって4年が過ぎ、人々の心から、あの時のショックが嘘のように消えつつある。その証拠に、当時村山内閣の危機管理に関して厳しい批判を浴びせたマスメディアもその後を十分には検証していない。何をあの大災害から我々は学んだのか。政府や地方自治体は、いずれは必ずや起きるであろう大震災に、村山内閣と同様の失敗を繰り返さないという自信はあるのか。そんなことを考えていたら、その点をより深く、問題の本質に迫って注意を喚起している書物に出合った。

第2部の「大災害と生存の条件」から読み出したが、著者が当時すでに、災害の現場を歩きながら(本書は、既発表の作品を集めたもの)単なる感想ではなく、現在にも示唆的な処方箋を提示していることに驚いた。たとえば、極めて短い作品だが「阪神大震災に学ぶ危機管理の核心」では、情報キーパーソンの重要性を指摘している。

要は、情報の把握と判断の遅れが、大震災の被害を拡大したのだから、政府は情報網の確立など対応策を講じるだろうが、それだけでは不十分であろう。必要なのは情報のプロで、それは1、2年で代わるような担当者ではだめだというのである。ほかの分野よりも余計に防災のプロは、情報の蓄積と勘が求められるということは素人の私でも理解できる。しかし、状況は著者の危惧する方向に進んでいる。

「ゼロ戦コンセプトの成功と失敗」も興味深く読んだ。日米で戦闘機の設計思想が大きく異なり、日本の場合、機体の軽さを追求したために、強度や防弾は後回しにされ、結果的にパイロットの命は二の次になったというのである。その不利な点を精神力で補えといっても、米国の合理的設計思想には勝てるわけがない。

この作品を含め、医療、高速増殖炉もんじゅなど効率追求の社会の事故がどのようにして起きるかなど、これまでの官僚機構、企業の失敗を検証し、実は多くの失敗は、日本軍の組織上の欠陥に起因するとしている。特に、人的ネットワークを偏重し、また学習を軽視していたことが問題だとしている。

ではなぜ、失敗を学習しないのか。それは「文化的な欠陥遺伝子」、つまり、正面から失敗の原因を議論しようとすると、組織内で白い目で見られて孤立してしまう傾向が日本では強く、結局、「起こったことは仕方がない、今から蒸し返す必要はない」と封印してしまうからと指摘する。官僚機構は、なにも公的機関にのみ存在するわけではない。私企業においても、全く同様のことが生じているはずである。著者の指摘に学ばずに、我々は再び過ちを繰り返すことになるのであろうか。

(慶応義塾大学教授 草野 厚)
(日経ビジネス1999/2/22号)

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東電帝国―その失敗の本質
(文春新書)
志村 嘉一郎 (著)
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札束で政治家を、天下りポストで役所を、寄付金で学界を、潤沢なPR費でマスコミを支配し「原発安全神話」をつくり上げてきた東京電力。元朝日新聞電力担当記者が、長年の取材を元に「驕りの帝国」の実像を描く。

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