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「美術」の談義場コミュの作品のタイトルについて

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作品にタイトルを「どのように付けるか」もそうですが

作品における「タイトルの役割」もどのようにお考えでしょうか。

作品を読み解く鍵になる、と仰る人もいれば
淡々と「無題」を生み出す方もおられます。

白地に赤い丸のみの平面作品に「りんご」と名付けた人が
鑑賞者に「もったいない」と言われる場面に遭遇したこともあり

ではどういった題名が良かったのだろう、と考えたことがあります。


ここでは「作品のタイトル」についての談義場です。
よろしくお願いします。

コメント(6)

無題とつけるのは鑑賞者に委ねるところが多く、何を表現しているかは作品の表面から感じとってもらいたいということにあります。タイトルをつけると何か限定した捉え方をさせてしまうのではないかと思われるのです。
僕の場合テーマやモチーフをタイトルにする事があります。
 題名の役割には、言葉が指すところの意味と作品の視覚イメージとの差異から生まれる新たな意味やイメージがあり、それが作家のスタンスをおおいに語ってくれているところが一つあります。

 無題はそれ自体が一つのスタンスであり完全な名無しではないでしょう。私見ですが作品に無題と冠するとき、その作品は視覚的に新鮮なものであることが要求されると考えます。なぜならば無題とは鑑賞者に対してイメージの制限を加えないために付けられた名であり、すでに鑑賞者の既知の範疇にあるものでは意味を成さないからです。(習作等の無題はここでは除外します。)

 白地に赤い丸の作品に対して「もったいない」とのコメントが鑑賞者から寄せられたエピソードについてですが、僕はリンゴの題が付いていた方が面白く思います。リンゴの題がついてなければ太陽や日本国旗などの方がイメージとして働きやすい様に思いますし、それらイメージされやすいものが捨象されることで?あっ?となるところがあるでしょう。リンゴの形が捨象された単なる赤い円がタイトルを見た後では画面のバランスでリンゴにしか見えなくなるかもしれないし(実際に見てませんが例えで)、それによって人がすでに抱えてるイメージと視覚と、の切り離しが起きるのはかなり興味深いことです。

 題名は作品それ自体と並んで作家の意図を読み解く重要な要素であり、まず大切なのは作家がテーマについて自身の視点を持っているかということでしょう。次にでできた題名が面白いかつまらないかは、、、ここでとりあえず留め置きます。

題名が作品をつまらなくする可能性もあり、その逆もありうる、という感じでしょうか。
いずれも「鑑賞者」が居なければ題名は不必要、という事になりますかね。
つまるかつまらないかは見る人の趣味性によるところが大きいです。作り手や鑑賞者の価値観に左右されるところで、ある程度、相対的で自由であると思います。

「鑑賞者」が居なければ題名は不必要という事については難しいですが、作家が何か表現する時にはそれを受け取る鑑賞者に対する想定は必ず付いてくるものと考えたなら、その前提はたたない言えるでしょう。

また、視点を変えてみると、事実みな最後は題を当てて留め置くわけですが、これも制作の一部として行っているもので連続した制作に区切りを与えるもの、例えるなら文章における読点や句点の役目を果たしているもの、ととれなくもありません。(そう受け取ると、ただそれだけのもであるけれど、しかし欠くことのできない関係のものということになります。)

傾向としてですが、題名に重心を置かない考え自体は抽象表現主義に多くみられるのではないかと思います。画面上に噴出した精神を言葉によって規定したくないというのが作家心としては一つあるのかもしれませんね。

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