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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【色平哲郎氏のご紹介】米、日本への渡航中止勧告コロナ懸念で

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 E484Kは、抗体を跳ね返すような変異であり、N501Yは、細胞に接着する力が強まる変異であることが分かってきた。つまりウイルスは、攻撃をかわしつつ、より効率よく感染するタイプに変化したことになる。あたかも人間側のもくろみの裏を読んで、ウイルスが意図的に変身したかのようだが、もちろんウイルスには意図も意思もない、、、

あらゆるタイプのウイルス変異体が、日々、世界中で出現している。そこにワクチンが網をかけるから、それをすり抜けるような変異体が選抜される。あるいは、宿主により素早く取り付き、より早く複製できる変異体が、より拡散するチャンスを得る、、、

変異株に対しては改良型ワクチンが製造される見込みだが、抗生物質と耐性菌のようないたちごっこになりかねない。押せば押し返し、沈めようとすれば浮かび上がる。これが自然という動的平衡の理(ことわり)である。

【繰り返されてきた物語。共生へ長い時間要する 福岡伸一 東京新聞5月23日】


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米、日本への渡航中止勧告 コロナ懸念で

https://bit.ly/3ucbBOA


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>いつもお世話になっております。
さて5/26(水)22時〜NHK「クローズアップ現代+」は「『協同労働』注目の働き方」というテーマで放送されます。15時現在、上記サイトには内容の詳細がまだ記載されておりませんが、明治大学の大高研道先生が生放送で出演とのことですので、ご案内申し上げます。


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現代民主主義は、18世紀フランスの思想家ルソーが提唱した「一般意志」という概念を基礎としている。一般意志とは、個人の意志のたんなる集計ではなく社会の共通意志とされるが、一般意志と個人意志が異なった場合は一般意志が優越する(個人意志はそれに従う)という意味で、共通意志とはいいながら一つのフィクションに他ならない。
これに対して著者は「一般意志というフィクション抜きに民主主義の構想はできないのか」と問題提起し、新たなオルタナティブとして、一人ひとりの経験や習慣を重視する「プラグマティズム型」の民主主義像への転換を試みる。そこには、民主主義の理念を自分たちの手に取り戻したいという思いがある、、、

伝統的に哲学は、日常の経験よりもその背後にある本質を追い求めてきたが、彼らにとっては、人がともに行為し経験を共有することこそが重要であり、それによって人の成長や民主主義の基礎がつくられると考えたのである、、、

他者への依存は服従につながるため、悪とみなされたのである。また、みずからの属性を知らず、他者にも関心をもたない「原初状態」という仮想設定でのみ正義が導き出されるとしたロールズ(現代アメリカを代表する政治哲学者)の考えも、不干渉を補完することにつながった、、、

プラグマティストにとって、ある理念がそれ自体として真であるかどうかはさほど重要ではなく、その理念にもとづく行動がどのような結果をもたらしたかが肝心であるという。結果が望ましいものとなり、それが繰り返されれば、その理念や行動はその人の習慣となる。その習慣は、社会的なコミュニケーションを介して他者へと伝播し、共有される。人々の理念が結びつき、結果として社会を変えていく。
こうした人と人との関係を基盤とした「習慣」の力による社会変革は「投票によらない社会変革」であり、著者はそこに「ルソー型」とは異質の「プラグマティズム型」民主主義の可能性を見出す、、、

プラグマティズムでは、人間は誤りをおかす存在であるため、理念は日常の経験や習慣を通じて絶えず修正していくことが必要と考える。それはプラグマティズムが、理念と理念の対立の産物であった南北戦争(1861-1865年)への反省から出発したことと関係している。また、「一般意志」が歴史上たびたび独裁者に利用されてきたことも、理念を絶対視しないプラグマティズムへの期待につながっている。
しかし、プラグマティズム型の実験には、現実に安易に流され、めざすべき方向感を見失うといった懸念が付きまとう。理念を絶対視しないことが理念の軽視につながってはならない。

https://bit.ly/3vhHQ0g


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「ここから、そしてこの日から、世界史の新たな時代が始まる」
Von hier und heute geht eine neue Epoche der Weltgeschichte aus,
und ihr k?nnt sagen, ihr seid dabei gewesen.

Bataille de Valmy   1792年9月20日
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

国民軍が従来の傭兵軍を破った
この戦いによって史上最強の軍隊・国民軍が誕生したともいわれる
9月22日、立法議会が王政廃止宣言を発した


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プラグマティズムに着目するのは、「十分な判断材料がないにもかかわらず、何らかの選択をしなければならない」という状況下で、「実験による社会の漸進的改良」を説いたのがデューイらのその思想だからである。
そしてアメリカン・デモクラシーの最良の部分は、この思想を習慣として内面化してきた地域コミュニティーでの自治の経験にあると著者は見る。

そしてそのあと、隠岐諸島や釜石など中央から遠く離れた地域でいま取り組まれつつある、先住者と新たな移住者との協働による起業やソーシャル・ビジネスなどに、一気に眼(め)を転じる。そこに新たな「民主主義の習慣」を見ようというのだ。

富の再配分ではなく、負担の再配分(痛みの分かち合い)をこそ語らねばならない「収縮時代」に送り届けられた、一冊の希望の書である。

https://bit.ly/3hRAgoX


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「東京五輪・パラリンピックは中止すべき」信濃毎日新聞が社説で表明

同社の丸山貢一論説主幹は5月23日、度重なる緊急事態宣言の発令を踏まえて「ここ1、2カ月の間、論説委員の中で議論してきた」とハフポスト日本版の取材に説明。

「開催が迫ったいまのタイミングで出すべきだと判断した」と語った。

https://bit.ly/3yyLkgJ


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斎藤幸平さんの「わが人生最高の10冊」

○1位 『新編輯版 ドイツ・イデオロギー』
   マルクス、エンゲルス著
   廣松渉編訳 小林昌人補訳 岩波文庫
「特定の大学に所属することなく、亡命者として活動を続けてきたマルクスの姿勢にも共鳴することが多いですね」
「そしてウェズリアン大学入学後、現在の研究の核となったマルクスに出会いました。『資本論』の衝撃も大きかったのですが、今回は『ドイツ・イデオロギー』を選びました。私にとって「社会を変えるにはまず行動を変えること」という示唆が大きかったからです。
 高校の頃、私は「個々人の意識を変えれば、社会問題は解決できる」と考えていました。しかしマルクスは、意識だけでなくふるまいそのものを変えることが重要だと語っています。たとえば「貨幣はただの紙切れ」と言われても、それを使い続ける限りは、人々はおカネに固執するしかない。社会を変えるには、頭の中の考えだけでなく、実際の行動を変容させなければならないのです。」

○2位 『これがすべてを変える 資本主義 vs. 気候変動』(上・下)
   ナオミ・クライン著 岩波書店
「クラインの著書では、市場原理主義に警鐘を鳴らす『ショック・ドクトリン』も広く読まれてほしい一冊です」
「加えて、自分自身の体験も、マルクスがいかに重要かを教えてくれました。2005年夏、ハリケーン・カトリーナがアメリカ南東部を襲い、私もニューオリンズへボランティアに行きました。黒人や有色人種が住む地域は、白人が住む地域と比べてまったく復興が進まない。格差社会を目の当たりににして、資本主義の残酷さを思い知らされたのです。
 こうした現実を変えようと、マルクスの意志を継いで資本主義と闘う人々がいます。そのひとりがナオミ・クラインです。彼女の著作は発売と同時に読むようにしていますが、気候変動の元凶を資本主義だと指摘した『これがすべてを変える』が出色だと思います。
 彼女がジャーナリストとして優れているのは、現状のリポートだけでなく、どうやって危機を乗り越えるかまで考察している点です。環境保全のための新たな取り組みによって、資本主義の負の側面を改善できるというところまで踏み込んで主張しているのです。」

○3位 『物象化の構図』
   廣松渉著 岩波現代文庫
「廣松の解釈は、実践的な社会変革につなげるまでには発展させられませんでしたが、マルクス理解では外せません」

○4位 『〈帝国〉グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』
   アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート著
   水嶋、酒井、浜、吉田訳 以文社

○5位 『負債論 貨幣と暴力の5000年』
   デヴィッド・グレーバー著
   酒井隆史監訳、高祖、佐々木訳 以文社

○6位 『キャリバンと魔女 資本主義に抗する女性の身体』
   シルヴィア・フェデリーチ著 以文社 
「かつて欧州に存在した“魔女狩り”と、資本主義の発展を結びつけていく手腕は凄い」

○7位 『コンヴィヴィアリティのための道具』
   イヴァン・イリイチ著 渡辺京二、渡辺梨佐訳
   ちくま学芸文庫
「“脱成長”の思想的根幹、およびその必要性を考える上では避けて通れない本です」

○8位 『ドーナツ経済学が世界を救う 人類と地球のためのパラダイムシフト』
   ケイト・ラワース著 黒輪篤嗣訳 
   7月『ドーナツ経済』として文庫化 (河出文庫)
「ドーナツ経済という、GDP成長の重視から離れた新しい経済モデルが示されます」
「人々が幸せに暮らすには、最低限のインフラや教育といったものが必要です。しかしそのために経済を発展させすぎると、環境が破壊され、自分で自分の首を締めることになってしまう。最低限の生活(ドーナツの内側の円)と、環境の限界(外側の円)のバランスを取りながら、経済を維持する。この「ドーナツ経済」という考えは、オランダの首都・アムステルダムで既に実践されています。」

○9位 『哲学入門』
   バートランド・ラッセル著 鴫撞洩
   ちくま学芸文庫
「同時期に(高校生の頃)読んだ『哲学入門』も、思想家として生きる道を示してくれた一冊です。ラッセルは核廃絶を提唱したり、ベトナム戦争を鋭く批判したりと、現実の社会問題に対して積極的にコミットする「行動する哲学者」でした。ほかにもチョムスキーやサイードなど、イラク戦争下のアメリカでは一流の知識人たちが政府の姿勢を厳しく批判していました。彼らの後ろ姿を見て、自分も社会問題について忌憚なく意見を言う研究者になりたいと思ったのです。」

○10位 『武士道』
    新渡戸稲造著 矢内原忠雄訳 岩波文庫
「アメリカ同時多発テロにイラク戦争と、2000年代初頭はグローバル化の矛盾が次々と噴出した時代でした。
高校生だった私も憤りを感じ、問題解決のために研究者になりたいと考えるようになりました。
 そんな私の未来を照らしてくれたのが、およそ100年前に書かれた『武士道』です。欧米諸国と積極的な外交をするようになった明治期、新渡戸稲造は日本人の道徳的な核心である「武士道」を欧米に知らしめるために、英語でこの本を執筆しました。私自身も、日本と世界の架け橋になる本を英語で執筆したい。そんな憧れが、アメリカの大学へと進学するきっかけになりました。」

●最近読んだ1冊

鎌田華乃子『コミュニティ・オーガナイジング――ほしい未来をみんなで創る5つのステップ』
「社会運動家などではないごく普通の人々が、自分たちの所属する組織や社会の問題にどのように向き合い、改善していけばいいのかが書かれています。日本でもここで書かれたようなやり方が浸透してほしいですね」

週刊現代2021年5月22・29日号


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中国史学会では、中国が西洋に立ち遅れた原因は海禁に有ると考えられている。つまり、16世紀までの中国経済の発展は西洋に対しても大きな差がなかったが、国家間・地域間の相互刺激を通じて社会や経済の発展を促す貿易が海禁によって抑制されると中国の成長活力は減じられ、西洋に遅れを取ることになったとするものである、、、

また朝貢貿易を認められた国家もしくは政権にとり、海禁は独占的な貿易を約束し政治面・財政面で恩恵を与えてくれるものであった。この恩恵を最も享受した国家は琉球王朝であった、、、

琉球王朝は1年1貢と格段に有利な入朝を認められ、また貿易・外交に携わる在琉華人(?人三十六姓)や大型海船を賜り、明朝の後援を背に日本や東南アジア諸国と盛んに貿易を行った、、、

室町幕府にとっても日明勘合貿易は有力な収入源であり、また銅銭鋳造を行っていなかった幕府にとって、銅銭供給源である中国との独占的な貿易は貨幣鋳造権と類似の権限として機能した、、、

明代における海禁は南洋華人の増加にも寄与している。宋元代の自由貿易時代にも海外に移住する中国人は存在したが、明代に海禁が敷かれるとそれに伴う罰則は出海者の帰国を阻む障壁となり、彼等に海外定住を強いるものとなった。こうして一度華人社会が形成されるとその縁故を頼りに後続の者を呼び寄せるものとなり、明代後期から清代にかけて東南アジアへ華人が大挙して進出することになる。

https://bit.ly/34daQKv


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追悼文──大江正章さん、ありがとう。
2020-12-19 YOSHIHIRO NAKANO

Life is always untimely…
去る12月15日(火)、出版社コモンズ代表の大江正章さんが肺がんで亡くなりました。享年63歳。食、環境、地域、平和に関する数々の書籍を手掛け、自らも日本やアジアの地域作りの現場を取材する「歩く・見る・聞く出版人」でした。

大江さんと出会ったのは10年前、日仏会館で開催されたセルジュ・ラトゥーシュの初来日講演の時でした。以来、大江さんとは単著、共著、共編著、訳書の4冊の本を出版し、市民講座や大学講義など数々の場面で同じ時間を過ごしてきました。
大江さんと過ごした10年間は、ちょうど私が研究者として独自のスタイルを確立していく時期と重なります。
私たちの間には、玉野井芳郎という共通の影響がありました。玉野井さんが残した思索の跡を訪ね、それを現代的に変奏していく作品の制作に共に取り組んだ時間は、何物にも替えがたいです。
そんな大江さんから頂いた大切な言葉があります。初めて一緒に制作した『脱成長の道』(勝俣誠、マルク・アンベール編、コモンズ、2011)完成直後の懇親会の時のこと。同書に私は「脱成長の正義論」という論文を寄稿しました。思想研究を専門とする私は、初めてフィールドワークの真似事のような研究を行い、現場から理論構築を行う試みをしました。当時、もっと自分の専門に特化した方が良いのではないかと悩んでいたのですが、大江さんから次のような助言を頂きました。

「中野君のような理論研究者がフィールドに一歩でも二歩でも出たら、そこから出てくる理論はもの凄く深いものになる。」

博士論文まで行ってきた専門研究へのこだわりを、良い意味で捨てることができたのも、故郷への思いやルーツの感覚を肯定し、一介の生活者として学び問い続けることができたのも、この言葉があったからこそ。大江さんから頂いたこの言葉は、一生の宝物として忘れることはないでしょう。

Life is always untimely…

死は予期せぬときに訪れ、ときに肉親や友との関係を残酷な形で断ち切ります。それは辛く、悲しいことです。
しかし今、私が一番伝えたいのは、感謝の気持ちです。
大江さんとは良い思い出ばかりで、その出版人としての職人気質の仕事振り、現場感覚を重視する活動主義は、伝統職人業の家庭に生まれ育った私にとっては懐かしい魅力でした。その出版人としての哲学の全ては、社名に自らの名前を冠することなく、「コモンズ」と名付けたことに集約されていると思います。この稀有な出版社を知る人は皆、こう思っているでしょう。大江正章さん、あなたの存在そのものが、私たちにとってコモンズでしたと。

大江さん、お疲れ様でした。そして、ありがとう。Adios!

中野佳裕

https://bit.ly/3yz6P15

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