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奥の談話室コミュの平成ガメラシリーズ

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正直言って子供の頃僕はガメラよりゴジラ派でした(笑)。

もちろんガメラが嫌いなわけではありませんでしたが、だんだんに子供を意識した作りがその時の僕の年齢と合わなくなって、もっとシリアスな怪獣映画が観たい…というふうに思っていました。
その後登場した平成ガメラシリーズは、久しぶりに観た待ち望んでいた怪獣映画でしたが、それはそれでいろいろ思うことも…。

コメント(5)

造形的にはレギオンガメラが一番かっこいい。
話も第1作の旧来の怪獣物のパターンから抜け出した怪獣シミュレーションとして面白かった。
ただその中で「僕たちの(子供の)味方のガメラ」という立ち位置と「迫力のあるバトルや破壊をするリアルな怪獣」というビジュアルに落差が出来てしまったように感じた。

第1作のガメラでは旧シリーズのイメージの世襲や、ガメラに直接助けられるシーン、それとガメラとわかりあえる少女といった存在によってちぐはぐな印象はなかったのだが。
2作目になるともっと一般的な視点で怪獣ガメラを描いているのになぜか人々がガメラの存在に救いを求める。普通に考えたらあれは「大暴れする2匹の怪獣の片割れ」であるはずなのに。
シリーズ中、さりげなくガメラが人間を守ろうとする場面を入れている…一応。

ガメラ1では旧作のイメージに近いガメラの造形。物語展開などからわかりやすい描写…ギャオスの超音波メスを手でかばう(そして自分は傷つく)というものだったが、
ガメラ2の霞の目飛行場でレギオンを抑え、飛び立とうとするヘリを支援するというシーンはあまり印象が残らなかった。あの場面、まずガメラが飛んできてからレギオンが出現したのだが、逆にレギオンが先に現れてからガメラが飛んできたほうが意識下に「助けに来たガメラ」という印象を与えることができたんじゃないか…?(確信はないけれど・汗)。
そしてガメラ3.京都近辺だったかで子供が半泣きになりながら「ガメラが…助けてくれたんだよ」と言っていたけれど、画面が破壊シーンによって荒すぎて、そもそもその子が危ない目にあったのかどうかがわかりづらく、しかもガメラがどう助けたかも見づらかった。結果子供の証言による「説明」になってしまったような気がした。
できればさりげなく、でも印象的に人間を守った(救った)ように感じさせて欲しかった。
想像するに、ガメラを子供(人類)の味方として描こうとする本編と、迫力のある破壊シーン、怪獣大暴れシーンを撮ろうとする特撮編で乖離してしまったところがあるんじゃないだろうか…とか思った。
「ガメラを自衛隊の攻撃対象から外してください!」
長峰真弓は佐竹1佐にそう願い出た。

「ガメラは人を襲いません
  ガメラは人間の味方です 人間のために戦っているのです」
「長峰さん…」
佐竹1佐は長峰に対して穏やかな、しかしハッキリとした口調で言った。
「あなたのおっしゃりたいことはよくわかります。
 しかし理由はどうあれ、ガメラが戦うことで人や建物に被害が出ていることもまた事実なのです」

そう言われてしまうと長峰にはもう言葉がない。
「わかりました」
会釈をして引き上げるしかなかった。

「長峰さん…」
浅黄が心配そうに声をかける。
「それでも…」
長峰は浅黄に振り返りながら言った
「それでもガメラは味方よ!」

ガメラ2で不満だったのは、なし崩し的に人々がガメラの味方になっていくところだった。もちろん元々ガメラはそういうキャラクターで、平成シリーズもそういうファンの期待に支えられていたことはわかるのだが、昭和の作品と違い「リアルな怪獣映画」として作られているのでそのへんのズレを感じてしまったのだ。
1作めのガメラと心を通わせられる草薙浅黄や直接助けられた長峰たちはともかく、2作目の多くの人々にとって「ガメラは暴れる怪獣のもう一方」だと思う。

そのへんが流れとして気になって仕方がなかった。
(霞の目の件も僕にはあんまり「ガメラが守っている」ようには見えなかったし)

上記は僕自身がすんなり納得するために書いた場面である。町が壊れ、人々は逃げ惑う状況でもガメラを信じようとする人々がいるというポイントを入れたかった(多くの人は「何でもいいけどよそでやってくれ!」という思いをガメラに向けていると思うのだ)
こういうものは逆に「ここまでわかりやすくする必要はない」と言われるかもしれないけれど

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