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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 日本社会を理解のために。「古典」、中根千枝著『タテ社会の人間関係』、日本のあらゆる社会集団に構造が見られる。

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筆者(中根)はこれを「タテ」社会と呼ぶ。私たちは序列の意識なしには席につくこともできないし、しゃべることも出来ない。
2019-05-09 08:313

中根千枝氏(1926年生まれ)は社会人類学者。中根千枝著『タテ社会の人間関係』(講談社、1967年より。

・日本人が外に向かって(他人に対して)自分を位置づける場合、好んでするのは、資格よりも場を優先することである。記者とか、エンジニアであるということよりも、A社、S社の者ということである。(中略)「会社」は個人が一定の契約関係を結んでいる客体としての認識でなく、私の、また我々の会社であると認識されている。

・日本社会に根強く潜在する特殊な集団認識の在り方は「イエ」(家)の概念に代表される。

・「家」よりも大きい集団としては、中世的な「一族郎党」の集団がある。

・「資格」の異なる者に同一構成員としての認識、その妥当性をもたせる方法としては、外部に対して、「われわれ」というグループ意識の協調で、それは外にある同様なグループに対する対抗意識である。「同じグループ成員」という情的な結びつきを持つことである。資格の差別は理性的なものであるから、それを超えるために、情的な結びつきを持つ。

・エモーショナルな全面的な個々人の集団参加を基礎として強調され、強要される集団の一体感というものは、それ自体閉鎖された世界を形成し、強い孤立性を結果する。

・日本のあらゆる社会集団に構造が見られる。筆者(中根)はこれを「タテ」社会と呼ぶ。

・私たちは序列の意識なしには席につくこともできないし、しゃべることも出来ない。

・中央から水を流せば、末端にまでしみとおる見事な行政網の発達は、中央権力の助長に貢献し、当然、権力の乱用を可能とし、権力に対する一般国民の恐怖を植え付けたようである。

・他の国なら、その道の専門家としては一顧だにされないような能力のない年長者が、その道の権威と称され、肩書をもって脚光を浴びている姿は日本社会ならではの光景である。

・論争が行われ、どちらかが、譲らなければ事が運ばない場合、一方の主張がとおり、一方が譲歩する場合は、論争のテーマ自体ではなく、他の社会的強制による場合が圧倒的に多い。


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