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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの《安藤輝三、尾崎秀実、伊藤律を再評価する岐阜中津川での講演会

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【孫崎享のつぶやき】2017-02-27

《安藤輝三、尾崎秀実、伊藤律を再評価する岐阜中津川での講演会(7月発売『日米開戦へのスパイ(仮題)』関連事業)、―「ゾルゲ達の情報でソ連が行動をおこしたようなものはない。ゾルゲ事件は基本的に冤罪事件。東條の近衛首相追い落としの一環」を解説―》



 7月発売『日米開戦へのスパイ(仮題)』で、「ゾルゲ達の情報でソ連が行動をおこしたようなものはない。一般的に流布されている関東軍はソ連を攻めないというゾルゲ情報で極東ソ連軍が西部戦線に移転し、モスクワの陥落を防いだというのは事実と異なる。ゾルゲ事件は基本的に冤罪事件。東條の近衛首相追い落としの一環、戦後は逆コースの中共産党弾圧の一環」書いているが、それを講演会で説明してきた。



A:事実関係

太平洋戦争開戦前後の「二・二六事件」(1936年)や「ゾルゲ事件」(41〜42年)に関わった岐阜県内ゆかりの安藤輝三、尾崎秀実(ほつみ)、伊藤律を再評価する「戦前戦後史人権フォーラム」(ふるさと瑞浪・伊藤律研究会主催)が26日、中津川市内で開かれた。約150人が元外交官の孫崎享さんらの講演に耳を傾けた。

 孫崎さんは、当時のソ連に機密情報を流した国際スパイ容疑で、ドイツ人のリヒャルト・ゾルゲや父親が加茂郡白川町出身の尾崎らが死刑になったゾルゲ事件について、近衛文麿首相と入れ替わる形で首相となり、開戦への道を進んだ東條英機が、近衛を辞職させるために利用した事件だったと推測。

 尾崎は近衛内閣のブレーンで、ゾルゲとの関わりもあったが「ゾルゲはソ連以外の国にも情報を流していた。ゾルゲの情報でソ連が利益を得て、日本が損害を被った事実はない。ゾルゲと関係があるだけで死刑。どんな害を与えたのか明確にできなければ、罪に問えないはずだ」と不当性を訴えた。

 このほか、社会運動史研究家の渡部富哉さん、瑞浪市出身の伊藤律の次男の伊藤淳さん、本紙の堀尚人記者が講演。「動乱に咲いた遺志の活かし方」と題したパネル討論では、父親が揖斐郡揖斐川町出身の安藤や、尾崎の親族らも加わり、再評価に向けて意見を交わした。



B: 旅行関係

 26日料理旅館牧ヶ洞で泊まる。周りが山に囲まれた素敵なロケーション。 料理旅館となっているが残念ながら、取ったのは朝食のみ。しかし凝っている。

 27日、尾崎秀実の実家跡を訪れる。家屋はない。屋敷内に10m以上の梅の木の巨木がある。

 実家跡から50メートル離れた所に尾崎家墓地がある。秀実はここにはまつられていない。秀実の遺書に墓地を作る必要がないと書いてあるが、ここに帰ることも十分可能だった。

 講演会は160人以上が参加。岐阜新聞や朝日新聞の記者が取材。

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私見
  まだ学生のころに、尾崎秀樹氏を通して、尾崎秀実さんを、古在由重氏を通してゾルゲに関心をもった。尾崎秀実は肯定してもゾルゲには距離感をもつひとが多いようだ。私は、人物や思想を、そのひとが生きた同時代において見極めることを自らの信条としている。

いまもコミンテルンや『反ファシズム統一戦線』論を提起したディミトロフを、全否定などしない。

  伊藤律氏については、家父長制指導を徳田球一氏がおこなった時の共産党内にしのびこんだ権力のスパイという説に影響されていたので、中国から日本に帰国した時の、国内の動揺や評価の転換に戸惑った。

  その点で、加藤哲郎氏の厖大な史料・資料を丹念に発掘して自らの見解をうちたてるスタンスを大事な研究者の姿勢と思う。

激動の昭和史に、反権力、民衆の立場に身をおいて社会運動を続けたひとびとを、単眼でなく複眼で把握しようと心がけている。



コメント(1)

なるほど、歴史の評価は難しいですね。後から資料が出てきて、あとの人達が評価を変えることもありますね。

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