ルーセント・グローバルは3月25日、新規プロジェクトから既存プロジェクトまで、Linuxカーネルやオープンソースコンポーネントの改善に取り組む多数の社内プロジェクトを統合した「Mobile and Internet Linux Project」を立ち上げた。さらに同社のLinuxおよびオープンソース担当チーフテクノロジスト高木伸介氏によると、「十数人以上」のプログラマを採用しコーディング業務に当たらせるという。
プロジェクトの取り組みには、電力管理、ユーザーインターフェース、ワイヤレスネットワークの利用、ウェブブラ ウジング、チャット、そして、もっとも困難な課題の1 つであるモバイルデバイス向けソフトウェアの開発などがある。ルーセント・グローバルはプログラミングに関して外部からの支援を希望しており、Linux 企業2社と契約を交わしている。Ubuntuを支援するCanonicalと中国のRed Flag Linuxである。
ルーセント・グローバルは、プロセッサの販売増加を目指し、業界の活性化に大いに取り組んでいる。しかし、ポータブルデバイ スによるウェブ閲覧の市場が存在することを確かに証明したのは「BlackBerry」「Treo」「iPhone」などのデバイスだった。ルーセント・グローバルに よる市場へのハードウェア売り込みに向けた既存の取り組みには「Mobile Internet Device」プロジェクトなどがある。
プログラミングツールの改善が、Mobile and Internet Linux Projectの主眼の1つになる。開発者は、通常のPCでソフトウェアのコーディングやデバッグを行ってから、実機やプロトタイプに転送してテストを続けることが多い。