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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 『オーウェルの薔薇』より

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【孫崎享のつぶやき】
『オーウェルの薔薇』より。「「全体主義下ではその手中にある多くの人の精神を破壊し、自分や他人の考えや言葉のうちに真実や正確さを求めることを放棄させる。全体主義の理想的な臣民は筋金入りのナチや共産主義者でなく、事実と虚構の区別できない人々だ。
2023-01-13 07:5213


レベッカ・ソルニット著『オーウェルの薔薇』
「全体主義のもとではやがてその手中にある多くのひとびとの精神を破壊し、自分や他人の考えや言葉のうちに真実や正確さを求めることを放棄するよう確信させる。時に」これは知性の降伏や、恐怖に怯えるがゆえにみずから進んで信じたほうが都合の」よいものは全て信ずるという態度にあらわれることもあれば、冷笑的な態度や、信じること自体の拒絶や、あらゆることはひとしなみに腐敗しているという主張の形をとることもある。」。
「全体主義の強力な敵は、事実と虚構の区別、真と偽の区別を情熱と明晰さをもっておこない、自分自身の経験とそれを証言する能力に基づく現実性に依って立つ者であると。」

 ソルニットは「『1984』の世界は、我々が警戒しなければ、いつでもどこでも起こる」と警告していると思う。
ハンナ・アーレントは有名な文章の中でこう言っている。「全体主義の理想的な臣民は筋金入りのナチでもなく、筋金いりの共産主義者でもなく、事実と虚構の区別もつかなくなってしまった人々なのだ」

アーレントの言葉を反転させてこうも言えるだろう。すなわち、全体主義の強力な敵は、事実と虚構の区別、真と偽の区別を情熱と明晰さをもっておこない、自分自身の経験とそれを証言する能力に基づく現実に依ってたつものだと。1946年発表のエッセイ「文学の禁圧」の中でオーウェルは嘘は全体主義に不可欠なものであり、強制収容所や秘密警察の必要がなくなってもまだ続けられるであろう」と書いている。全体主義は嘘なくしては成立しえないものだ。

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