孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【色平哲郎氏からのご紹介】（１１月１日、川田龍平参議院議員の「議員生活１５周年を祝う会」での会長挨拶）

【色平哲郎氏からのご紹介】
（１１月１日、川田龍平参議院議員の「議員生活１５周年を祝う会」での会長挨拶）

日本では、だれもが医療を受けられる国民皆保険制度を維持してきました。しかし現在、この制度の根幹を揺るがす政策が静かに進んでいます。

ここ数年、省庁が連携し、基幹病院に外国人患者を受け入れる体制整備を求めてきました。
しかし、その実態は「観光産業と連動した医療ツーリズムの推進」です。病院に専任スタッフや通訳を配置、金持ちの外国人旅行者から「保険診療の２倍から３倍」の金額をとって診療することが推奨されています。

こうした整備は、独法化で「経営努力」が必要になった公立病院にも求められます。公立病院の経営が、こうした富裕層外国人への営利診療に依存するようになれば、「経済力で患者を選別しない」という皆保険の精神は崩壊してしまいます。

コロナ禍もあってか、「困窮した外国人が医療費が支払えない」と公立病院から診療を拒まれる事態が起きています。「お金がなければ診療しない」という医療が、とうとう、ここ日本でもはじまりました。最初は少数の外国人に対して行われますが、やがて経済事情から保険料を払えなくなった人や、年金が不足する高齢者など、様々な人々が排除されることにつながっていくでしょう。

日本の皆保険制度を空洞化させ、「お金のある人が優先的に医療を受ける」というアメリカ型医療へと向かう扉が、静かに、静かに、開かれました。

「社会に分断をもちこみ、弱者を排除する」
そんな政治に終止符を打ち、「いのちが守られる政治」を取り戻すために、今後も、継続して、龍平議員を応援いただきたく、皆様にお願いいたします。
（後援会長・色平哲郎）