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ここでは、自分の好きな、また、影響を受けたアーティストや詩人、作家などの作品を
自由に投稿してください。
タイトルと作家名を必ず書き込んでください。
できればどこから転記したかも書いてくださると助かります。

知る人ぞ知る・・・なんていうめずらしいものなど、大歓迎です!

コメント(62)


北杜夫「青春詩集 うすあおい岩かげ」より


「人生」
  
   
夢のような少女でした と
貴方はたしかに書かなかったか

夢にしては汚すぎた と
貴方はたしかに想わなかったか

何かに酔うと みんなは夢を見て
覚めれば 大きなくしゃみをする

神様は みんなに夢を与えられ
おまけに 夢を壊しなさる

それが 嬉しいから辛いから
あまり 甘いから苦いから

みんなの額に 皺が寄り
みんなの髪が 白くなる

(1949年5月)

柴田トヨ詩集「くじけないで」より

「貯金」

私ね 人から
やさしさを貰ったら
心に貯金をしておくの

さびしくなった時は
それを引き出して
元気になる

あなたも 今から
積んでおきなさい
年金より
いいわよ



「くじけないで 」

ねぇ 不幸だなんて
溜息をつかないで

陽射しやそよ風は
えこひいきしない

夢は
平等に見られるのよ

私 辛いことが
あったけれど
生きていてよかった

あなたもくじけずに

「生きる」
 
 谷川俊太郎

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
>>[26] 最後の一節の部分は、私が出産した医院のロビーに素晴らしい書で飾ってありました。先日検診で行ったらまだ飾ってありました。
いいですよね!谷川俊太郎、大好きです。
『今生きているということ』は小室さんがうたってましたね。私も大好きな詩です。
>>[29] 新年初の投稿、ありがとうございます!
本年もよろしくお願いします。

私も中島みゆきさんのアルバムは何枚か持っていますが、
この詩は知らなかったです。

リーディングしてみたい詩です!
「イギリス童謡の星座」内藤里栄子 著 より


 
 エリナー・ファージョン (吉田映子 訳)

<詩>ってなに? 知ってる人だれ?
ばらというより ばらのかおり
空というより 空のひかり
虫というより 羽のきらめき
海というより 海のひびき
わたしではなく わたしを動かしてなにか
ふつうの<文>にはできないこと
<詩>ってなに? 知ってる人だれ?


銀色夏生「恋が彼等を連れ去った」より

「幸運な失敗」

失敗も成功も
同じように僕を
目的へと近づけてくれた
階段のひとつだった

もしあれが成功していたら
今の僕はないだろう
どこか別のところへ
行っていただろう

たとえば
幸運な失敗
というのもある


ポール・マッカートニー詩集
「アナザー・デイ」
  シンコーミュージック編 より

PAUL McCARTNEY

「LIVE AND LET DIE」
    訳詩 落流 鳥(OCHIRUTORI)

若く、
その心もすぐ外に現れる頃、君はいつもいっていた
――人は、互いに助け合って生きていく
(そう、君は、そんなふうにいっていた)
けれど、ぼくらの住むこの
日々移り変わる世の中に
一度泣かされる破目になると
君のいうことも変わる
――人は、他人を置きざりにしても生きていく
  死んでいく奴は死んでいけ
  自分は、生きていく

それがどうだというんだ
――与えられた仕事を
  見事にこなして
  あぶれたあや面を地獄へと落としたところ・・・・

君はいつもいっていた
――人は、互いに助けあって生きていく
(そう、君は、そんなふうにいていた)
けれど、ぼくらの住むこの
日々移り変わる世の中に
一度泣かされる破目になると
君のいうことの変わる
――人は、他人を置きざりにしても生きていく
  死んでいく奴は死んでいけ
  自分は、生きていく

石垣りん 詩集「やさしい言葉」より

「川のある風景」

夜の底には
ふとんが流れています。

川の底を川床と言い
人が眠りにつくそこのところを
寝床と言います。

生まれたその日から
細く流れていました。

私たち
今日から明日へ行くには
この川に浮き沈みしながら
運ばれてゆくよりほかありません

川の中に
夢も希望も住んでいます。
川のほとりに
木も草も茂っています。
いのちの洗濯もします。

川岸に
時にはカッパも幽霊も現れます。

川が流れています
深くなったり
浅くなったり

みんな
その川のほとりに住んでいます。

柴田トヨ詩集
「くじけないで」より


「先生に」

私を
おばあちゃん と
呼ばないで
「今日は何曜日」
「9+9は幾つ?」
そんな バカな質問も
しないでほしい
「柴田さん
西条八十の詩は好きですか?
小泉内閣を
どう思います?」
こんな質問なら
うれしいわ


「自分に」

ぽたぽたと
蛇口から落ちる涙は
止まらない

どんなに辛く
悲しいことがあっても
いつまで
くよくよしていては
だめ

思いきり
蛇口をひねって
一気に涙を
流してしまうの

さあ 新しいカップで
コーヒーのみましょう


サイモン&ガーファンクル詩集 より
 (シンコーミュージック編)
    山本安見 訳


A Hazy Shade Of Winter

「冬の散歩道」

時・・・時・・・時よ
僕がどんなふうになったか見てごらん
自分の可能性を求めて
あたりを見渡しているうちに

まだ満足したわけじゃない
でも まわりをみわたしてごらん
木の葉は茶色に変わり
空はくすんだ冬の色

川岸にそって歩けば
救世軍バンドの音楽が聞こえてくる
きみが想像していたよりも
もっと快適な散歩になるだろう

手にはカップを持って
まわりを見渡してごらん
木の葉は茶色に変わり
空はくすんだ冬の色

希望を持ち続けるのだ 友よ
口でいうのはたやすいことだけど
もし きみの希望が消えてしまっても
またすぐに築きあげれるようなふりをするのさ

まわりを見渡してごらん
草は高く萌え
畑は豊かに実っている
今こそ 僕の人生の春だ


【夢幻/降神】
泣いていたら
体がまた小さくなって
私は自分の涙の池に
溺れそうになりました

(ナノルナモナイ)
夜にはっと目が覚め
気づくと僕は
泣いていた
そんな時大抵は
深い深い海底から
帰れないでいた
ケムリミナル
撒いてく革命家
眠りと言う時間の
隠れ家へと忍び込む

まるで乳飲み子みたく
のめり込む
命と気持ちを燃やす
メリーゴーランドの様な
覚めない夢も止める
果て無きハテナ
なぜなら宛名は待てない 宛名が書けない
健忘症な年末
Free X'Mas!

手足じゃ
数え切れない程年を取り
また今年も一人紅白見る
聞こえる除夜の鐘
もう明日になれば来年


親のため
いや自らの憧れ
永久答えのない朝靄の影
この空の雨
洗い流した黄昏
時よ永久となれ

「おいそこの偽者の
自殺志願者
お前は一体今まで
何をして生きてきたんだ」
と自らに問うが
見つからず
どうする事もできずに

僕の体から
ガソリンがもれ続け
見えぬ夜空に
蠍が燃え続ける
月夜の晩
浮世に不器用に
逆らい逃げ出す
隙を見ては

ボンボヤージュ母さんの
作るコーンポタージュ
やさしさ脱ぎ捨てた
世界は濃厚味
だけどある意味では
本当単純
すべてが入ろう
ひとつ残らず
>>[038]、はじめましてわーい(嬉しい顔)
ようこそexclamation ×2
これからもよろしくお願いいたしますほっとした顔
よろしくお願いします!
僕はポエトリーラップが大好きですが語り合える仲間がほとんどいません
なのでみなさんのような方がいてほんとに嬉しいです
>>[040]、投稿してくださった作品は、もしかすると ご自身のものですか?
(違ったらごめんなさい)
そうであれば、このトピックではなく、ぜひ、「自作の作品」に載せてくださいexclamation ×2
ダブっても構いませんので…
私は、自作の作品を、七海籠女のコーナーに載せてしまっているので、自作の作品のトピックは まだ空欄なんです。
ぜひぜひ、ひとつexclamation ×2
もし他の誰かの作品であれば、作品名と筆者の名前を 教えてくださいませウインク手(チョキ)
僕が投稿した作品は自分のものではなく降神という2人組のラップクルーの夢幻という作品です。

自作の作品のトピックにも載せてみました

他にもいくつか自分の作品がありまた現在進行中で作品も作っておりますので気が向いた時に載せさせていただきます

これからもよろしくお願いします
久しぶりにこのトピックに既存作品(佐野元春以外)の投稿をします。

わたしは「浮き沈みが激しい症状」があるので、
どうしてもぐうたら管理人や暴走管理人になってしまうこともありますが、
努力してがんばりますので、どうかよろしくお願いします。

今日の載せる作品は以前にも一作載せた茨木のり子さんの詩です。
あるアーティストの方に紹介していただいて、図書館で見つけ借りてきました。
まだ全部は読んでいないのですが、
表題の「よりかからず」(ホントは漢字)を。




よりかからず
      
     茨木のり子

※注 原文の「よりかかる」の漢字がどうしても変換されないので
     ひらがな表記にしました。
     おしゃべり場に表紙の写真載せます!


もはや
できあいの思想にはよりかかりたくない
もはや
できあいの宗教にはよりかかりたくない
もはや
できあいの学問にはよりかかりたくない
もはや
いかなる権威にもよりかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なにふつごうのことやある
よりかかるとすれば
それは
椅子のせもたれだけ
[43]で載せた茨木のり子さんの詩集がとてもよかったので
また別の詩集を図書館で借りてきてしまいました。
すすめてくださったアーティストのG・Iさんに感謝です。

茨木のり子詩集 「自分の感受性くらい」 より


 「自分の感受性くらい」
     
        茨木のり子

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはすな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊敬の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
toto
「星の航海術」with なのるなもない
から、なのるなもないのverse1

男は夜を
女は朝を
太陽と月のように見守る

伝えたいことは朝焼けに溶けて
今はもう眠い
なんて君は怒るかな

入り込む海水をかきだす
空いた穴を塞ぐ術はなく
たどり着くまでがんばろうって
涙する
先はまだわからないから笑おう

夏の海は母
その笑顔に何度もぶん殴られ
俺だけの悲しみは消えたけど
みんなの分全部背負うにはちょっと

冬の海は父
その冷たさもあったかいんだと知るのはそう
先のことなのかも
でも
さようならの後じゃかわいそうだろう
さくら

   茨木のり子

ことしも生きて
さくらを見ています
ひとは生涯に
何回ぐらいさくらをみるのかしら
ものごごろつくのが十歳ぐらいなら
どんなに多くても七十回ぐらい
三十回 四十回のひともざら
なんという少なさだろう
もとっもっと多く見るような気がするのは
祖先の視覚も
まぎれこみ重なり合い霞だつせいでしょう
あでやかとも妖しとも不気味とも
捉えかねる花のいろ
さくらふぶきの下を ふららと歩けば
一瞬
名僧のごとくにわかるのです
市こそ常態
生はいとしき蜃気楼と


出典「食卓に珈琲の匂い流れ」花神社
店の名

  茨木のり子

<はるばる屋>という店がある
インドやネパール チベットやタイの
雑貨や衣類を売っている
昔は南蛮渡来と0呼ばれた品々が
犇きながら ひそひそと語りあっている
―−はるばると来つるものかな

<なつかし屋>という店がある
友人のそのまた友人のやっていう古書店
ほかにもなんだかなつかしいものを
いろいろ並べてあるらしい
絶版になった文庫本などありがたいと言う
詩集は困るという割れるのは一寸困る

<去年屋>という店がある
去年はやtって今年はややすたれの衣類を
安く売っているらしい
まってく去年も今年もあるものか
関西らしい商いである

何語なのかさっぱりわからぬ看板のなか
母国語をさがいさがしして命名した
屋号のよろしさ
それかあらぬかは店はそれぞれに健在である

ある町の
<おいてけぼり>という喫茶店も
気に入っていたのだが
店じしんがおいてけぼりをくわなかったか
どうか


出典「よりかからず」 筑摩書房 より
さゆ

茨木のり子


薬局へ
   −-サユをください
と買いにきた若い女がいた
   −−サユ?
   −−ええ 子供に薬をのませるサユっていうもの おいくら?
薬局は驚いて
   −−ああた 白湯は買うもんじゃありませんよ
      湯ざましのことですに

若い母親の頭の中でサユはいったいどんな形であったやら
怪訝な顔で去ったという
白湯もまた遠ざかりゆく日本語なのか・・・・・
八雲の怪談の 夜ごとに水飴を買いにくる女は
艶治で哀れ深かったけれど

そんな話を聞いた日の深夜
しゅんしゅんと湯を沸かし
ふきながらゆっくりと飲む
まじりげなしの
白湯の
ただそれだけの深い味わい


出典「食卓に珈琲の匂い流れ」 花神社 より
無題(ナンセンス)
                  吉原幸子

風 吹いてゐる
木 立ってゐる
ああ こんなよる 立ってゐるのね 木

風 吹いてゐる  木 立ってゐる 音がする

よふけの ひとりの 浴室の
せっけんの泡 かにみたいに吐きだす  にがいあそび
ぬるいお湯

なめくぢ  はってゐる
浴室の ぬれたタイルを
ああ こんなよる はってゐるのね なめくぢ

おまへに塩をかけてやる
するとおまへは ゐなくなるくせに そこにゐる

  おそろしさとは
  ゐることかしら
  ゐないことかしら

また 春がきて  また 風が 吹いてゐるのに

わたしはなめくぢの塩づけ  わたしはゐない
どこにも ゐない

わたしはきっと せっけんの泡に埋もれて 
流れてしまったの

ああ こんなよる
       


[出典 思潮社 現代詩文庫56 吉原幸子詩集より]
こちらの方も久しぶりに更新しよと思ったら、
吉原幸子せんせいの詩が続いてしまいました。
大好きなんだな・・・やっぱり。

facebookのせんせいのページ

https://www.facebook.com/SachikoYoshihara1932、

そして今日は、図書館からかりている本のなかから一編。


きおく
             吉原幸子

ゆめのなかのはは は
じぶんがしんだことをまだしらない
それとも あちらのゆめのなかに
こちらが まぎれこんでゐたのか
(うみのきおく きおくのうみ)

いのちが とてもなつかしいから
めざめて“てんせい”などとつぶやく
ひくいかくどの でじゃびゅ からすると
ぜんせは ぢっとくさむらにひそんで
ひかるむしだった かもしれない

まどちかく とりが
かたたましくさけんでとびたつ
ひいひえ ききょんききょん
ひいよろ ひいよろりい!

どんなすがたした なんといふとりが
何と言って泣くのかさへも
おぼえないまま ただよってゆくのに

いまはとりあへず あい がほしい
にじんだなみだを なめとってくれる
あたたかい けもののしたがうれしい

けれどわたしは わたしのなみだを
あるあさ なめとった ねこであった
―――と つぎのよに はたして
おもひだせるのか どうか?

 
 吉原幸子詩集 「発光」より
 
 出典元 思潮社 初版第一刷1995年5月1日
在りし日の吉原幸子さん。やさしくてカッコよくて素敵な方でした。
まほろば

作詞:七尾旅人 作曲:七尾旅人

金曜日 お休みの前
あの子の手紙 届く頃
私の手紙 もうすぐ海を越える
(いつかした夢の話)

久しぶり お元気ですか?
星は降るよ、まほろばに
屋根裏部屋は太鼓の中みたいさ
騒々しくしてね

懐かしい街の話
ビルの谷間の吹き抜けで
打ち鳴らされてたちのぼる
鼓笛隊の葬列
世の中がまわる、まわる

言の葉は煙突から
君の手紙、譜面立て
襟を立てて、僕は昔のドアへ
いつか見た、夢の続き

地下街の光る草木
時計のネジを巻く度に
夜は隠され、私は無口になる
風の唄、空気、空気

春終わる、ひなげしの花
星は降るよ、まほろばに
屋根裏部屋は、太鼓の中みたいさ
僕の声、とどけ、とどけ

蜂雀 蜂雀
やあ 蜂雀
鳥達は告げる
♪ゴーレム降りた
ゴーレム降りた
おおきなまちは、火の海だ
僕はオルガンをけっとばす
僕は僕でなくなる

都会の君のたよりを待ち続ける日々
君の無事を祈り続ける日々
待ち続ける
空色の封筒と
朱色の切手と
きれいな、君の文字を

空色の封筒と
朱色の切手と
エンゼルコール

作詞:七尾旅人 作曲:七尾旅人

天使だ...。
天使なんだった。
驚く。
ベランダの柵に腰掛け...
そうだよ、天使だったんだ。
笑った、ふきだした。
投げつけてみた。
どろんこ。呼んでる。
行かない、消えなよ。
「カーティ...。」
浮いてる
唐突
取 り消 せよ
僕が飛ぶ
「カーティ...。」
天使だ...。
天使なんだった。ベタなやつ。
どろんこのカーリーヘアで。
そうだよ、天使だったんだ。
ひらり
ほんの少し、つっこみすぎた?
吐き気が音速
まっ白い夜にピース。
(来た...。)
つなげた小指に
ちから込め僕ら、飛ぶ...。
「カーティ...。」
朝が来て...たぶん
朝が来たらたぶん...目が覚める。
翔る。
翔けていく。 涙、飛び散る。
スピードのせい。胸は痛まない。
翔る。
おちている?白すぎる夜に。
話さなくちゃ 誰かに、全部
天使だ。天使なんだった。
驚く。
汚くて、グズのくせにね。
そうだよ、天使だったんだ。
ひらり
もっと速く、速く飛ばせて
少しだけ吐いてしまう
すごく、いい気分。
聞け
速さ も っと 速く
速く ずっ と 速く
飛べッ
「カーティ...。」
>>[054]、投稿ありがとうございます。最後の…といっても、まだまだご活躍していますよね。
>>[054]、幸運にもtwitterでは認証していただいております。http://twtr.jp/tavito_net/status?guid=ON
20世紀生まれ最後の天才という意味だと思います。
すいません…僕あまりTwitterの用語がわからなくて、認証されてますってどういう意味ですか?
>>[57] 、失礼な言い方をしてしまいましたねすみませんでした。Twitterのことですが、フォローするを選択するといろいろな有名人のつぶやきなどもみれるんです。そしてフォローした相手が自分をフォローしてくれれば相互フォローということで、アカウント認証済みとなるようです。相互フォローの場合、ダイレクトメッセージも送れます。私はだいぶ前にヨーコ・オノさんからのすてきなダイレクトメッセージをいただきました。いまでは座右の銘です。「ひとりで見る夢はただの夢、でもみんなで見る夢は現実になる」
すいません…返信したと思ってたらできてませんでしたあせあせ(飛び散る汗)
そうなんですね! 僕はされてませんね…
もしかしてお知り合いですか?
ジョンレノンの奥さんらしい友愛に満ちた素敵な言葉ですね。
吉原幸子詩集 昼顔より

昼顔

まひるのけだるい夢のなかから
馬車の鈴が私をゆさぶる
わたしをふみ
わたしをひきずり
わたしを鞭うつ幻の馬車
はわたしの白い心の上を
黒い熱病のやうに匍ふ

八才の女のめざめに
つよすぎた 汗と脂のいのち の指
ああ わたしを平和な食卓に呼んでいる
白い世界よ
罰してください
罰してください
わたしがわたしであることを

かろやかな微笑み
優雅にそらす首筋をしか 教へられなかった
だから
あの汗と脂の匂ひを消せない

微笑みのない死の崖を知りたい
泥と血と絶叫のなかから
いおのちの いちばん近づく崖
肉のいたみに 心のいたみを
傷のふかさに 愛のふかさを
量らせる 証させる
あの崖



1973年4月7日・初版
サンリオ出版
吉原幸子詩集 昼顔
お久しぶりです。

またもや吉原幸子さんの詩を一編。

黄昏

でんわがなる カーテンがゆれる
地球のうら側で だれかが泣いてゐる
ビールにはすこし遅すぎる季節の
ウイスキーにはすこし早すぎる時間

裏街の 人けのないスナックで
だれも出ようとしないでんわがなる
黄ばんだレースのカーテンがゆれる

まつひとは 今日も来ないだらう

宇宙のうら側の もうひとつのせかいでは
まだ若いわたしの影が うつむいて
わたしへの遠いでんわをかけてゐる

むかうでも風がふいてゐる とのこと
ああ ときのやうに老いたくない
いつまでも 泣いてゐたい


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https://www.facebook.com/SachikoYoshihara1932
"宇宙のうら側"という言葉は 思いもつかなかったかもしれません。
いろんな想像してしまいそうでするんるん

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