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コピペの部屋コミュの【不思議・心霊】石じじいの語る怪異譚集【41】

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(転載元)
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1535920044/873-950
海・山にまつわる怖い話・不思議な話 2

(全話まとめ)
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80586888&from=share

コメントにつづきません
でははじまり

ーー

477: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 15:13:14.55 ID:+DG4v9FK0.net(主)

 私の実家の部落(この場合、集落という意味)に、珍しい石を探して拾い、それを売って生計を立てている男性がいました。 

 子供の頃、よく話を聞いたものです。

 私は、彼を「石じじい」と読んでいました。 
(本人の前では言いませんでしたが) 

 彼は、珍しい石を求めて四国の山や海岸を歩きました。 
 戦前の生まれで、若いころは朝鮮に住んでいたそうです。 
 戦後は、実家にもどり半農半石拾いで生活をしていました。 
 彼についての逸話は、以下のリンクをご参照ください。 
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1445320336

うしみつ関連記事:
山から石を持ち帰るとヤバいの??
(このコミュニティでのURL)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80475460

では、話の続きをしましょう。 


774本当にあった怖い名無し2019/06/28(金) 16:46:55.08ID:8Nr6jLQ+0

『石の気持ちがわかる少女』

石じじいの話です。

石の気持ちがわかる人がいたそうです。
その人は、少女でした。
石を握って眠ると、その石の考えがわかるのだと。

もちろん、周りの人は相手にしませんでした。

きYXい、だろうから、町の脳病院に連れて行った方が良い、と言う人もいました。

石を扱うじじいとしては、その少女に興味を持って、いろいろと尋ねてみたそうです。

彼女によれば、どんな石でも、それに誠実に問いかければ、こたえてくれる、ということでした。

石にとってはこの世界は「静寂」にあふれている。

それを乱すものがある。それが人間の思念である、と。

もちろん、そのような言葉を使って少女が説明したわけではありません。

少女の話したことのじじいの解釈です。

石は冷静に人間の生活を見ているから、なんでも知っているのだ。

石は、まわりの世界に感応して、いろいろなことを知るのだ、と。

ある時、その少女は、彼女の両親の「恥ずべき良からぬ行為」を言い始めました。

親や兄弟、親戚は、ちKXい子供の妄想である、と困りました。

こんな子供は世間様に対して恥ずかしいと。

その後も、少女は色々なことを言うので、家族の者たちは彼女を家に閉じ込めました。

その後、少女は遠くの山のため池で水死しているのが発見されました。
狂って入水したか、遊んでいてあやまって池に落ちた、のだろうということでした。
軟禁されていた少女が一人で遠くの山にまで行って溺れ死ぬという。

*一部、伏せ字としてあります。


775本当にあった怖い名無し2019/06/28(金) 17:01:41.26ID:8Nr6jLQ+0

『石探しの子供』

石じじいの話です。
じじいは、石を求めていろいろと旅をしましたが、これは岐阜県を訪れた時の話のようです。

岐阜県は、化石や岩石で面白いものが多いのだそうです。
南北に長く、北部は非常に山深い。
南のほうでは、太古の哺乳類の骨や歯の化石がよく発見されるとか。
日本最古の岩石がある、というのは、最近のニュースで聞いた記憶があります。

山の中でじじいは、石を探している子供と出会ったそうです。

その子は、小学生高学年くらいでした。

ゲートルを巻いて、地下足袋を履いて、腰からはわらじを下げています。

簡易テントを背負って歩いていたそうです。

その時、じじいも同じ格好でした。

その子の着ている服は古いものだったのですが、綺麗に洗って補修してあり、少年自身の体も清潔だったと。

じじいが、何をしているのか?と尋ねると。

死んだ父親が求めて見つけられなかった石をさがしているのだ、ということでした。

それが父への供養だと。

母と住んでいて、母は自分の行動に納得している。

と言ったそうです。

その石は非常に珍しい石で、まず見つからないことをじじいは知っていました。

少年に、発見は無理だろう、と説得しましたが、死ぬまでかかっても見つける、とかたい決意でした。
いろいろと尋ねると、少年は学校にも行かないで山を歩いているようだったと。
いくら戦後そうたっていないといっても、未修学は・・とじじいは心配になりました。

少年は、各地の山のことを非常によく知っていて、じじいを「指導」してくれたそうです。

少年が岐阜の地元の人だったのか?のメモはありません。
その子は、里に下るじじいと山中で別れて、さらに山奥を目指して歩いて行ったそうです。
里に降りて、その少年のことを村人に話ましたが、ここら近辺に該当する子供はいない、ということでした。

「あの子は、今はもう、ええ大人になっつろうが、めざす石は見つかったんかいのう。」


778本当にあった怖い名無し2019/06/28(金) 21:20:04.48ID:ngfNEnRz0
>>775
もうこの世の人ではなかったのかも。
少年のまま山中をさ迷う不憫な魂…

779本当にあった怖い名無し2019/06/28(金) 23:51:20.10ID:cMc7Y/4c0
>>778
私も同じ想像をしましたよ。
死後もその石を探し続けているのかな?。


776本当にあった怖い名無し2019/06/28(金) 17:12:29.86ID:8Nr6jLQ+0

『オロチョン』

石じじいの話です。
これは、彼が朝鮮にいたときに、満州方面に旅行した時の話だと思われます。
興安嶺山脈の山奥に住んでいる人々のはなしです。

新京から蒙古の方へ行く時に、興安嶺山脈を越える必要がありました。
それを越えると、ジャイアント馬場の歌で有名な国境の町「満州里」というわけです。
興安嶺は非常に深い山で、そこには少数民族が住んでいたそうです。

オロチと呼ばれていたと。
今調べてみると、「オロチョン」でしょうね。

彼らの言い伝えで、
「森の中で悪いことを言うな。」
というものがあったそうです。
そのようなことをすると、森から何かがついてきてよくないことが起こるのだと。
人が死んだり、病気になったり、流産をしたり、獲物が捕れなくなったりすると。

これだけの話です。
日本でも、縁起の悪いことを言うな!本当になるぞ!という戒めがありますね。

オロチョンたちは蒙古人や満州人とは違い、かなりロシア化されていたそうです。
特に、食器、衣服の一部など。
ロシア語を解するものもいたとか。
使っている猟銃もロシア製だったそうです。

オロチョンは狩猟民で、銃が普及していました。
使っている銃はベルダンと言ったそうです。
単純な単発銃で再装填に時間がかかるものだったと。

じじいは、銃の扱いに慣れていたらしく、これに興味を持って詳しく聞き取っています。

彼らは、依託?射撃で猟を行っていたそうです。
1メートルほどの二本の棒を組み合わせて、それで銃を支えて撃つ方法だとか。

(メモが不明瞭です。たぶんこんな感じでしょう)。

彼らは、蒙古人と同様、非常に視力が良かったのです。
一発で、獲物をしとめたそうです。
連発銃ではなかったので、一発で仕留める必要があったのでしょう。

今も、その人々はいるのでしょうか?


777本当にあった怖い名無し2019/06/28(金) 17:19:08.86ID:8Nr6jLQ+0

『悪臭を放つ森』

石じじいの話です。

蒙古の話で、ある谷に迷い込むと死ぬ、という話をしたことがありましたね。

似たような話です。
これも、興安嶺に住むオロチョンの話でしょう。

森の中では、数十年に一度、ものすごく臭い匂いがあたりに立ち込めることがあったそうです。
それは、非常な悪臭で、最初、ほとんどの人が吐いたそうです。

肉が腐った匂いのようだったと。
そして、大量のハエが繁殖して、生活にも支障がでたのだそうです。
あたり一帯が臭うので、どこが発生源をつきつめることができない。
非常に臭いので、誰も探そうとしない。
ひたすら収まるのを我慢して待つのだ、と。
ある人が言うには、森の神が死んで、その死体が腐るのだ。

ある人が言うには、地面の中に大昔の動物の死体が凍って残っていて、それが暑い夏のときに地面の露出して腐るのだ。

その埋まっている死体には、見たこともない太古の人間のものもあるのだ。

別に伝染病がはやるというわけではありませんでしたが、その悪臭には辟易していたと。

暑い夏に出てくるのは、映画プレデターのようですね。


786本当にあった怖い名無し2019/06/29(土) 16:28:31.42ID:FqwYvKlR0

『お地蔵様の祟り』

石じじいの話です。
学校関係の話をひとつ。

学校、病院(入院)、軍隊(昔)の3つは怪談話が頻繁に語られる場所です。

誰もが、望まず強制的に収容され上からの命令に縛り付けられる、というストレスがそれを生むのかもしれません。

昔、ある学校の学校の敷地用地の造成を行った時に、たくさんの地蔵が出土しました。

当時は廃仏毀釈の考えが残っていたのか、それに小便を引っ掛ける、その上に腰掛けるという狼藉をして、最後には、砕いて捨ててしまったそうです。

祟りがあるのでは?と恐れた人もいたようですが、迷信は撲滅すべきという教育のため学校関係者は相手にせず。

地蔵は仏さまだから祟らないだろう、祟るのは神道の神様だけだ、とポジティブに考える人もいました。

そのうち、作業をした人夫たちの幾人かが死ぬ、学校の事務長が死ぬ、

祟りだと学校長に忠告する者もいましたが、校長はもちろん相手にせず。

その校長も死ぬ。

これはいかんということで、学校の校舎の脇に新しい地蔵を祀ったところ、その「祟り」はいちおうおさまったようです。

時代を経て、その近くに植わっていた樹木が、その地蔵を取り込んで大木となり、校舎の邪魔になり始めました。

この木を伐採しようということになりましたが、大昔の話が伝わっていて、切ると祟りがあるのでは?と恐れたそうです。


結局、樹木は切り倒されませんでした。

その大木は、珍しいということで、昭和三十年代ごろまで、地蔵と一緒に校舎の脇にありました。

しかし、その後、切り倒されて地蔵もどこかへ移された(廃棄された?)そうです。


788本当にあった怖い名無し2019/06/30(日) 07:38:53.38ID:7rBOmjnH0
>>786
自分の田舎では、元学校や元公共施設の用地には家を建てるなという言い伝えがある。

789本当にあった怖い名無し2019/06/30(日) 10:06:35.04ID:SSkoDilX0
(・ω・)墓地の跡地とかなんぞ訳ありの忌み地は私有地としては敬遠されるんで公共の所有地になってから学校やら公共施設建てられるんやろ。

結核やライ病の隔離病棟跡が市営住宅なっとったり火葬場跡が公園なったり


790本当にあった怖い名無し2019/06/30(日) 21:49:34.46ID:MXakxkNX0

『泳ぐ石仏像』

石じじいの話です。

ある村で、ため池の対岸にある古いお堂に新しい石の仏像を安置することになりました。

お堂は長い間放っておかれていて、そこまでの道がもうないので、仏像の運搬がたいへんです。

それで、木材を組んで筏を組んで最短距離で運ぼうということになりました。

運んでいると、素人細工でなので、途中で綱が緩んで筏が2つに割れて仏像が落ちて沈んでしまったそうです。

ため池なので水深は浅いのですが、引き上げるのは大変です。

農作業で忙しいというので、それ以上の作業は後回しにしようということになりました。

その後、ずるずると引き上げ作業をしないままになってしまったのです。

ある夜、その池に夜釣りに来ると、だれかが泳いでいる。

危ないので呼びかけてもこたえはありません。

村人は、これは仏様がはやくどうにかしろ、と言っているのではないか?

引き上げないといけない。

と思って、作業をすることにしました。

一人が仏が沈んだところに潜ってみました。

水はそれほど濁ってはなかったのですが、どこにも仏像はありません。

鉄の棒であたりの水底を探ってもない。

そうしているうちに、濁った水の中からぬっと仏像の顔が出てきて、その人の顔をのぞきこみました。

そして、その仏は、長い手足を上手に動かして泳ぎ去ったそうです。

上から見ている人も、なにか大きな黒い影が水中を泳ぎ去ったと言いました。

潜っている人が泳いでいるのかと思ったそうです。

もう一度別の人が潜ってみました。
仏と水中で対面した人は、腰を抜かして溺れかけていたからです。

仏はいませんでした。

村人は、仏様が怒って、どこかへ行ってしまわれたのだと恐れました。

そこで、お堂までの道をあたらしく作って新しい仏像をまつったそうです。

そこの池では、その後、釣りをしないことと決められたそうです。

この話を聞いて、じじいは夕暮れ時にそのお堂に拝みにいきました。

拝んでいると突然背後の池の水面で、じゃばっと大きな音がして、驚いてふり向くと、水面に大きな波紋ができていました。

まだ仏がいるのか?!と少し不安に思い、そこを早々と後にしました。

お供えものを池に投げ入れようかと思いましたが、かえって、それはあまりにも無礼だろうと思いとどまったそうです。


792本当にあった怖い名無し2019/07/02(火) 01:44:01.43ID:lnvask020
>>790
>池に投げ入れ...無礼

 私なら木片の即席いかだを作り、それに乗せるかも。

793本当にあった怖い名無し2019/07/02(火) 10:11:31.61ID:DTBIR7EE0
その仏像が千手観音だったらメチャクチャ速く泳ぎそうだな

799本当にあった怖い名無し2019/07/03(水) 22:38:03.61ID:m/a0rEf20
>>793
千手観音がクロールで暴進する様子を想像し、笑ってしまったよ。


794本当にあった怖い名無し2019/07/02(火) 22:11:29.57ID:auaUGUIV0

『魚の夢』

石じじいの話です。
短い話を。

地面を掘っていると、真っ黒な大きな魚が土の中から出てきた。
これは食べられるのだろうか?と皆で話し合っていた。


という夢をじじいの母親が見たそうです。

その数日後に亡くなりました。


795本当にあった怖い名無し2019/07/02(火) 23:37:54.06ID:V+euRsBJ0
夢でじゃないけど池や川の主を食って死ぬ話は結構あるね

797本当にあった怖い名無し2019/07/03(水) 11:06:55.39ID:teRPpkg90
(・ω・)ドジョウって涸れた池の土ん中でも生きられるんやろか? 土壌の魚いう意味のネーミングなんやろか? 



  (了)

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