BCLS研究会コミュの時代と共に変わる介護の仕事

はじめまして！！！

BCLS研究会の藤田です！

今日はニュースでこんな記事を見つけたのでちょっと紹介したいと思います。

「時代と共に変わる介護の仕事

　法律では、「介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者をいう」と定義されています。

　上記の内容は「社会福祉士法及び介護福祉士法」という法律に書かれています。

実は、法律制定時は介護福祉士の仕事として「入浴、排せつ、食事その他の介護」と例示されていましたが、2007年の改正で「心身の状況に応じた介護」という表現に変わりました。

従来は介護の仕事というと、生活のさまざまなニーズに対応するものと捉えられてきました。

しかし、現在の介護には、介護が必要な一人ひとりのこころとからだの状況を分析し、計画的で根拠のあるものとして展開することができる「専門性」が求められるようになってきたという点がポイントです。

介護を行う人が、介護を必要とする人の「こころとからだ」を理解する必要性が出てきた背景には、昨今、認知症(高齢になって生じる脳の病気)の人が増加していることも一因として挙げられます。

■現場のリーダーとして期待される介護福祉士

前述の法律を読むと、介護福祉士は介護業務を行うだけではなく、介護者に対し、介護に関する指導を行うことも業務のひとつとされています。

くわえて言えば、介護に関する精神的・身体的な負担を減らす役割も担っているといえるでしょう。

また、ここで言う「介護者」は介護をしている家族や知り合いばかりではなく、介護現場で働く人も含んでいると考えると、介護福祉士は、ヘルパーさんらに対する教育や指導も担うと捉えることができます。

すなわち、国家資格をもつ「介護福祉士」は、これからの介護現場のリーダー的人材になることが期待されているのです。

■無資格者が介護福祉士を名乗ると罰金！

ちなみに、「社会福祉士及び介護福祉士法」では、「介護福祉士でない者は、介護福祉士という名称を使用してはならない」という「名称の使用制限」の規定があります。

これに違反した場合、罰則として「30万円以下の罰金に処する」と定めているのです。

「介護福祉士」を名乗って働くには、福祉・介護に関する一定水準の知識や技術を持ち得ていることが大前提で、専門職として介護に携わる要件となります。

その人に一定水準の知識や能力が備わっているか、それを審査するのが、介護福祉士の国家試験
なのです。

第25回(平成24年度)の介護福祉士国家試験の受験者数は13万6375人。そのうち、合格者数 8万7797人でした。合格率は64.4％となっています。

ちなみに、第24回(平成23年度)の合格率は63.9％、第23回(平成22年度)は48.3％です。

これより前の年の傾向をみると、合格率は50％前後となっています。

■広がる職域、求められる専門性

介護福祉士の職場としては、介護保険制度に基づいてサービスが提供される施設や在宅の現場のほか、身体障害だけでなく、知的障害や精神障害の分野など、その職域も広がっています。

さらに、2007年の介護保険制度が改正されたことで、介護を予防するためのサービスや地域に密着したサービスといった、新しいケアモデルに対応することが求められています。

くわえて認知症高齢者の増加により、介護施設などでは個別性を重視したケアが推進され、介護の「専門性」がますます必要とされる時代になってきているのです。

介護の現場はまさに「日進月歩」。

これから介護福祉士の資格を手にするみなさんが創りあげていく分野であるといえます。

皆さんはどのように感じましたか？

介護福祉士は大変ですね。

期待、専門性、求められるものが多く、それに見合った報酬が出ない。

介護者の負担軽減も担っているって介護士もストレスは溜まると思います。

資格はあるが仕事をやろうとしない人もいる。

逆にヘルパーさんだって頑張っていますよね。

介護士もヘルパーも３大介護以外の関わりを今までだって頑張ってきました。

資格は違えどやっていることは変わらない。

皆さんは今の現状で満足ですか？

もっと一人一人のスキルを上げて個人個人の負担を軽減していった方が効率よく仕事が出来ると自分は思います。

ご利用者からしたら誰が介護士で誰が社会福祉士か、誰がヘルパーかなんて分かりません。

まずは一人ひとりが「介護の仕事」をしているという自覚を持ち、目の前のご利用者と向き合っていけば上記に記載されている「こころとからだ」も理解していけるのかと思います。

この仕事をしてまだ５年しか経過はしていませんが、現場でしか得ることの出来ない技術などもあると思います。

たくさんのご利用者とコミュニケーションを行い、その人がどんな人か、どんな人生を歩んできたのかなどを考えながらケアに入ることでその人に適したケアが見つかるのではないでしょうか。

ご利用者から教わることは沢山ありますし、麻痺などの障害のある方の援助をすることで「こういうケアの仕方もあるのだ」と新しい発見もしたことがあります。

介護士がメインだと思いますが、それと同等にご利用者もメインの「介護」という仕事。

ご利用者・介護士・ヘルパー、専門職が一緒になってこそ「こころとからだ」の介護が出来るのではないでしょうか。