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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】 北方領土:「歯舞色丹先行論」と「歯舞色丹+α論」は本質的には真逆。

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「歯舞色丹先行論」は先ず歯舞色丹を手に入れ後に国後択捉の入手を意図。他方「歯舞色丹+α論」は領土主張を実質止め、経済協力等拡大で相互依存拡大の理念の流れ。混在しているのが混乱の元。
2019-01-21 08:45

安倍首相は平和条約を締結し、歯舞色丹の引き取りを計っている。ただ、それで終わりでなく、どうするかで、「歯舞色丹先行論」と「歯舞色丹+α論」がある。
 これは同じ様で、理念的には真逆である。
 「歯舞色丹先行論」は後に国後択捉の入手を意図。
 「歯舞色丹+α論」は本質的には、領土主張をやめ、ロシアの主権を認めたうえで、経済協力、ビザなし交流、文化交流を行い、友好関係を促進し、緊張を低めることを意図する。
 14日モスクワでの日ロ外相会談後のラブロフ外相の記者会見においては、日本では国後・択捉に対する強硬発言が報道されたが、
▼南クリル諸島での共同経済活動は、ほとんど成果があがっていないという点についても話し合った。結果を出すよう今後も話し合っていくことで一致した。
▼投資環境の自由化、ビザの問題についても話し合った。ロシアは、サハリンと北海道との間のビザなしでの行き来ができるようにしたいと考えているとの発言があり、「歯舞色丹+α論」には応ずる可能性のあることを示している。
 「歯舞色丹先行論」は日本に国後・択捉を返還できる法的根拠がなく、全く実現のない虚構の主張。
 鈴木宗男議員は、安倍首相が目指しているのは、「歯舞色丹先行論」でなく、「歯舞色丹+α論」だという。ただ安倍首相も「歯舞色丹先行論」か、「歯舞色丹+α論」かのいずれかを明確に説明していないので混乱。

コメント(6)

>ロシアは、サハリンと北海道との間のビザなしでの行き来ができるようにしたいと考えているとの発言があり、

ふざけるなと言いたい!
2島が返ってくるだけなら、日本側には何の「うま味」も存在しない。
ロシアとしては、すぐ脇に存在する北海道の市場はたまらなく魅力的なのだろうが、日本としては受け入れる必要のない調子のいい話だ。



>「歯舞色丹先行論」は日本に国後・択捉を返還できる法的根拠がなく、全く実現のない虚構の主張。

ロシアの方が主権を主張できない状態だ!
日本側にはカイロ宣言の強い根拠がある(以下参照)。

h ttp://www.chukai.ne.jp/~masago/cairo.html
>…同盟国は、自国のためには利得も求めず、また領土拡張の念も有しない。…
日本国は、また、暴力及び強慾により日本国が略取した他のすべての地域から駆逐される。

連合国がポツダム宣言において「カイロ宣言を守る旨」を約束したからこそ、日本はそれを受諾して降伏した。そのポツダム宣言は、連合国と日本の代表が互いに調印した「法的な義務を持つ」国家間の約束だ。ソ連も追認という形でポツダム宣言に参加している。だから、上に引用したカイロ宣言の条項は、日本の千島領有に対する非常に強い根拠だ。

一方、ソ連はサンフランシスコ講和条約を批准していないのだから、「日本はサンフランシスコ条約により領土を放棄した」と日本に対して主張することはできない。サンフランシスコ講和条約第25条は、条約を批准していない国が同条約を利用してはならない旨を述べている。同条約を批准している米国や英国などは日本に対して「日本はサンフランシスコ条約により領土を放棄したことを忘れるな」と主張できても、ロシア(ソ連)にはそれができない。そのことは、以下で既に説明したことだ。

https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6146679&id=88272248
No.[7]

同条約を批准していなかったソ連がそういう状態にあったからこそ、ソ連には、何の条約も利用できない状態、つまり、「何もないところ」「0の状態」から自国の千島列島領有の正当性を主張しなければならないという「離れ業」が要求されていた。そして、ソ連はその説明を行えず不法占拠を続けていた。ソ連の不法占拠状態を引き継いだロシアにも、千島列島の領有を主張できる根拠が存在していない。つまり、不法占拠しているだけの状態でしかない。

日本には千島列島が日本領であることを主張できるソ連も承認していた強い根拠が存在し、ロシア(ソ連)にはそのような根拠が一つも存在していない状態である。そのような状態で漁船への銃撃や拿捕などを行っているのだから、ロシア(ソ連)という国は、まさに無法者国家の一員でしかない!
>>[1]

力作を有り難うございます。
二島返還の二種類の見解をきょう転載したひとつの記事で孫崎さんが書いています。
あっ、この記事です。
自民党や民族派、保守勢力でも安倍外交は賛否さまざまなようですね。
私は、北方領土は、日本の敗戦による、ソ連(連合国の一つ)の占領支配だと思っていました。
それで、72年の沖縄返還(これも、連合国、アメリカの占領支配)と、同時に、交渉、返還されるべきものだったと思います。日本の外交交渉のまずさで、実効支配を許しているのですね。
>>[3]

「イイネ」にまずお礼申し上げます。
ご意見に賛成です。
ソ連もアメリカも、日本国民はリアリズムで対応すべきですね。
左翼はソ連にあまく、右翼はその反対だったかと想起します。
中国やソ連が果たしたそれなりの役割も、きちんと、清算主義でなく評価すべきと今も考えます。現在の中ロを見ていて、いわく言い難し・・
>>[4]
「いわく言いがたし」はよかった。
たしかに、ソ連や中国があり、アメリカの一方的覇権の
コントロールの役割を果たした、と思います。ソ連が崩壊し、一極支配になってから、世界は悪くなった。
>>[5]

冷戦が終わり、ベルリンの壁が崩され、自由の風が・・・

なんなんでしょうね。あのあとから。
どちらが言い悪いとでなく、バランスや均衡は権力腐敗防止のためにも必要ですね。

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