3回目、トランプ氏初越境、トランプ、ツイートで呼びかけ北これに応ずる。二、三週間後交渉再開か。単なる写真撮影機会か前進か評価分かれる。トランプも、会談前、「重要なステップになるかもしれないし、そうならないかもしれない」 2019-06-30 19:37 米朝首脳、板門店で会談 3回目、トランプ氏初越境、(東京新聞) トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は30日、南北軍事境界線がある板門店で会談し、トランプ氏は現職の米大統領として初めて北朝鮮側に越境した。米朝首脳会談は昨年6月のシンガポール、今年2月のハノイに続き3回目。ハノイ会談決裂後、膠着したままの非核化交渉の再開につながるかどうかが焦点だ。 会談に先立ち、トランプ氏は韓国の文在寅大統領と共に軍事境界線がある非武装地帯(DMZ)を視察。金氏との会談でトランプ氏は「歴史的なときだ」と強調した。CNNテレビによると、トランプ氏は金氏をホワイトハウスに招待した。 1: どのようにして米朝会談は実現したか。 まず、トランプのツイートを見てみたい。 「韓国にいる間、北朝鮮の金議長(国務委員長)がこのツイートを見るなら、私は非武装地帯で 握手してハローという用意がある(While there, if Chairman Kim of North Korea sees this, I would meet him at the Border/DMZ just to shake his hand and say Hello(?)!(6月29日) 東亜日報29日付けは「29日から2日間の日程で韓国を訪れるトランプ米大統領の滞在期間中に検討されている非武装地帯(DMZ)の訪問の突発変数は「天候」だ。」と報じ、会談がありうるということは、十分想定され、多分打診もなされ、最終決断待ちの状況であったとみられる。 2:韓国側評価 文在寅大統領は首脳会談の冒頭発言で、「トランプ大統領が韓半島軍事境界線で金正恩北朝鮮国務委員長と握手をするならばその姿だけでも歴史的な場面になるだろう。それだけでなく韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化と恒久的平和に向けた韓半島プロセスにもとても大きな踏み石を設けることになるだろう」と強調した。 3:米国報道ぶり NYT、トランプ北朝鮮に入り、交渉再開に合意rump Steps Into North Korea and Agrees With Kim Jong-un to Resume Talks ・米国最高司令官の初の北朝鮮入り。 ・トランプはホワイトハウスに招待すると発言、 ・板門店会談は公式交渉でなく、友好的対話。 ・二、に三週間後に交渉再開に合意、米側代表はStephen Biegun、北朝鮮側不明。 ・トランプは行きずまり打開へギャンブル、 ・最初の首脳会談後、北朝鮮は核実験の中止、拘留中の米国人の釈放などを行っているが核兵器貯蔵の破棄計画に合意していない。北朝鮮は短距離ミサイル発射。 ・批判者は単なる写真の機会。オバマ時代の特別代表Joseph Yun,は批判的、 ・Sue Mi Terryは包括合意までいかなくとも部分的合意の可能性指摘、 ・トランプは会談前、重要なステップになるかもしれないし、そうならないかもしれないと発言。