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コピペの部屋コミュの【不思議・心霊】石じじいの語る怪異譚集【22】

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(転載元)
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1502541708/
【新】海・山にまつわる怖い話・不思議な話 1

(全話まとめ)
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80586888&from=share

コメントにつづきません
でははじまり

ーー

477: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 15:13:14.55 ID:+DG4v9FK0.net(主)
 私の実家の部落(この場合、集落という意味)に、珍しい石を探して拾い、それを売って生計を立てている男性がいました。 
 子供の頃、よく話を聞いたものです。

 私は、彼を「石じじい」と読んでいました。 
(本人の前では言いませんでしたが) 
 彼は、珍しい石を求めて四国の山や海岸を歩きました。 
 戦前の生まれで、若いころは朝鮮に住んでいたそうです。 
 戦後は、実家にもどり半農半石拾いで生活をしていました。 
 彼についての逸話は、以下のリンクをご参照ください。 
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1445320336

うしみつ関連記事:
山から石を持ち帰るとヤバいの??
(このコミュニティでのURL)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80475460

では、話の続きをしましょう。 


695 :本当にあった怖い名無し:2018/06/15(金) 13:39:53.38 ID:YI5a4zV/0.net


『不思議な雨』


石じじいの話です。

山中で不思議な雨に出会ったそうです。

テントを張らないで野営していた夜、急に近くでばらばらばら、という大きな音がしたそうです。

大雨が突然襲ったときの音です。

じじいは音で飛び起きて、リュックから雨具を取り出そうとしましたが、雨滴は降ってこない。

しかし、ばらばら、という雨の音は近くでしている。

じじいは懐中電灯で音のする方を照らしました。そこには、樹木の葉などが動いていて、雨に濡れた葉っぱば光っていたそうです。

雨は降っていたのです。

かなり近かったらしいのですが、じじいのところではまったく降っていなかったそうです。

その雨が降る場所は、右の方向から左の方向へ移っていきました。

というより、左の方へ雨域が広がっていったというべきか。

いっときして雨は止みました。

そこへ行ってみると木々は濡れていて地面も濡れていたそうです。

じじいの寝ていた場所あたりはまったく雨は降っておらず乾燥していました。

それから、じじいはまた眠りましたが雨はもうこなかったそうです。

朝、かなり濃い霧が出てじじいはぐっしょりと濡れてしまいました。

『おかしな雨やったい。「雨が馬の背を分ける」ちゅうのがあるけど、まさにそれよ。』


703 :本当にあった怖い名無し:2018/06/16(土) 18:16:49.02 ID:fxoj3WsF0.net


『全裸の白人女性』


石じじいの話です。

海岸で、全裸の白人女性(と思われる)にあったことがあるそうです。

その人は、背が高く髪の毛が黄色、目が水色だったそうです。

彫りが深く、外国映画の女優のような顔でした。

肌は真っ赤でしたが、ひやけしていたのだろうということです。

全裸だったのでじじいはあわてました。

女性は、じじいを無言で、じっと見つめてきました。

気を取り直して、すこしかじったロシア語(白人のしゃべる言葉でじじいが多少とも知っていたのはそれしかなかった)で

「クトー、トゥィー」と尋ねたところ、女性はほほえんで、流暢な日本語で答えたそうです。

曰く:
自分は怪しいものではない。(じじいは、そう信じることができませんでしたが)
疲れたのでここですこしやすんでいる。
友人たちが迎えに来るので、このままでよい。

つづく:


704 :本当にあった怖い名無し:2018/06/16(土) 18:17:08.53 ID:fxoj3WsF0.net
>>703
つづき:

服も持っておらず、水筒なども持っていなかったので、じじいは水筒を与えて水を飲んではどうか?と尋ねました。

女性は、それを受け取って水を一口含み飲み、「ああ、久しぶりだ」といったそうです。

彼女は、脇に置いていた黒い瀬戸物(のように見えたと)の箱を取り上げて、それから赤いあめ玉のようなものを取り出して、

「食べてみろ」とじじいに差し出してきました。

これには、じじいも警戒しましたが、彼女は、大丈夫、毒ではないと言いました。

 まあ、「毒だ食べてみろ」というやつはいない。

受け取らないでいると、女性は、それを半分に割って、自分がまず食べました。それは柔らかかったのです。

おいしそうに食べます。

じじいは、彼女が食べた部分が無毒で、自分に勧めてくる半分が毒では?と疑いました。

 猜疑心の強いじじいです。

彼女は、微笑んで、もうすぐ迎えが来るので立ち去るがよい、とじじいに言いました。

その言葉はちょっと強圧的なことがあったので、じじいは押されてその場を立ち去りました。

しかし、じじいは、離れた岩陰に隠れてその女を見はることにしたそうです。

つづく:


705 :本当にあった怖い名無し:2018/06/16(土) 18:17:31.43 ID:fxoj3WsF0.net
>>704
つづき:
ちょっと待っていると、いきなり海風がやみ海がなぎました。
無音になったそうです。
じじいがおかしいとおもったときに、大きな波がじじいを襲いました。
じじいは、砂浜に転がりました。
あわてて、女性がいたところをみると、すでに女性は消えていたそうです。

『あのおなごはなんやったんかのう?おとひめさまかのう?wにっぽんじんにはみえんかったがのう。びびあんりーみたいやったで。』

『びびあんりー?だれ、それ?そのあめ玉みたいなんはもろうてこんかったん?』

『もろてきたで、たべずにな。ほれこれよ、ぼくたべてみるかな?』

じじいは、みずやの引き出しを開けて急須の中から赤いキャラメルのようなものを出して私に差し出しました。

たべませんでした。


708 :本当にあった怖い名無し:2018/06/16(土) 23:56:52.72 ID:yupuQOW00.net
>>705
その赤いのは受け継いでないの?成分調べてほしい

731 :本当にあった怖い名無し:2018/06/18(月) 11:56:46.10 ID:OIrXUSQ90.net
>>703
海の話で
漁村で生まれた女の子が
白人みたいに育って
嵐の時にいなくなった
という話を思い出した


716 :本当にあった怖い名無し:2018/06/17(日) 12:08:18.51 ID:F8G/baKQ0.net


『じじいノート3』


石じじいの話です。
彼の話のメモの断片から。

(1)山中で、カツラを見つけたそうです。枝に引っかかっていたとか。しかもかなり高い場所に。

わたし;『本当にカツラだったの?そんな昔にカツラあったの?』

じじい:『あったよ。あれはカツラよ。こおうて枝からようとれんかったけどな。』

(2)山童のようなものに出会ったそうです。集落近くの麓で昼飯を食っていると、子供がやってきたそうです。
飯をやろうとしたら、自分も持ってる、と言って背中にはすにかけた風呂敷包から握り飯をだして食べ始めたとか。なかなか上等な飯だったそうです。
食べ終わるとその子は、失礼します、と言って、走って行って急に消えたそうです。そう見えたと。
じじいは焦って、あとを追いましたが見つからない。近くに落ちるような穴も崖もない。
さとにおりて子供について尋ねたそうですが、そのような子供はいないということでした。なんかありがちですね。

(3)山の中で大きなイシガメを見たそうです。のっそのっそと歩いていたそうです。普通は川に住んでいて遠く離れた山の中には来ません。
甲羅に消えかかった文字が書かれていたそうですが、読み取れなかったということです。歩き去ったそうです。

(4)山中で野営していると、夜中に『ぼと、ぼと、ぼと、』となにか液体が落ちる音がすることがしばしばあったそうです。雨かと思うとそうではない。
周りを見渡してもなにもいない。
朝になってもなにか落ちた形跡はなかったと。
例の雨だったのかもしれません。

:ということです。


725 :本当にあった怖い名無し:2018/06/17(日) 20:25:47.65 ID:F8G/baKQ0.net


『じじい、狙撃される』


石じじいの話です。

じじいは銃で撃たれたことがあるそうです。

じじいが朝鮮に住んでいた時、アムロッガンで発電所を作るための工事現場の近くを歩いていたときに、それは起こりました。

そこには、かなり広大なススキの原っぱがあって、そこを突っ切ると目的地にショートカットできるとふんだじじいは、そこに足を踏み入れました。

獣道のようなものはなく、ススキをかき分けて進みましたが、疲れてふと立ち止まると、静寂があたりを支配していたそうです。

風も吹かず、ススキはぴくりともそよがず、まったくの無音、鳥の声もなかったと。

一息ついてじじいはあたりを見渡していましたが、とつぜん近くで音がしたそうです。

「ガッチャ、ガッチ」

じじいはそれを聞いて、即座に

「小銃の撃鉄を起こす音だ!」

と気がついたそうです。

銃の扱いには慣れていたじじいでした。

じじい曰く:

最初のガッチャが、ボルトハンドルを回して弾倉から弾丸が出て、撃鉄が起きる音;

つぎのガッチが、弾丸を薬室に装填して、ボルトでそれを閉じる音なのだとか。

じじいは、腰をおとしてススキの中に身構えて、ホルスターから自分の拳銃を抜こうとしました。

そのとたんに、

「バーン!」

正面のススキの間に銃火が光るのが見えたそうです。

つづく:


726 :本当にあった怖い名無し:2018/06/17(日) 20:26:18.68 ID:F8G/baKQ0.net
>>725
つづき:

じじいは地面に伏せて、銃を構えました。

すぐに、左腕にするどい痛みを覚えて、手ににちゃにちゃした液が垂れてきたそうです。

じじいは撃たれていました。

弾丸は、上腕をかすめて肉をえぐっていたそうです。

痛みをこらえて火を見た方向に銃を構えていましたが、その後、なんの動きはなく、まったくの無音でした。

じっとしていましたが、風も吹いていないので、相手が動くとススキの音と動きでわかる。そこで反撃できると思ったそうです。

風も吹かず、音もせず、完全な無音だったそうです。

じじいの頭がパニックでおかしくなっていたせいで音が聞こえなかったのかもしれませんが、普通は、そのような時は音に敏感になるのだとか。

かなり時間がたって、風が吹き始めてススキ原は騒がしくなりました。

じじいは警戒しながら腕に止血帯をして、銃を構えてその狙撃者?がいたと思われる方向に近づいていったそうです。

どこにも、人がいた痕跡はありませんでした。ススキも倒れていなければ足跡もない。

あたりを見渡していると、じじいを撃ったと思われる小銃の薬莢が1つ落ちていたそうです。

じじいは、それを証拠として拾いました。

人家のあるところに出て、本格的に手当てするために旅装を解いてみると、じじいの腕をかすめた銃弾は、背負っていた背嚢にくい込んででいたそうです。

拾った銃弾とその弾丸はサイズが一致しました。

つづく:


727 :本当にあった怖い名無し:2018/06/17(日) 20:29:10.41 ID:F8G/baKQ0.net
>>726
つづき:
『朝鮮にも満州とおんなじで、匪賊がおったが、あのころにはみんなたいじされておらんなっとったけんね。
日本が工事しよった場所にちかかったけん、わるさするもんもおったかもしれんが、警察も軍隊もおるんやから、危ないことはようせんかったと思うけどな。怖い目におうたで。』

じじいは、その時に負った傷を見せてくれました。
その証拠の弾丸を兵士に見せたところ、ソ連で作られたもんだろう、ということでした。
ちなみに、北朝鮮のかつての指導者「キム・イルソン」の名前は終戦前にも朝鮮で知られていたそうですが、その人物は、かなり年齢のいった軍人で、日本軍によって殺された、ということです。

じじいは、「キミルソン」と発音していましたが。

数十年ぶりに「じじい箱」の中を確認していたら、その弾丸があったので、聞き取りノートから関連するメモを見つけて書いてみました。

薬莢の写真のみをあげます。完全な形のものはちょっとね。

https://i.imgur.com/6H0X3wx.jpg

【画像2】

 (了)

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