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金属加工コミュのはじめまして

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私は大学で彫刻をやっています。今夏休みで学校に人が来ないで情報を得たいと思い参加しました


お聞きしたいことがあります。
鋼の焼入れについてなんですが油での焼きいれ、水での焼きいれの違いとは何ですか?知ってる方教えてください。お願いします。

コメント(8)

俺は焼き入れは専門外なので間違いがあるかもしれませんが、それはきっとよく知ってる方々が是正してくれるでしょう。



油とか水は焼き入れというより、焼き入れ後の冷却に用いたとおもいます。


水は急激に冷却し、油は水に比べて緩やかに冷却するもんだと思います。


加熱して硬度変化をしている鋼にとっちゃ油も水も急激に冷やされてるもんでしょうけど。


一概にどちらがいいかというのは使用目的によって違いがありますが、水で冷却した場合、割れや変形が著しいと聞いた気がします。
個人的な感覚ですが、水だと硬くなり過ぎるような気がします。

刻印を作っていますが、叩いた際に刃こぼれや刃先が飛ぶ等の危険を伴いましたヨ。

焼き入れをする鋼の材質を教えてくれると答えやすいかなぁ〜
smithさん >たしかにノミの先にヒビが入ったり折れたりしてしまいます。これは石とノミの硬度があっていないのかっと思っているのですが…

けーちゃんさん>すいません。用途をいいわすれていました。
石彫をしていて石をはつる際に無垢ノミを使用しています。石の硬度のもよって焼入れのタイミングなどを自分なりに変えています。が、まだみずでしかやったことがないです。
あたしも門外漢ですが、
工具なんかの焼入れの際にはオイルを使います。
工場とか見ていると、オイルを60度とかいろいろ暖めて使うようです。

まゆちゃんさん>ウチの教授が穴をあけるために工具の刃を加工します。その際に最後、油で焼入れしているのを思い出しました。
使い方によってかえるのですかね?
学校行ったらいろいろなパターン試したいと思います
教授は冷えたままの廃油を使ってる様子。
解決済みかと思いますが、書き込みます。

 仕事で工具に焼入れを行うので、少々の知識ありです。
まず、焼入れについてですが、鋼組織をマルテンサイトもしくは
セメンタイト状に... とかいう小難しい話はナシで簡単に説明します。

まずは材質ですが、彫刻刀ならSKS相当ではないかと想像します。
焼入れ最適温度は800℃程度、上げすぎると脱炭(鋼から炭素が抜けて
強度が低下する状態)するので注意です。表面にフツフツと沸いたような
跡があれば、それが脱炭跡と判断できるので、次回はそれより低い温度で
焼きを入れましょう。 焼入れの際、油より水のほうが焼きが入ります。
”焼きが入る”とは単純に鋼の硬度が上がった状態なので、切れ味は
よくなりますが、靭性(ネバリ)が低下しており、カケ・折れが発生しやすい
状態です。 教授は一度油に入れて冷却中に、一度油から引き揚げてから
もう一度油に浸す作業をしていませんでしたでしょうか? それは焼き戻し
といって硬度を保ちながら靭性を上げるためのものです。
 一度焼きの入ったものを中温にして徐冷する事で焼き戻しを行うのですが
熟練者は上記のように焼入れと焼き戻しを同時に行います。
ただし、素人がマネをすると”焼きなまし”状態になって硬度は逆に
低下するので、これも注意です。 水で冷却した場合は一気に冷却されるので
熟練者でも焼き戻し作業は同時に行えません。 通常の手順通り、
もう一度300度程度(SKSの場合)に炙ってから徐冷をおこないます。
実際に最適な硬度・靭性の兼ね合いは、彫刻刀の場合、使用者の感覚に
なるとおもわれますので、色々な条件で焼入れ・焼き戻しを行い自分の
気に入ったフィールの焼き方を決めてはどうでしょうか?

以下にS45Cで、実際に焼入れを行った硬度データを添付します。
・生材(焼入れ前)  Hv250
・油焼きのみ     Hv420
・油焼き後、焼き戻し Hv340
・水焼きのみ     Hv860
・水焼き後・焼き戻し Hv480

以上、参考まで

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