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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【色平哲郎氏のご紹介】 ベーシック・インカムではなく、ユニバーサル・ベーシック配当

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ベーシック・インカムではなく、ユニバーサル・ベーシック配当


成長を求めて悪あがきすることで、超富裕層をのぞく圧倒的多数の人が貧しくなる
のは、この20年、30年を見ても明らかです。
それでもなかなか成長教から抜けられないんです。
私自身は、「閉じた経済圏」への橋渡しとして、株式への現金配当を廃止する
ことが重要だと考えています。
現金の代わりに、株主には現物サービスを配当する。
そうすれば、現物サービスではメリットを享受しにくい外国人株主
は自然と遠のくでしょう。
そうすれば、ROEを上げろ、10%以上にしろと恫喝するような風潮が消えていく、、、

資本を社会化するイメージですね。
私もその方向がいいと思っています。
『未来への大分岐』で議論したマイケル・ハートも同様に、
資本の社会化の重要性を強く訴えていました。
ギリシャ元財務相で経済学者のヤニス・バルファキスも、
ベーシック・インカムではなく、ユニバーサル・ベーシック配当
というアイデアを提出しています。
これは、あらゆる企業の株式の一部を社会化し、
配当を国民全員に分配するというものです。
つまり市民、国民すべてを株主とみなすわけですね。

https://toyokeizai.net/articles/-/313357


==


人間には寿命があるけれど、法人格には寿命はありません。


しかも、1度やったら取り返しがつかないのです。
だから環境危機が高まれば、資本が自主的に諦めてグリーンな経済に移行する
という考えは楽観的すぎます。
実際、歴史を振り返っても、システムが崩壊するときというのは、
粘って粘って最終的に戦争、略奪、内紛、殺し合いが起きるのが常です。
いわば人類の歴史は、ハード・ランディングの歴史でした。
革命だって1つのハード・ランディングと言えるかもしれない。
そうすると、ソフト・ランディングは存在しないのかもしれません、、、

資本主義が終わろうとしない根本的な要因は、株式会社という仕組みにあります。
株式会社は、1回きりの事業清算ではなくて、永久に存在することを前提とします。
人間には寿命があるけれど、法人格には寿命はありません。
だから無限に利潤を増殖させようとするわけです。
世の中に資本が足りない時代はそれでよかったのかもしれませんが、
いまの日独仏などの先進国は、明らかに供給力が過剰です。
供給力が過剰だから、投資してもリターンがない。
先ほど話したマイナス金利はその現れです、、、

ですから、資本主義を終わらせるためには、法人格にも一定の寿命を
与える必要があります。
例えば中世のように、1代かぎりで解散すればいいんです、、、

日本の1人当たりGDPの推移を見ると、1955年と比べて現在は、
インフレ調整後で8.5倍になりました。
1955年といえば、戦前の1936年の水準を取り戻した年です。
ちょうどそのころ、ケインズが予想しているんですね。
これから科学技術の進歩と指数的な成長で4倍から8倍まで生活水準が
上がれば、もうこれ以上、資本を蓄積する必要はない、と。

https://toyokeizai.net/articles/-/313361

コメント(2)

トリクルダウン神話は消えました。資本主義経済下で平等を達成するには、この方法しかないかもしれない。

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