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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】一寸いい話。竹内政明の「編集手帳」傑作選より。日野原よど号乗客の一人日野原重明・生き方を変える

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【孫崎享のつぶやき】
一寸いい話。竹内政明の「編集手帳」傑作選より。日野原よど号乗客の一人日野原重明・生き方を変える。「業績をあげて有名な医師になる。そういう生き方はもうやめた。生かされてある身は自分以外のことにささげよう」
2018-07-26 07:31


2017年7月19日 編集手帳:

 ドストエフスキーは『カラマーゾフの兄弟』の巻頭に新約聖書を引いている。
〈一粒の麦もし地に落ちて死なずば唯(ただ)一つにてあらん。
 もし死なば多くの実を結ぶべし〉。
日野原重明さんはその一節を印象深く読んだという。
これほど異常な状況下の読書もない。
1970年(昭和45年)3月、
赤軍派にハイジャックされた日航機「よど号」の機中である。
ましてや、
人質の乗客に向けたサービスで用意したものか、
犯人から借りた本である。
「業績をあげて有名な医師になる。
 そういう生き方は、
 もうやめた。
 生かされてある身は自分以外のことにささげよう」
当時58歳の日野原さんは心に誓ったという。

「よど号」から生還したとき、
名声と功業を追い求める麦は一度死んだのだろう
。“生涯現役”の医師として、
健康で豊かな老いのあるべき姿を体現しつづけた。
誓いどおりの第二の人生に、どれだけ多くの高齢者が励まされたことか。
日野原さんが105歳で死去した。

いまでは、
語感も軽快な「アラハン」(=100歳前後の人)なる言葉が少しも不自然に聞こえない。
その人が残した麦の実の、
何と豊穣(ほうじょう)なことよ。

コメント(2)

本当ですね。
日野原さんのような生き方をしたいですが・・・なかなか。
>>[1]

「イイネ」に厚く感謝申し上げます。
日野原先生は、いわば超人の域ですよね。凄いひとです。

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