ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

コピペの部屋コミュの【不思議・心霊】石じじいの語る怪異譚集【32】

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
(転載元)
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1535920044/
海・山にまつわる怖い話・不思議な話 2



(全話まとめ)

https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80586888&from=share

コメントにつづきません
でははじまり

ーー

477: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 15:13:14.55 ID:+DG4v9FK0.net(主)

 私の実家の部落(この場合、集落という意味)に、珍しい石を探して拾い、それを売って生計を立てている男性がいました。 

 子供の頃、よく話を聞いたものです。

 私は、彼を「石じじい」と読んでいました。 

(本人の前では言いませんでしたが) 

 彼は、珍しい石を求めて四国の山や海岸を歩きました。 

 戦前の生まれで、若いころは朝鮮に住んでいたそうです。 

 戦後は、実家にもどり半農半石拾いで生活をしていました。 

 彼についての逸話は、以下のリンクをご参照ください。 
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1445320336

うしみつ関連記事:
山から石を持ち帰るとヤバいの??
(このコミュニティでのURL)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80475460

では、話の続きをしましょう。 


323本当にあった怖い名無し2018/11/26(月) 20:56:46.31ID:9HqcKuRi0


 『じじいノート7』


石じじいの話です。

メモから二題。

(1)音を発する石があったそうです。

まあ、ありがちですが。

その音はとても小さなものでした。

非常に微弱な音をず常に発している

夜など静かな時に、石に耳を近づけて集中すると、なんとなく聞こえる。

自分の耳鳴りではないか?

気のせいではないか?

と所有者は思ったそうですが、当時はマイクロフォンとか集音装置や録音装置が庶民にはありませんでした。

それで、石を太鼓の皮の上に石を置いてみたそうです。

太鼓の皮が振動して、音が増幅されるのではないか?という工夫でした。

少し音が大きくなって聞き取りやすくなったそうです。

太鼓の皮の上の石の周りにメリケン粉をまいておくと、その粉が、ふるふると震えて移動したので、物理的に音を出していたのろう、ということでした。
お宝として大切にされたということです。


(2)ある時、田舎に女性がやってきて、杉の苗木を観音堂の端に植えたそうです。
そして、「八百年後、この育った木を見に来る」と言って去りました。。
じじいが話してくれた時点(あるいは、じじいがその話を聞いた時点?)で、その杉の木は、二抱え以上の大木に育っていました。
このことは、言い伝えとして残っていて、また、寺の古文書にも記されているとか。
まだ800年に達してないが、その時がきたら本当にその女性がやってくるのだろうか?と地元の人たちは、その木を見守っているのだそうです。

800年長生きするというのは、八百比丘尼の話が有名ですが、800という数字は、「とても多い数」という意味ですね


324本当にあった怖い名無し2018/11/27(火) 15:05:26.85ID:x9PZwD8d0
嘘800とかお江戸808町とかやおろず(八百万)とか八百屋とか


325本当にあった怖い名無し2018/11/28(水) 11:51:41.21ID:bMAm31xM0


 『旅の巫師』


石じじいの話です。

じじいが朝鮮で聞いた話です。

ある村に、巫師のようなものがやって来て、一晩、部屋を使わせてほしいと村人に言ったそうです。

とうぜん、そのような下賤なものを家に入れてやるものはおらず石もて追われたのですが、村外れの貧しい農夫が、自分の家を使わせてやりました。

その人物が、部屋を使わせてくれれば礼をする、と言ったからです。

泥棒かもしれない、ということで、家人は全員で警戒していました。

その人物は、薄暗いなか、小さな壺を部屋の真ん中に置いて、壺の上に糸を張り巡らして、何かをしているようだったと。

次の日、巫師は、

「おかげで目的を遂げることができた、これはお礼だ」

と言って、一掴みの黄金を農夫に渡して立ち去りました。

どうしても、その夜に、部屋の中で、「ある作業」をしなければならなかったのだそうです。

その使われた部屋には、ほんの少し、肉が腐ったような匂いが残っていました。

その黄金で、その小作人は富強なものとなりました。

それを羨んだ村人たちは、また、その巫師が自分たちの家に部屋を借りに来ないものか?と待ち望みましたが、巫師は二度と来なかったそうです。

朝鮮が日本に併合される前の話です。


326本当にあった怖い名無し2018/11/28(水) 12:42:17.86ID:dUXOOJP+0
日本昔ばなしみたいなお話


327本当にあった怖い名無し2018/11/28(水) 14:36:17.78ID:8CB5T1v10
コトリバコに通じるような


330本当にあった怖い名無し2018/11/28(水) 17:10:45.00ID:zI2s06BXO
>>325
まさか『幸福の壺』じゃないよな?


331本当にあった怖い名無し2018/11/28(水) 19:57:33.84ID:bMAm31xM0
>>325
について、

>>327, 330
「コトリバコ」、「幸福の壺」について調べてみました。

うーむ、陰惨な話です。

壺を使う呪詛としての「巫蠱」などは中国の話で有名ですが、それに類するものですかね?

以前、石じじいの話で、朝鮮でのできごとで、
ある人が壺を入手したが、それの中には、腐敗臭のような強烈な匂いがのこっていて、その壺を持っている人が死んでしまう、という話を書いたことがあります。

今回の話に出てくる壺となんらかの関係のあるものなのでしょうか?


334本当にあった怖い名無し2018/12/02(日) 19:27:10.08ID:WercWBoc0


 『旧友との再会』


石じじいの話です。


戦後もずいぶんたってから、朝鮮より帰ってきたじじいを友人が訪ねてきたそうです。

同じ村に住み、子供の頃に同じ学校に通った女性で、彼女は地元に残っていたのです。

その女性とは別に恋愛関係はなかったそうですが、戦争中の経験を話し合って楽しい時を過ごしました。

べつに戦争体験は楽しいことではありませんでしたが、お互いの話が、自分たちが経験したことがない話だったからです(日本と朝鮮)。

彼女は、地元で行われた、竹槍訓練;バケツリレー訓練;アルマイトの弁当箱の供出;松根油の開発;食糧不足;灯火管制などについて話しました。

女学校に通ったが、毎日動員で授業がほとんどなかったと。

都市爆撃に飛んでいくB29爆撃機の編隊、市街地で機銃掃射してくる艦載機を見て、この戦争は勝てないと彼女は思ったそうです。

いつ戦争が終わるのか?とばかり考えていたと。

楽しい歓談は、夜も遅くまでつづきました。

また明日、と彼女が出ていったあと、じじいは手を合わせて彼女の冥福を祈ったそうです。


335本当にあった怖い名無し2018/12/03(月) 03:54:37.93ID:UCQ9ZEeE0
>>334
次の日も来たのかな?


339本当にあった怖い名無し2018/12/03(月) 14:28:16.88ID:E6psaKCdO
>>334
石じじいにその気は無くても、女性は愛していたので亡くなっていても訪ねて来たのかもな


341本当にあった怖い名無し2018/12/03(月) 19:34:33.28ID:VVyu0CE40
>>334
やって来た時に、死んだ人間だってわかってたんだな
ちょっと泣いた


343本当にあった怖い名無し2018/12/06(木) 22:10:18.95ID:0LqaPCCZ0
>>335
石じじいの話ですが、

その女性が、その後、じじいのもとを再訪したかはメモにはありません。話を聞いた私の記憶にもありません。

ただ、その女性は、戦争中に空襲で亡くなっていた、ということでした。


供出されたアルマイト弁当箱や金属類は、終戦後になって予科練の庭に山積みにされていた(利用されなかった)そうです。軍隊でもお役所仕事だったのでしょうか?

機銃掃射してくる戦闘機から逃げるには、向かってくる方向の直角方向にぎりぎり逃げるのだ。

横には弾丸は来ない。

あわてて、進行方向に逃げると撃たれる。

私の母が話してくれた豆知識です。

操縦士の顔がはっきりと見えるほど近距離を飛んだそうです。


344本当にあった怖い名無し2018/12/06(木) 22:12:31.98ID:0LqaPCCZ0


 『光る石』


石じじいの話です。


じじいが石仲間から聞いた話です。

光る石があったそうです。

まあ、光を発する鉱物は珍しくないものですが、その光量が半端なものではなかったと。

その石は、石膏で固めてありましたが、譲り受けた人が石膏を割って取り出しました。

それは強力な青光を発する石でした。

毎日、夕方から光り始め夜明け前には光を失ったと。

発光開始時刻と消光時刻は決まっていたとも言います。

ちゃぶ台の上において湯呑を伏せておいても、それを通して光がでてきたそうです。

そのまま置いておくと部屋中がまばゆいほど明るくなりました。

外においておくと、あたり一面が昼間よりも明るかったそうです。

夏だったのですが、その光には虫はいっさいよってこなかったのです。

また熱も持たなかったようです。

その青い光を見て犬は怯えましたが、人には害をなさなかったと。

しかし、光があたる家具や建具、表具などが、みるみるうちに劣化していきました。

光沢を失う、紙が黄変して破れやすくなる、壁がもろくなる、掛け軸の紐がすぐに切れる、など。

すぐには影響は出ないものの、長期間その光を浴びると人体にも害があるのではないか?と持ち主は考え、その石を再び石膏のなかに封印したそうです。

その後、その石はどうなったか、はメモにありません。


345本当にあった怖い名無し2018/12/06(木) 22:23:20.87ID:0LqaPCCZ0


 『山に呼ばれる』


石じじいの話です。


山が人を呼び出すことがあったそうです。

ある日、突然、「山」に人が呼び出される。

呼び出される人は、近くに住む人間の場合もあるし、ある程度遠くの人の場合もある。

ある時、突然、その山に行かなければならない、と思うようになるのだとか。

行かないとおさまらないようになって、必ず来るのだそうです。

山の場所は、夢にみてわかるということなのですが。
その山は深山幽谷というわけではありませんでしたが、あるていど険しいところだったと。

山に登って奥深く分け入って、そこで一晩過ごすと、つきものが落ちたように山から帰ってきます。

他の人が連れ立って山に入ってはいけないのだそうです。

呼ばれた人ひとりで行かねばならない。

一晩を過ごす場所は決まってはいませんでしたが、どこでもよいというわけではなく、呼ばれた人が山を歩いている時に、「ここだ」と感じてわかるのだそうです。

ある樹木のそば、岩のそば、切り立った崖のそば、など、数カ所に限れていたようです。

その山に入ったまま行方不明になった人間はいない、ということでした。

「ぬくいときならええが、冬に呼び出されたらたまらんで。あそこらへんは、冬はさむいけんね。」


348本当にあった怖い名無し2018/12/07(金) 10:38:14.05
ID:hfQ3mdwPO
>>345
何処の山神様の呼び出しなんだろうね?


358本当にあった怖い名無し
2018/12/08(土) 12:46:40.52
ID:zdPa9heC0


『じじいノート8』


石じじいの話です。

(1) ある日、山歩きから戻ってきたら、途中まで乗ってきて停めておいた自分の車の運転席のシートの上にお弁当が置いてあったことがあったそうです。おにぎり3つに、おこうこうが経木の折りに入って。
お腹が空いていたので食べようかと思ったのですが、そのときはドアに鍵をかけていたので、思いとどまったそうです。
当時は、車に鍵を挿したまま、ドアも閉めずに停めておいて山に行くことも多かったと。


(2)幅の狭い林道の道端に止まって地図を確認していたときに、後ろから黒いセダンがやってきて、じじいの車の横を勢いよく走り去ったそうです。

片側は谷川だったので危ないなと思いましたが、高級そうな車だったので、営林署の偉い人の視察だろうか?と思って納得したそうです。

昔は役人は威張っていました。
しかし、普通は、そんなところに偉い人はやってこないし、営林署の車はジープ(本物のジープ)だった。

狭い曲がりくねった林道を苦労して行くと、道はなくなって河原に出たそうです。

そこが車が通れる林道の部分の終点でした。
先にいった件の車はいなかったそうです。
脇に分かれる道はなかったのに。

 
私「その車はどこにいったん?」

じじい「わからん。谷に落ちたんやないか思うて注意して帰ってきたけんど、落ちとらんかったもんな。」

いわゆる「消える自動車」です。


  (了)


コメント(1)

どのお話も不思議でとても惹かれます!
石じじいさんの話し方が優しくてなんだかすごく癒されてます。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

コピペの部屋 更新情報

コピペの部屋のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。