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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【色平哲郎氏のご紹介】 書評 「現代ネパールを知るための60章」

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日本ネパール協会(編)明石書店、2020年5月20日発行
私たちとってうれしい本が出版された。
ネパールに付いての第一人者、文化人類学者の石井溥、東京外国語大学名誉教授が編集顧問をされた「現代ネパールを知るための60章」である。ネパールを愛する、また現にネパールで働かれている61人の方が、それぞれの分野でネパールの”今“を書かれている。
この本の初版は2000年9月で、今回はその改訂版。2000年以降現在まで、人民戦争真っただ中から、その終結、新しい憲法発布、そして今年のコロナまで、この激震の20年の様子を、Iネパール概観、IIネパール政治の激動、III経済の変化と海外労働、IV開発・農業・インフラ、V保健医療、VI教育、VIIジェンダー・社会的包摂、VIII時代への対応:少数民族・宗教、IX生活の場・文化からの対応、X伝統と信仰と10に分類し60章に分けていろいろな角度から、分析しまとめている。
初版では元JOCSワーカー木村雄二先生がネパールの医療について書かれたが、今回は昔JOCSの短期ワーカーとしても2か月、それぞれタンセン、チョウジャリで働かれた石田龍吉先生が「へき地医療―岩村先生の思い出とタバン村近況」について書いている。先生は10年前から、ネパールの僻地ロルパ郡タバン村でネパールの伝統医療を尊重した僻地医療のモデル病院を作るべく孤軍奮闘されている。
ぜひ一読し、皆さんも応援していただきたい。またこの本には、ネパール史略年表や巻末に最近の参考文献が多数載っているのもありがたい。昔ネパールに関わった方にも、これからもっとネパールに付いて知りたい方にも是非お勧めしたい一冊である。 
そして、ネパールを往復する私からのもう一つのお勧めは、この本を手にされた方が是非ネパールに来られ、ご自分でネパールを体験し、もう1章「私の感じた新しいネパール」を付け加えられることである。     
「医学と福音」掲載 (評者: ネパール部会 医師 楢戸健次郎)
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コメント(1)

すーちゃんさん
「イイネ」を有難うございます。

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