ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

・循環器☆こみゅ・コミュのスペル発作時のβ遮断薬について教えてください。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
私は今年から看護師として働きだしました♪
今、ファロー四徴症について勉強しています。

その中でインデラルの効果についてよく分からなかったのでここで質問させていただきたいと思います。




ファローでスペル発作を起こした場合、また予防としてβ遮断薬(インデラル)を用いるとあります。

β受容体は心拍数上昇や血管拡張に関係しているので、それを遮断するβ遮断薬は心拍数上昇を抑えたり、血管収縮の作用があるのではないかと考えました。

なのでスペル発作時、β遮断薬の血管収縮作用により体血管抵抗を高くし肺血流量を増加させるのかと思いました。

でも、私の持っている資料にはβ遮断薬の効果が流出路狭窄の緩和と書いてあって私にはどうしてそうなるのかが良く分かりません。

まだまだ調べ方が足りないとは思うのですが・・・
ご存知の方いらっしゃりましたら教えていただけますか??

コメント(15)

ファロー患者です。
発作=インデラル
発作=ワソラン

よく使われました…。
インデラルは子どもだったから、なぜ使われたのか、理解できていませんでしたが、頻脈が続くとワソラン…。
5月にも使ってもらいました。
ちびさん☆
えっと・・・インデラルはβ遮断薬ってことで、交感神経を抑制することからスパズムを抑制できる・・・ってことですか??うーん、よく分からないです><


姐特盛。さん☆
患者様なのですか。なかなか薬の機序まで理解して内服するのは難しいですよね。しかも子どもの頃だったらなおさらですよね。
ワソラン・・・まだまだ私は勉強不足です。
非常に興味深いトピックですね。

ファローのスペルについては沢山文献が出ていますが、本当の理由はほぼ解明されていないと思ってよいと思います。ちびさんがおっしゃられるように右室流出路のスパズムと言う説もありますが、実際エコーでスペルの最中を見てみると、どちらかと言うとseptum(右心室と左心室の間の壁)のスパズム方が良くみられます。確かにinfundibulum(右室流出路)もseptumのうちと言ってよいのですが。。。 どっちにしても、右室流出路が狭くなるので肺に行く血液が減少するのでなると言う説が有力とされてきました。でも実際、BTシャントをつけた後、そして驚く事にVSDが閉まっているはずの患者にもスペルは起こる事があります。そしてファローだけでなく他の病気でもなることがあります。Pertussisによる肺炎などは良い例です。

解っていない事が多すぎます。

スペルの場合まず最初にすることは酸素です。でも酸素は肺動脈にどのような影響をもたらすでしょうか? 肺動脈の血圧は? VSDがあったとしたら、血液は右側から左側? それとも逆でしょうか?

モルフィネはどうでしょうか。ヒスタミンがレリースされたら肺動脈の血圧は? 実はこのメカニズムも解明されていません。

β受容体も特にβ2受容体は血管拡張の働きがあります。β遮断薬はスペルに関して言えばこれは悪くない事です。なぜなら結果的にはphenylepherineと同じ効果があるからです。アフターロードが上がれば、そしてとくに動脈側が上がれば血液は左側からVSDを通って右側にいきます。でもβ遮断薬がスペルに効く本当の理由はそうではないと言う小児心臓医も沢山います。心拍数がさがれがストロークボリュームが上がるからだと言う人もいます。もちろん右室流出路がリラックスするからだと言う説もよくもちあがります。これはcatecholamineに対してβ遮断薬を投与する事によって反応がにぶるからとされていますがこれも怪しいというひともいます。ファローの場合右心室は肥大してます。これはdiastolic dysfunctionです。β遮断薬を投与する事によってventricular fillingが向上するからだと言う説もあります。例えば心不全の患者にいきなりβ遮断薬あげると出力がさがります。でもファローの患者で心不全の状態であってその上スペルが起きた時に慎重に投与すると良くなる事があります(propranololではなくて、esmololをつかいます)。はっきり言ってわけ解んなくなってきます。

薬の事を学ぶ事に関しては良い頭の運動ですが、結局医者は解ったふりして解ってない事の方が多いということを明確にする良い例と言ってよいと思います。

長くなってすんまへんでした。
同感です。解って無い事とても多いです。ですから、偉そうな事いって説教する大先生の事は密かにバカにしましょう!

ToFのスペル予防にβブロッカーの件ですが、スペル予防の他にも目的はあるとおもわれます。前にも言いましたが、右心室の筋肉が肥大しているのでファローは基本的にはdiastolic dysfunctionです。肥大型心筋症にβブロッカーを使うのとコンセプトは同じです。もう一つは、ファローの患者さんには、VT(ventricular tachycardia)が、特に術後の方に良くみられます。これをβブロッカーでレートコントロールして最小限に抑えると言う事も考えられます。ファローもピンクテットとかブルーテットだけでなくいろいろ有るので用途は患者さんによってかわってきます。
ぬびさん、ちびさんありがとうございました!!
うーん・・・とっても奥が深くって私にはまだまだ難しく勉強が必要です^^;



ぬびさん☆
すごいです・・・私は本当に全然分かっていなくって
ぬびさんのコメントを調べながら読まないと理解できません><
というか調べてもちゃんと理解できていないような・・・^^;
酸素を投与することで肺血管の拡張され、肺の血圧も下がってより血液が流れやすくなる、加えてVSDは左右で流れるので肺への血流が増加する・・・ということですか??
薬のことや病態がなかなか系統だって理解するの難しいです><
でも一つずつ理解していくしかないですよね!
>酸素を投与することで肺血管の拡張され、肺の血圧も下がってより血液が流れやすくなる、加えてVSDは左右で流れるので肺への血流が増加する・・・ということですか??

正解!
自分で調べて考えると忘れないっすよ。
ぬびさん☆
ありがとうございます!!
自分で調べてて「あってるのかなぁ??」なんて不安になることよくあります^^;
でも調べて分かって、知識がつながるとスゴク嬉しいし
より理解が深まる気がします♪
これを実際の看護へつなげるのが今の私にとっては一苦労なんですけど・・・(笑)
ぜんぶデタラメでした。と言うのは冗談ですが。。。 またディスカッションしましょう。よろしく。
みなさんありがとうございました!!
また色々なこと教えてください!
なるほど。そういえば私はチアノーゼが濃くて、しょっちゅう発作を起こしていました。
それでインデラルが処方されていたわけですね。
VSDもそれなりだったみたいですし、PSもけっこうきつかったらしく、未だにPSは弁下部と主幹部と分岐部の左側が狭窄しています。左方向の分岐部はカテさえも入らないほどの速さがあるそうです。
ちなみに右室流出路は、もう1回削るか何かするような話も出ています。
30年前の手術なので、今のようにラステリーなんて高度な技は存在しませんでした。たまにファローでもフォンタンするケースもあるようですが・・・。
30年前に弁下部というか弁の狭窄自体は、医師の小指で広げたという説があります・・・。そりゃあ、再狭窄も起こるでしょう(゜ー゜;Aアセアセ
>たまにファローでもフォンタンするケースもあるようですが・・・。
そうにゃんですよ。でも稀です。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

・循環器☆こみゅ・ 更新情報

・循環器☆こみゅ・のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング