コピペの部屋コミュの【体験・思い出】遠野で会った女子高生と心中しかけた話

(転載元)
http://nomad.ldblog.jp/archives/26139737.html

コメントに続きます
でははじまり

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2: 名も無き被検体774号+ 2013/03/29 02:31:34 ID:50PIhiUx0（主）
その時僕は19歳で、とにかく気が滅入っていた。

第一志望の大学に落ちて、滑り止めで受けた大学に入学して、そこに馴染めず結局夏がくる前に辞めた。

7月と8月はずっと部屋に引きこもって、これからの事を考えていた。
学校を辞めたことによる、俺はもう自由だ！という万能感と、
学校にも行かず働きもせず、この先いったいどうやって生きていこう？という閉塞感を行ったりきたりしていた。

3: 名も無き被検体774号+ 2013/03/29 02:34:25 ID:afJPNnjE0
ふむふむ

4: 名も無き被検体774号+ 2013/03/29 02:34:28 ID:7AEZIFjG0
河童のJKか

5: 名も無き被検体774号+ 2013/03/29 02:34:35 ID:50PIhiUx0（主）
9月に入り、このままじゃいけない、と思い、とにかく何かをする事にした。

といっても僕にはやりたい事もなければ、将来に対する夢もなかった。
しかし何かをしなければいけない。
そう思った僕は、手っ取り早く旅に出る事にした。

昔から地図を眺める事が好きだった。
それだけでどこか遠くに行ける気がしたから。
それを実現しようと思い、僕は小学生の頃から貯めていた貯金を全額引き下ろし、どこか遠くに行くことにした。

6: 名も無き被検体774号+ 2013/03/29 02:36:37 ID:50PIhiUx0（主）
行き先は決めていた。

東北。岩手の遠野。

もともと北国に興味があり、ちょうどその頃柳田國男の「遠野物語」を読んでいた事もあって、そこに行くことにした。

時期的に青春18きっぷが出ていたので、それを使って鈍行列車で東京から、北へ北へと向かっていった。

12時間くらいシートに座りっぱなしなので、途中で尻が痛くなった。

7: 名も無き被検体774号+ 2013/03/29 02:39:10 ID:50PIhiUx0（主）
始発の電車に乗って自宅から出発し、遠野に着いたのはその日の夕方だった。

駅に降り立った瞬間、真っ赤に燃える美しい夕焼けが目に入って、
それを見た瞬間、ここに来てよかったなと思った。

宿は駅から歩いてすぐの民宿を予約していた。

素泊まりで一泊2000円という破格の安さだ。
かと言って部屋がめちゃくちゃに汚いというわけでもなく、和室造りの、どこにでもあるような宿だった。
これで2000円は安い。

8: 名も無き被検体774号+ 2013/03/29 02:40:03 ID:kY+H9Q9r0
続けなさい