無我無中コミュの松本人志の魅力は、松本人志が持つ実力と個性、カリスマ性だけではない。心の奥に秘めた部分、誰にも見せない誰よりも優しい姿にある

俺は松本人志が好きです。R100も見たいですが

巷の評判はイマイチですね。イマイチというか酷評です。映画という作品への評判も悪ければ、松本人志という個人への評価も最近は低いようです

最近の松本人志はおもろないですかね？

話は変わります。僕はタモリも好きです

タモリ？あんな無個性のハゲかけグラサン司会者のどこがええねん！って思う人もいるでしょう

タモリの凄さはあの無個性にあります。他の出演者の邪魔にならない、被らない、がなぜかヘンテコ存在感はあり、締めでヘンテコに締まる。これは本当に凄いテクニックです

しかもタモリはその無個性さを解除し、自分の個性を出したときは本当に面白い。面白いし、言いようのないヤバさもある

タモリの凄さはMステの司会にあると思います。僕は芸人としてのタモリのヤバさ、危険さ、毒を知っています。がMステでのタモリにはその片鱗も伺えない。ただのつまらんハゲグラサン。そして出演者への、邪魔にならない当たり障りのないゴミインタビュー。が締まる。そして番組は続く。続けていく。ここにタモリの凄さが伺える。素のヤバさ、毒を微塵も感じさせない。ここにタモリの天才具合が現れています

さんま、たけし、そして今は亡き紳助。この三人の司会は確かに面白いです。が、面白いのはこの三人の個性だと思うんですね。個人が持つパワー、テクニックが面白い

そしてこの三人の前に登場する出演者はことごとくこの三人の存在感、トーク、テクニックに食われます。やはり主役は必ずこの三人が持っていっちゃうんですね

さんまやたけしや紳助も、ゲストを立て、ゲストの言葉をすくい上げ、そして拡げ、笑いに持ってきます。しかし主役はあくまでも本人。それは本人は意図してないかもしれません。なるだけ出演者に主役を譲るという心遣いもギンギンに感じます

がそれでもその3人が持つ個性、テクニック、カリスマ性、が勝ちます

さて松本人志です

まっつぁんは最近おもろないんでしょうか？年老いて、結婚し、子供が生まれ、つまらんくなったんでしょうか

まっつんもタモリのように己の個性やカリスマ性を消し、他を立て、むしろ新たな主役を作り出すための戦略ではないのか？

と思うわけです

力がある人間が市場を独占する。これは商売の鉄則です。同じ業界、同じ会社にいてもそれは起こります。優秀な人材が輝く、これがなければモチベーションは下がるでしょう

それでも力ある者が下を持ち上げる、結果を出せない人間に上手く結果を出させてあげる、本当に尊敬すべき人間はそういう人間だと思うんです

松本人志からはそのような気概を感じます。僕の思い込みかもしれません。でも僕は松本人志をそう見る

僕もいつか守りたい人間全てをを持ち上げたい