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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの《マクフォール元駐露大使、「米国軍事介入に過大な期待をする方が悪い」の発言の意味。》

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【孫崎享のつぶやき】
《マクフォール元駐露大使、「米国軍事介入に過大な期待をする方が悪い」の発言の意味。》
2015-04-27 08:0881



21日、私のツイッターで次を報じた。

クリミア「マクフォール元駐露大使「ウクラインスカヤ・プラウダ」「米国は、クリミアをめぐり戦う用意ない。クリミアのロシア編入は、歴史的事実であり、ウクライナ当局は、現実主義者となる必要ある。米はポ、チェコ、ハンガリーで戦う積もりなかった。米の意図過大評価するな」(sputnik)

実はこの発言は極めて重大な意味合いを持つ。尖閣諸島への米国の対応などとも関連する。

A:事実関係

2015年4月24日付"Українська правда"紙は「Майкл Макфол: Путін хоче, щоб в Україні не було ні війни, ні миру」の表題の下に、長文のマクフォール元駐露大使とのインタビューを掲載している。米国の対ロ政策などを説明したもので極めて興味あるが、関係部分を下記に示す。

問「どうしてアメリカはウクライナの併合を許したのか」

答え「もし2014年にこうした事態(併合)が起きることをその3-4年前に知っていたら我々は何をできたであろうか。

多くの人は予想しなかったというがそう簡単ではない。事態が進展したらプーチンはどう対応するであろうかという議論はあった。ソチにいるときにロストフでのヤヌコビッチの記者会見があった。私のBlackberryに“やった。やった。革命だ。勝利だ”と流れた。

.しかし、その時、私には別の感じがあった。私は戦慄の中にあった。プーチンの反応がすごいものになると予感した。プーチンについては私はナイーブではない。1991年にすでに会っている。

私は人々が西側の行動の可能性について過大評価をすることを望んでいない。

軍事作戦に我々はいかない。それは明白だ。.

米国はクリミアのために戦闘するつもりはない。

我々は、その当時ポーランドのために戦闘しなかった。ハンガリーのためにも、チェコのためにも戦闘しなかった。これは歴史的事実である。

この問題(米国が軍事介入するか否か)には、現実的にならなければならない。

時々、人々は自分達よりもアメリカ人に期待しすぎでないかと思う。

B: マクフォール元駐露大使は、もし、ウクライナ人がロシアによるクリミア併合を望まないのであれば、対ロシア政策でもっと慎重であったはずだと示唆している。

 しかし、問題の複雑さは、ウクライナ人が対ロ強硬策を取ったのは駐ウクライナ米国大使やヌーランド国務省次官補等責任ある人々の言動に惑わされて、米国が最後まで支援するとの幻想を抱いたことによる。

米国はかつて、ソ連、そして今のロシアと軍事紛争に入ることはない。

核兵器大国と軍事紛争に行くつもりはない。

それを勘違いして、ウクライナはロシアに対し、過剰な反ロ政策を実施し、クリミアを失い、いまなお、東ウクライナの東部で分割の危機の中にある。

同じことは中国にも言える。

米国は今や核大国になった中国と軍事紛争に入ることはない。

しかし、日本には尖閣などで米国が日本側について、戦ってくれると誤解している人々がいる。それはない。

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コメント(2)

マクフォール元駐露大使のこの発言は、アメリカの本音(オバマの)でしょう。

もともと、ソ連領から独立した、東欧諸国に、軍事介入などする気は、初めからない?のでは。

同じことで、尖閣、南沙諸島などの領有問題も、アメリカは軍事介入しない。

したがって、アメリカの虎の威を借りて、守ろうとしても、意味がない、

そのことを、プーチンも、習近平も知っている。

日本も、フリッピンも、もし領土主張するのであれば、自分で守るしかない。
>>[1]

ええ。
私もすーちゃんさんのご見解に賛成です。

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