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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】ウズベキスタンで見たもの。

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かつて日本は「最友好国扱い」。今やウズベキスタン側が準備したホテル入口にある約20カ国中の国旗に日章旗は見えない。日本は各国に経済協力をしてない訳でない。安倍首相外遊でのバラマキ。一貫性、継続性なき協力は評価されない。
2019-02-23 10:02

私は初代大使としての勤務を終えて以来、23年ぶりにウズベキスタンを訪れた。
訪問は、在京ウズベキスタン大使館が、国連が主催する中央アジア諸国間相互協力拡大のシンポジウムに出席してくれないかと依頼してきたことによる。
訪れて驚いたことがあった。ウズベキスタン側が用意したホテル入口付近には中国国旗や韓国国旗など約20カ国の国旗がかかっていたが、日章旗がない。
1990年代初頭ウズベキスタンが独立直後、経済的大混乱の中にあった。当時のカリモフ大統領は旧ソ連の幹部であり、米国やIMFや世銀が突き放した。米国は世界で最も民主化が行われていない国と激しく攻撃した。
ただ、日本の見方は異なった。アフガンの隣に位置し、イスラム過激派が押し寄せる中、強権政治は仕方なかった。しかし、必死に経済建設を行う国は援助すべきだという判断をだした。ガス生産への輸銀融資、通信・飛行場への円借款融資等が続いた。当然ウズベキスタンは感謝する。この当時ウズベキスタンを訪問した経済学者の金森久雄氏は「世界に親日国が二つある。ウズベキスタンと台湾だ」と述べていた。
しかし、今やウズベキスタン側が用意したホテル入口付近には中国国旗や韓国国旗など約20カ国の国旗がかかっていたが、日章旗がない。何故だろう。別に日本が反ウズベキスタンになった訳ではない。何もしてこなかったのだ。
日本は経済協力を止めたわけでない。安倍首相は外遊する毎に巨額のお金をばらまく。だが計画性、一貫性に欠く協力は評価されない。
では代わりに幅を利かせている国はどこか。米国である。貿易額を見れば、10番目位の国だ。何故か。ウズベキスタンの隣にアフガニスタンがある。戦闘が継続する中、どうしても警備で米国に依存する。私は「各地域で混乱が来れば、米国の発言力がます」と述べてきたが、ウズベキスタンがまさにその通りだ。
中国の進出は未だ、この地ではそんなに強く感じられない。
旧ソ連の影響は強い。一時、ウズベキ化が強固に行われ、ロシア文化が後退したが、町の看板には英語と並び、ロシア語がある。テレビの娯楽番組は圧倒的にロシア語だ。
日本は?、今は存在感は零に近くなった。

コメント(2)

安倍さんのばら撒き外交は、効果がない、ってことですね。集中と選択が必要。
>>[1]

私もそう思います。ほとんど系統性は感じられません。

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