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音楽★美人コミュの037#故・松原正樹

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☆ 音楽は人を美しくする ☆


本件とまったく関係ないが、
(音楽的に)もっと評価されてイイと思う!(`Д´#)
 ↓
(2021/12/31)
狩野英孝「ようこそ!イケメンパラダイス」PV
×https://www.youtube.com/watch?v=OaBRPs93zKI
https://www.youtube.com/watch?v=CwqAJKHJ0QI

サウンドは「懐かしの80年代ディスコ・サウンド王道」を
しっかり(誠実に)踏襲しており、大音量でミラーボールの
フロアで流せば、まったく気持ちよく踊れるだろう。

(若い人は「クラブ」のイメージはあっても、マハラジャや
 ツバキハウス的な場=空気感のイメージは難しいとは思う)

パラパラ系に比べ、テンポは明らかに遅く「80年ディスコ」
を意識している事は確実、そこも実によく解っているな、と。
(ディスコで踊ってみれば、これ位のテンポが丁度気持ちイイ
 と実感できるだろう)

「えっ?○○さん、ディスコ行ってたんですか!」ってか?
マハラジャもツバキハウスも行ってました(笑)
(マハラジャは後から横浜にもできた)
但し、
まだ高校生だったので(知人の大学生について行った)カネも
なく、頻繁では無かったが・・・。
ツバキハウスは「○曜日メタル・ナイト」がご愛用。
(曜日によって流す曲が変わる風変わりなディスコ。フロアでは、
 むさ苦しい長髪野郎が、大音量のメタルでヘッドバンキングを
 しまくっていた)

「本人がキモい!」ってか?まあ、反対はしないが、
・そういうオトコが、
・己はカッコイイと、己に信じ込ませ、
・一生懸命、二枚目を演じ、実は三枚目になっている、
・その道化師としての悲哀が、
・曲のせつなさとして奇麗にメロディに乗っている
という意味で「名曲」だと思うのである。
------------------------------------------

さて、本題

特に理由はないが、最近ずっと松原正樹を流している。
(2016年61歳没)

・気持ちイイ
 With Me(2001「All-n-All」)
 https://www.youtube.com/watch?v=Cs4gho41tvc

・アコースティックもイイ
 流宇夢サンド(2004「acoustic age」)
 https://www.youtube.com/watch?v=kfyrzfN6Ahw

・最後のアルバム
 国境の橋(2014「現実と幻覚」)
 https://www.youtube.com/watch?v=5Cn8UXfXv38

・最初に聴いたアルバム
 FAR AWAY(1987「STORIES」)
 https://www.youtube.com/watch?v=qo3GK_70uvw

「STORIES」は当時リアルタイムで購入、以後、今日まで
ずっと愛聴してきた。

<やさしい>♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

所謂「フュージョン」サウンド。
「唄無し退屈。BGMだろ」っていう御仁もあろう。否定しない。
音楽の好みはまったくの自由である。

しかし、
栄養もあるし「食わず嫌い」はもったいない、とは思う。
BGMでもイイ、とりあえず聴き流してみてほしい。
他のプレイヤーの「音」と松原は違う。
「美しい音」「やさしい音」その「独特の世界観」はきっと多くの人の
ココロにも届くハズだ。

<凄まじいキャリア>♪♪♪♪♪♪♪♪♪

「日本歌謡曲の金字塔、その全ては彼のサウンドによる」と言っても
過言ではない位「松原の仕事」は今も尚、輝いている。
事実、日本人の多くが(実は)彼のギターで育っているのである。

80年代アイドル歌謡は「ザ・ベストテン」や「ヤンヤン」など、
歌謡曲の絶頂期で、松田聖子という超スーパーアイドル(というか
バケ物)、中森明菜など、日本人のすべてが記憶している。

松原はスタジオミュージシャンとして、多くのスーパーアイドルの
絶頂期=事務所が猛プッシュしてのスター街道を駆け登って行く、
そのプレイを一手に託された非常に稀有なミュージシャンである。
「売り出しで巨額のマネーが動いている」
その意味においても、プレイをまかされた事は、業界関係者からの
信頼も絶大だったであろう事は疑うまでもない。

70年代後半
エレクトリック・ロックは絶頂期、レッド・ツェッペリンなど歴史
に残る名ロックバンドが世界的に活躍していた。
同時期、
刺激を受けたジャズシーンも、ロックやエレクトリックとの融合が
急速に起こり、ジャズファンク(所謂アシッド・ジャズ)やクロス
オーバー(現在のフュージョン/スムースジャズ)などのスタイル
が確立し始めていた。

松原はその潮流「所謂、ジャズフュージョン・ギタリスト」だ。
只、当時の日本はギターサウンドで飯が食える時代ではなく、日本
のリスナーも「唄の無い、演奏だけのサウンドに対価を出す耳」は
持っていなかった。
多くのミュージシャンは(たとえ実力やセンスや才能があっても)
小さなキャパのライブハウスで「その日の酒代を稼ぐ」か、様々な
スタジオワークで生計を立てる程度であった。

さて、彼の仕事だが、

キャンディーズ
「わな」「微笑がえし」
山口百恵
「さようならの向こう側」
松田聖子
「ロックンルージュ」
「瞳はダイアモンド」
中森明菜
「北ウィング」
松任谷由実
「恋人がサンタクロース」
「中央フリーウェイ」
松山千春
「長い夜」

その他、
三木聖子「まちぶせ」神田広美「人見知り」「カナダからの手紙」
「六本木純情派」・・・1万曲以上の楽曲で演奏、との事らしい。

そして!
故・松原みき様(様付け!小生にとっては神域)
「真夜中のドア 〜Stay with me」

・・・何も語る事はない、これら「歴史」がすべてである。
(でも語るが)

★日本人は皆、松原のギターサウンドを聴いて育ったのである★
(善し悪しではなく、単に事実だ)

<美しい音>♪♪♪♪♪♪♪♪♪

彼を賞讃する言葉は星の数ほどあろうが、小生が魅了される点は、

★ 音の美しさ ★
★ メロディの美しさ ★

に尽きる。
テクニカル的にはドラマーの小生にはよく解らん(まあ、ある程度は
解っているが、そういうレベルで彼を語りたくない、と)。

しかし、
「音・その美しさ」や「メロディ」ならば、どんな人の感性でも感じる
事ができるだろう。「ああ、イイ感じ」「うん、気持ちイイんじゃね」
それでイイ、というか、それこそが、彼が望んだ事だと思う。

長年のスタジオワーク、彼のテクニックが高い事は言うまでもない。
事実、思う存分弾きまくっているテイクやバリバリのライブもある。

しかし、彼のスタジオワークでの全神経は「いかに美しい音を出すか」
「いかに美しいメロディを奏でるか」だけに集中している(と思う)。

・ドとミとソだけを弾いて、
・ソレだけで誰もが美しいと感じる、そんな音が出したい

様々な音楽家にとって、
楽器演奏のテクニックを目指すよりも「美しい音」は難しい境地で、
皆が望んでいながら実現できない「音楽家としての極み」である。

小生は、松原はその極みに達した稀有なギタリストだと絶賛する。

<人柄もやさしい>♪♪♪♪♪♪♪♪♪

「松原の音へのこだわり」には、個人的な想い出話しがある。

小生19歳、
プロを夢見て東京アパート住まいでのアマバンドの頃。
メンバーのギターSが、松原との交流を、よく小生に語っていた。
Sは渋谷の某「I楽器店」でバイトをしていて、松原が頻繁に遊びに
来ていたらしい。
店員仲間で、松原はギタマッチャン(ギターの松っちゃん)と呼ばれ
親しくしていたらしい。松原はとっても親切で、謙虚で、同じギターの
Sの質問や意見に、常に笑顔で丁寧に答えていたそうだ。

ある日、
Sが「ギターの音作り」についての話しになり、松原が店のパライコ
(パラメトリック・イコライザー)でSに説明しながら音作りを始めた。
 ↓パライコ
 https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/132297/

パライコとは、要するに「ツマミで好みの音になる様、高音は下げて、
低音は上げて」というアレである(カーステにも普通にあるでしょ?)。
可変ツマミごとに特定周波数が別れていて、それぞれを増減する事で
好みの音色に変えるものだが、特定周波数同士のつながりがあって、
当時プロユースは10数バンドのツマミがあって、センスのある音作りは
相当に難しい。今でもパライコを使いこなすプロは多く無いだろう。
何が難しいか?と言うと、

・弾き方=ピックのアタックで効果が非常に変わるので、
・自分のプレイスタイルや曲調によって変わる弾き方、
・それらをしっかりコントロールできるテクニックが無いと、
・音作り自体ができない

という点が難しい。ギターはアナログ楽器なので、弾き方が音に大きく
影響する。だからテクニックが無い=演奏が安定していないアマチュア
がパライコを使うと、必ず失敗する。

事実、Sは、松原から教えてもらった「こういう時は、ココをブースト
(増やす)して、でもソフトに弾くと逆効果だから、そういう時は隣を
増やしてやって・・・」というレクチャーを受け、松原が帰った後で、
独りで復習したが、同じギター、同じ機材なのに、何度やっても松原の
出す音にはならなかったらしい。そういう経験を通して、プロの力量を
思い知ったと・・・。

<美しいギフト>♪♪♪♪♪♪♪♪♪

小生は妄想する

・現場で初見の譜面を渡され、
・「こんな感じで弾いて」と、あっさり言われ、
・言われた通りに弾いて「はい!お疲れさん」で終わる
 そうしてギターケースをかかえて帰る・・・
・そんなスタジオワークを何年も続け、
・音楽家として煮詰まって正常、嫌になって道理、
・それでも尚、多くのアイドルや歌謡曲のオケを奏でる、
・その時、ギタリストとしての矜持とは何か?
・「音色(おんしょく、ねいろ)」しか無かった

と・・・。
まあ、
ぶっちゃけ言えば、テクニック=プレイなどは何十年もやってりゃあ
上達はするし、そのうち飽きる(煮詰まる)。
しかし、
「形而上的」でもあり「悟り的」でもある「美しい音」「美しいメロディ」
は飽きる事がない永遠のテーマ、音楽家としての極み・・・。

そして、松原は「美しい音」を弾き続けて・・・逝った。
これ以上、シアワセな生涯があろうか・・・。

私たちには、そういう「音」が残され、生涯、聴く事ができるのである。
これ以上、シアワセなギフトがあろうか・・・。

コメント(4)

松原のバンド「パラシュート」そして、メンバーのギタリスト今剛(こん・つよし)が、
これまた・・・。
今井美樹のフォーライフでの絶頂期の今剛のプレイも素晴らしい。
↓歌謡曲メドレー
https://youtu.be/nY0UnQbEyV8?t=99

なんか・・・泣けてきた。
 ・これらのアイドル/スターたちは、有名になり、巨万の富を得て、
 ・それらをサウンドで世に送り出した者は、知られる事もなく・・・
↓松原の奥さん(キーボード)

https://www.youtube.com/watch?v=Dzf-0JaQ5Wk

https://www.youtube.com/watch?v=V3rKms9Gzgw

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