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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの孫崎亨著 日本外交と政治の正体 安倍政権が掲げる「北の脅威に対応」は虚偽広告と同じだ

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日本外交と政治の正体
安倍政権が掲げる「北の脅威に対応」は虚偽広告と同じだ
2017年10月20日>> バックナンバー
迎撃ミサイルPAC3は絵に描いた餅(C)日刊ゲンダイ

 自民党は今度の選挙で「北朝鮮の脅威への対抗」をキャンペーンに掲げている。新聞の折り込み広告を読むと、こう書いてある。
〈この国を守り抜く信頼の約束〉〈北朝鮮の脅威からこの国を守ります〉〈北朝鮮の脅威が増しています。今こそ世界をリードできる経験豊かな政権が必要です〉

 しかし、この言葉は全く空疎で実体がない。虚偽広告の類いである。
 北朝鮮の脅威に対して日本に何ができるのかといえば、何もできないのが実態だからだ。

 まず、日本が制裁強化を続け、北朝鮮が「困ります。制裁解除したらミサイル開発やめます」という展開になるかといえば、絶対にならない。
 そして万が一、軍事衝突となれば、北朝鮮は日本に到達できる中距離弾道ミサイル「ノドン」を200〜300発も実戦配備しているのである。このうち、数発は破壊できるかもしれないが、200発以上が日本の都市に飛んでくることになる。

 さらに「ノドン」は移動式で、どこに配備されているか分からない。一般的に偵察衛星は光学監視システムを使った写真撮影である。つまり、夜中に撃たれると発射を察知できない。北朝鮮のミサイル発射は事前に把握できないのだ。

 もちろん、ミサイルの軌道計算もできないし、北朝鮮が日本の攻撃目標をどこに設定しているかも分からない。ミサイルが発射されるたびに警戒警報のJアラートが日本全国で鳴り響くだけだ。

 最もバカバカしいのは、ミサイル防衛である。「ノドン」は秒速2〜3キロ。撃ち落とす迎撃ミサイルPAC3の速度はマッハ5だから、秒速1・8キロ。PAC3の射程は15キロである。上に向かって撃つため、守られる地域はせいぜい半径2〜3キロだろう。何の役にも立たないのは明らか。

 国民は冷静になって、北朝鮮の脅威にどう対応すべきかをあらためて考えるべきだ。北朝鮮国家、指導者を軍事で抹殺するという行動に同調しない限り、攻撃される可能性は低い。安倍首相の妄言に気づくべきである。

コメント(1)

安倍さんの妄言は、右翼国粋主義者のいうことと、全く同じ。非常に危険です。

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