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コピペの部屋コミュの【不思議・心霊】石じじいの語る怪異譚集【39】

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(転載元)
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1535920044/?v=pc
海・山にまつわる怖い話・不思議な話 2

(全話まとめ)
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80586888&from=share

コメントにつづきません
でははじまり

ーー

477: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 15:13:14.55 ID:+DG4v9FK0.net(主)

 私の実家の部落(この場合、集落という意味)に、珍しい石を探して拾い、それを売って生計を立てている男性がいました。 

 子供の頃、よく話を聞いたものです。

 私は、彼を「石じじい」と読んでいました。 

(本人の前では言いませんでしたが) 

 彼は、珍しい石を求めて四国の山や海岸を歩きました。 

 戦前の生まれで、若いころは朝鮮に住んでいたそうです。 

 戦後は、実家にもどり半農半石拾いで生活をしていました。 

 彼についての逸話は、以下のリンクをご参照ください。 
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1445320336
うしみつ関連記事:
山から石を持ち帰るとヤバいの??

(このコミュニティでのURL)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80475460

では、話の続きをしましょう。 


653本当にあった怖い名無し2019/05/13(月) 20:30:10.56ID:lC5dYEP50


『草笛』


石じじいの話です。

皆さんは、草笛を吹けますか?
いろいろな植物の葉で作ることができます。
私の子供の頃のおもちゃでした。

この草笛で遊ぶ子供が死ぬ、という事件があったそうです。
季節や草笛に使う植物の種類に関係なく死にました。
死因は不明だったのですが、風邪のような症状がでたそうです。
数年にわたり何人かが死んだあとで、これは草笛が原因ではないか?と思いついた人がいたのです。

しかし、死んだ子供たちが遊んだあたりで除草剤や毒饅頭(昔は野良犬を駆除するために役場が使っていました)をまいた、ということはなかったのです。
別に、口にしたら有害という植物も生えていませんでした。

「草笛」禁止令が出たそうです。

いったい何が悪いのやら・・・

その後、いつのまにか、そのような事件はおきなくなったようですが、その後も
「草笛で遊ぶな」
と子供に注意する大人がいたそうです。

じじいもいろいろな植物で作る草笛の吹き方を知っていて、それを教えてくれました。
音感がけっこう良く歌がうまかったと記憶しています。
朝鮮語の歌をいろいろと歌って聞かせてくれました。
老境に入った私も、たまに、子供の頃を思い出して草笛を吹くことがあります。

草笛が呼ぶ
もういない人を呼ぶ


657本当にあった怖い名無し2019/05/14(火) 07:39:21.10ID:lQFMA94j0
>>草笛が呼ぶ
もういない人を呼ぶ

怖いがな

658本当にあった怖い名無し2019/05/14(火) 13:11:17.22ID:g6NlVqsi0
>>草笛が呼ぶ
>>もういない人を呼ぶ

怖いけど、考えると、ちょっと物悲しいな
幼いころの記憶をたどってな

659本当にあった怖い名無し2019/05/14(火) 23:49:54.37ID:ipSSKJi50
農薬や毒物で死んだらいくら昔でもわかるし
そういえば子供の頃夜に口笛を吹くと蛇が来ると教えられたな 

660本当にあった怖い名無し2019/05/15(水) 06:00:30.58ID:we2jPfLR0
植物には毒が含まれる奴があるからなぁ。
キャンプで箸代わりに小枝折って使ったらその毒で死んだ話とかあったよね。

661本当にあった怖い名無し2019/05/15(水) 12:27:03.93ID:kYXCPgUe0
>>660
キョウチクトウとかね〜


663本当にあった怖い名無し2019/05/16(木) 23:16:31.99ID:2s9BOO8f0


『那智黒』


石じじいの話です。

皆さんは書道を習ったことがありますか?
私は、子供の頃、長年書道教室に通いました。
地元のお寺の住職が教えてくれたのです。

硯になる石は那智黒が有名ですが、
硯石の製作する職人さんが石を探して山を歩くことがあったそうです。

同じような石を求めて四国の山を歩く職人がいたそうです。
じじいが山を歩いているときに、一人の男性と出会いました。

その人が言うには、自分は「硯」に使える石を探しているのだ、と。

「ここらへんには、そがいな那智黒みたいな石はありゃせんのですが」とじじいは教えました。

その男性は、

「そう思うやろ。それがそうやないんや。」

と、思わせぶりに言い山に入っていきました。

あとで、その男は、川で大きな真っ黒な那智黒の石(粘板岩)をザックで背負って、川で溺死(?)していたのです。

その石は那智黒だったそうです。

その後も、じじいは、そこらへんの山で、そのような石を見なかったのです。

その男性の「妄執」が生み出した石だったのかもしれない、とじじいは言っていました。

那智黒石は、碁石の黒石になります。
白石の方は、はまぐりの貝殻から削り出します。
いずれも高級品ですね。
じじいの家に碁盤とともにありました。
じじいが囲碁を教えてくれたので、いまでも囲碁をやります。 


664本当にあった怖い名無し2019/05/16(木) 23:17:30.41ID:2s9BOO8f0


『じじいノート11』


石じじいの話です。

メモから短い話を

(1)失踪してから十数年後に帰ってきた人がいたそうです。
幽霊ではなく生きた人間です。
失踪届けをだして、失踪宣告がされていたのに。
家族の者たちは、墓を建てていたので驚いたそうです。

「もう、わしの墓はできちょるけん、安心よ!いつでも死ねらいw」と、その人は言っていたそうです。

かなり長生きしたそうです。
失踪の理由はメモにはありませんでした。

(2)書物を返しに来た死人がいました。
その幽霊(?)は、ある人の枕元に出て、借りたままになっていた本を返したそうです。
朝起きてみると、枕元に本があったので夢ではなかったと。

その本には手紙が挟んでありました。
手紙には、生前、不義理をしたこと、些細なことから絶交してしまったことを悔い、謝罪の言葉が述べられてたそうです。
幽霊を見たと言う人が偽作したのでは?とも思われたのですが、その文字は、紛れもなく死者の筆跡だっということです。



683本当にあった怖い名無し2019/05/22(水) 18:03:08.98ID:w8RC6RK60


『拾い物』


石じじいの話です。

河原から石を拾って帰ってはならないのなら、じじいはえらいことになったでしょうね。
まあ、えらい目にあったようなのですがw

昔は非常に活発に、今でも多くの河川から川砂利を建設工事用に大量に採取しているので、すでに神さまなどは無力のようです。
まあ、川砂利は江戸時代の昔から「年貢」として採取されて換金されていたのですが。

このような話がメモにありますした。
昔は、建設工事の採取用の砂利を探して歩いている人がいたそうです。
現在の河原の砂利だけではなく、山の奥の方に、大昔(数十万年前?)に川が流れていた場所とか海岸だった場所には砂利が積もっていて、それも金になったのです。

そのような山砂利を探して掘る人に、じじいは、山でたまに出会ったそうです。
その砂利探しが言うには、

「今の河原掘っとるとな、ちょっと人には言えんようなもんが出てくることがあるんよ。あな掘って隠しとったんやな。」

じじい:「そがいなもんはどがいするんぞ?」

砂利:「他ん人らに知られたらめんどくそうなるけん、そのまま捨てるんよ。」

砂利:「大昔の山砂利掘っとったらな、石器やら大昔の象?(これはじじいの見立て)の骨やら出てくることもあるんで。」

じじい:「そがいなもんはどがいするんぞ?」

砂利:「学者さんらに知られたらめんどくそうなるけん、そのまま捨てたり、持って帰ったりするんよ。まあ、持って帰っても、家にほうたらかしとるんやけどw。わしもなんぼか持っとらい」

じじい:「こんど、見せてや」

砂利:「かまわない。見にきんさいや。そやけどだまっとかんといけんで!」


684本当にあった怖い名無し2019/05/22(水) 21:56:16.41ID:ZN8Rb63U0
>>683
見せてもらったものについて、石じじいさんは約束を守って誰にも話さなかったの?

685本当にあった怖い名無し2019/05/22(水) 23:08:33.49ID:w8RC6RK60
>>684
私のメモには無い、と思いますが。メモ帳類の全部をさがしたわけではありません。

じじいから発見物の話を聞いた記憶はありません。かなり昔のことなので忘れているのかもしれません。


石じじいの話です。

河原は、その上流の山々にある岩石を流れで運んでくるので、珍しい石を探したり、その山にどんな岩石があるのかを手っ取り早く推定するのに役立つ、ということでした。

じじいが河原で拾ったものは色々あったようです。
さまざまなものを見せてくれました。

ボロボロに錆びた刀(長いもの)の折れた破片がありました。

ちょっと見では、「脂身付きの肉」のように見える石もありました。

鉛の管があって、その両端がハンダで封印されていたものがあったそうです。
ハンダを溶かして中を開いてみると、そこに文書がありました。
その内容が、これまた・・・だったのですが、それはまた別の機会に。


じじいは、ある河原で、「小さな金属製の仏像(立像)」を見つけたそうです。

それはかなり古いものだと思われました。
むき出して、河原の石の間にころがっていたそうです。
他には、それに関係するものは見当たらなかったと。
誰かが落としたのか?
昔はお遍路さんが河原で野営することがあったので、その時に落としたのかもしれない、とじじいは思ったそうです。

しかし、どうしようもありません。

近くの真言宗の寺(札所ではありません)に持って行って納めました。

私、これは、寺で見せてもらったことがあります。

なかなか出来の良いものだったと記憶しています。


687本当にあった怖い名無し2019/05/23(木) 10:30:14.26ID:RV0KJuhr0
仏像よりも鉛の管の中身の方がメチャクチャ気になる.....

688本当にあった怖い名無し2019/05/23(木) 10:36:50.36ID:MLDolI4k0
石じじい強い


694本当にあった怖い名無し2019/05/23(木) 22:57:48.80ID:EpTSHAnc0


『じじいノート12』


石じじいの話です。

メモから短い話(断片)を。

(1)山の中で、まったく別の場所の風景が見えることがあったそうです。
それは、その見える場所の音(鳥のさえずりやせせらぎの音など)も聞こえたので蜃気楼ではなかったろうと。
その風景は、とても美しい深山幽谷のもので、見たあと、とても穏やかな気分になったそうです。
涼しげな、山の匂いもしてきたとのこと。

(2)じじいは、石探しのために山で野営することもありました。
ある時、山で地面に寝っ転がると、背中に激痛が走ったそうです。
なにか棘のようなものが刺さったのか?と思って見てみると、そこに一つ丸っこい石がありました。
これが原因か!と思って、もう一回、その石の上に寝っ転がって見ました。
すると、最初ほどでないにせよ、背中に痛みが走ったそうです。
なぜ痛いんだ?と思っていると、その日に山を歩いていて、ずっと感じていた腰の痛みが嘘のように消えていました。

これは、役に立つ不思議な石かもしれないと思い、じじいは持ち帰りました。
家に帰って、布団の上に置いて横になってみたら、ものすごい激痛が!

よっしゃ、これで腰痛が治る!と思ったら、前よりも腰痛がひどくなったそうです。

「しょーもない石や思うて、池にぶちすてちゃったい!」


696本当にあった怖い名無し2019/05/24(金) 12:58:36.28ID:oqoUk5Ta0


『贋金使いの村』


石じじいの話です。

贋金(?)を使う人たちが住んでいたそうです。
ある村に立ち寄った時に、じじいは、そこの老人から「立派な硬貨」をもらったそうです。

山でであった荷運びをしていた老人を手伝って、彼の家まで送ってやったことへのお礼だったとか(メモ内容不明確)。

その硬貨は、まったく見たことのないものでした。
文字らしきものが刻んであったのですが、まったく読めなかったと。
わりと重かったので金貨かと思ったそうです。
老人は、「たくさんあるので、いくらでもあげる」と言い、何枚もくれたそうです。

じじいは欲を出して、全部もらってしまったのですね。
その村には、ちょっとした雑貨屋があったのですが、そこでその硬貨が使えたそうです。
その硬貨でものを売ってくれたのです。
売っているものは普通の商品で、買った食料も、食べられるもので、食後腹もいっぱいになりました。

もちろん毒ではない。

「たぬきに化かされていて、クソ食わされとるんやろか?」

とじじいは思いましたが、まあいいだろうと。

その硬貨をじじいは持ち帰って、ある人に見せたのですが、刻まれている文字も読めず、その由来はまったくわからなかったそうです。

じじいは、それをどこで手に入れたかを他人には話しませんでした。

くれた人たちに迷惑がかかるのでは、と思ったからです。


701本当にあった怖い名無し2019/05/25(土) 16:34:34.48ID:spd9N5bd0


『あんどん仮面』


石じじいの話です。

仮面の話をしましょう。
朝鮮での話です。
仮面をつけた女が、男性の首を手に提げて夜な夜な街を徘徊したことがあったそうです。
朝鮮の伝統的な仮面には愛嬌のあるものが多いのですが、その女のつけている仮面はかなりリアルでした。

真っ白で能面のような。

しかも、顔全体を覆うものではなく鼻部よりも上の目と額の部分だけを覆うものでした。

鼻・口・頬を覆うものは武士の面頬(鎧)、現代兵士やハンターがつけるハーフマスクがありますが、その逆です。

ファントムマスクのようなものといえば理解いただけるでしょう。

顔の下顎の部分が動くようになっている朝鮮の面もあるので、それが壊れてなくなった面を装着していたのでは?とも考えられました。

メモには、そのような仮面は

「あんどんかめん」

とあります。なんか仮面ヒーローみたいです。

その女は仮面をかぶっていましたが着物がチマチョゴリだったので「女性」だと考えられたそうです。
それは、片手に鉈をもって、もう一方の手に男性の頭部を持っていました。
白いチョゴリは血に染まっているように見えたそうです。
目撃者がたびたび出るので、警察が捜査しはじめました。

ある夜、巡回をしていた日本人の刑事二人がそれに遭遇しました。

生首と鉈を下げて歩くその「女」を見つけた二人は両方から挟むように間合いをとって近づきました。

サーチライトを当てて顔を見ると、その「女」には鼻から下が無かったそうです。

すこしひるんだ瞬間、その「女」は身を翻して道の横の疎水に飛び込んでしまいました。

刑事たちは疎水を探しましたが、見当たらない。

非常線を張り探しましたが見つからない。

翌朝、疎水の下流で女性の死体が発見されませんでした。
死体の身元は不明のままでしたが、それ以後「仮面女」は出なくなったので、その死体の女性が犯人だったのだろう、ということになったそうです。
斬首された被害者だろうと思われる行方不明人の捜査願いはなかったので、いたずらだったのかもしれないと、警察の人はじじいに話したそうです。

伽倻子さんにとられた?


706本当にあった怖い名無し2019/06/02(日) 21:16:24.08ID:UCa1No+B0


『獅子舞おじさん』


石じじいの話です。

じじいが子供の頃のことだそうです。
じじいが鉄道線路近くの田んぼのあぜ道を歩いていると、線路上に人だかりが。
行って見ると、人がどうも轢かれたらしいのです。
轢かれた人を取り巻く大人たちの足元を通してみると、それは獅子舞のおじさんでした。

お正月にいつも家にやって来る。
履物が綺麗に揃えてあったので、こどものじじいにも自殺だと理解できたそうです。
おじさんは安らかな顔をして仰向けになっていましたが、彼の下半身はありませんでした。

一度、じじいは、そのおじさんに獅子頭の仕組みを教えてくれたことがありました。
獅子舞のときとはちがって物静かなひとだったそうです。
お正月にやって来て舞う、めでたいことをしている人なのになぜ?とじじいは彼の自殺について理解できませんでした。

「いや、いまんなったら、獅子舞のおっちゃんの気持ちもわからんでもないわい」

と、私に話してくれた時に、じじいはつけ加えたのです。
私も、今では理解できるような気がします。



708本当にあった怖い名無し2019/06/04(火) 14:14:10.66ID:l06d/AwL0


『施しをする女性』


石じじいの話です。

これは、じじいが石探しに九州に行った時の話のようです。
じじいが、ある寺を訪れた際、そこの住職が話してくれたそうです。。

その僧侶が托鉢修行をしていた頃、ある村を訪れました。
そこでは、ある家の女性のみが施しをしてくれたそうです。

次の訪れた時も、その女性だけが施しをしてくれました。
その次も。その次も。
お布施をくれる。
その女性だけがくれる。
もちろん、僧侶は、毎年そこを訪れる、というわけではありませんでした。

その村を訪れたある日、女性の家の近くで野良仕事をしていた男性が、その僧侶に声をかけてきました。

「お坊さまは、どうして、この空き家の前に立たれるのか?ここは誰も住んどらんが。」

僧侶は、すこし驚いて、

「この家の女性がありがたいことに、長い間、毎回施しをしてくれるのだ」

と説明しました。

「この家の女の人は、もう10年以上も前に死んでしまっているんだが。」

と野良仕事の男性。
僧侶は当惑しました。
その表情を見て、その男性は合点がいったような顔をして、彼に以下のような話をしました。

- 最初、この村にあなたが来た時に、私たちは施しをしなかった。

- しかし、この家の女性だけが施しをした。

- その時、我々村人は、彼女に「施しを与えると癖になって頻繁に来るようになるぞ!」と。

- その後、あなたが何度か来たので、
「それ、見たことか!こじきが来るようになってしまったぞ!」と。

- それに対して女性は答えたそうです。

- 「いや、あのお坊さんは、お金が欲しくてやってくるのではない、来なければならないと思って来るのだ」と。

僧侶は、恥じたそうです。
そして感謝し、修行に励みました。

「今、わたしは、僧侶としてりっぱなものになったかどうか・・・」

と、僧侶はじじいに語ったそうです。


*このようなメモですが、これの意味は、「その女性は、訪れて来る僧侶に、死んでからも施しをしていた」
ということなのでしょうか?
僧侶は、その女性がこの世のものではない、ということに何年も気がつかなかったのでしょうか?


709本当にあった怖い名無し2019/06/04(火) 14:17:32.15ID:l06d/AwL0


『想い人の場所』


石じじいの話です。

じじいは、ある人を想うための場所を持っている、と話したことがあります。
そこは、そのためだけのためにあるのだと
長い時は一日中、そこにいて、その人のことを想うのだ。
そうすると、生きていく希望が湧いてくる、と。

遠くはなれたところにある場所だが、決して夜をそこでは過ごさない。
一泊する場合でも、かならずそこから離れた場所に野営するのだそうです。

それがどこか、
どんな場所か、
想う相手は、どんな人なのか、
なぜ、想うのか、
じじいは説明してくれませんでした。

「おかあちゃんやったん?」

と尋ねましたが、

「うんにゃ、違うんよ」

とじじい。


 (了)

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