聖書研究入門　コミュの聖書(み言葉）について

■聖書成り立ちについて

●旧約聖書・・・・３９巻
１．律法の書・・・創世記から始まって、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記の五つを「律法の書」といって、モーセが書きました。「モーセの五書」とも呼ばれています。

２．ヨシュア記〜エステル記・・・歴史書

３．ヨブ記〜雅歌・・・・・・・諸書

４．イザヤ書〜マラキ書・・・・預言の書

●新約聖書・・・・・27巻
１．マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの福音書・・・四福音書

２．使徒行伝・・・・・・初代教会の記録

３．ローマ書〜ユダ書・・・・・書簡　

４．ヨハネの黙示録・・・・・・黙示録


聖書は、さまざまな背景の人々が神の霊感に感じて書いたものです。
モーセが書いたのは、今から3500年ほど前です。ヨハネの黙示録が一番最後に書かれたものですが、これは西暦1世紀ですから、今から1900年もの昔にかかれたものです。約40人の著者によって書かれていますが、聖書全巻を通して一つのテーマが流れています。

■聖書の書かれた目的
★ヨハネ5：39
＜39 あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。＞

この聖句はイエス・キリスト自ら語られたみ言葉ですが、この時代の聖書は旧約聖書だけでした。旧約聖書には、イエス・キリストの名前も出てきません。なぜ、このように言えるのでしょうか。それは、贖罪が関係しているからです。
アダムが罪を犯して裸であることに気づいたとき、神は皮の衣を着せられた記録がありますが、それは、神が罪の贖いのためにやがて現れる救い主の十字架を意味する燔際を教えられたからです。モーセがそのことに関して書いていないのは、燔際が常識だったからです。というのも、モーセはイスラエルを読者として考えていたので常識的なことを説明するまでもなかったからでした。

★使徒行伝22：14
＜14 彼は言った、『わたしたちの先祖の神が、あなたを選んでみ旨を知らせ、かの義人を見させ、その口から声をお聞かせになった。＞

この聖句はパウロがダマスコへ行く途中に、キリストと劇的な出会いをした場面を回想して証している場面です。かの義人というのはイエスのことです。
イエスは迫害者であったパウロを選び、改心に導かれ、義の伝道者とされました。それは、イエスのみ旨を人々に知らせる伝道のためでした。

★ローマ15：4
＜4 これまでに書かれた事がらは、すべてわたしたちの教のために書かれたのであって、それは聖書の与える忍耐と慰めとによって、望みをいだかせるためである。＞

★?テモテ3：15
＜キリスト・イエスに対する信仰によって救に至る知恵を、あなたに与えうる書物であることを知っている。＞

このように聖書は自ら目的を証しています。

■聖書は神の霊感によって人の手でかかれました
★ヘブル1：1
＜1 神は、むかしは、預言者たちにより、いろいろな時に、いろいろな方法で、先祖たちに語られたが、
2 この終りの時には、御子によって、わたしたちに語られたのである。＞

★黙示録1：1
＜1 イエス・キリストの黙示。この黙示は、神が、すぐにも起るべきことをその僕たちに示すためキリストに与え、そして、キリストが、御使をつかわして、僕ヨハネに伝えられたものである。＞

使徒ヨハネはみ使いを見、聞き、それを書き記しました。非常な慄きと畏れに圧倒された様子を書いています。

★?テモテ3：16
＜16 聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。＞

★?ペテロ1：21
＜なぜなら、預言は決して人間の意志から出たものではなく、人々が聖霊に感じ、神によって語ったものだからである。 ＞

■聖書の影響

聖書は、さまざまな人々に大きな影響を与えてきました。
リンカーン、ガンジー、トルストイやスコットなどの文学者たち、また多くの科学者たちもその影響を受けています。特に命を懸けて戦った宗教改革者たちは、み言葉をもって戦いぬきました。それほどまでに強い影響力があるのです。

★ヨハネ7：17
＜17 神のみこころを行おうと思う者であれば、だれでも、わたしの語っているこの教が神からのものか、それとも、わたし自身から出たものか、わかるであろう。＞




■現代の神のメッセンジャー（エレン・G・ホワイト）の証

『神は、神からの霊感の言葉の執筆を人間にまかされた。旧新約聖書に配列されているみ言葉は、これを読んで、その指示に従うことによってだれも、天国への道を踏み迷うことがないように堕落した世界の住民の案内書として、彼らに伝えられてきたのである。』ーセレクテッド・メッセージ第一巻P.16




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