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『ありがとう白血病』(仮題)コミュのその時に戻っていくに当たって。

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当然それは、覚悟はしていたつもりだけれど・・・

アレックスの白血病闘病生活1年間の記録の編成とミクシの日記には書いていなかったことなどを編集すると言うことは、もう一度そこに立ち戻らなければならないと言うこと。

当時はそれが私の現実だったから、必死に対処をして行った。
その中に居たからむしろ対処しやすかったともいえると思う。

今再びそこに入っていくことは、もっと辛さと悲しみを味わい尽くして行かなければならないということだ。

朝デーヴは居間のソファーに座っていた。
あの独特のココナッツバターの甘い香りがした。
デーヴは、ああ、アレックスだと認識した。

催眠術に掛けられたが如く、2階に導かれていった。
アレックスのお部屋のタンスの中、初めての革ジャケットを手にして、アレックスがいかに気に入ってたかを感じ、デーヴの心も感情がこみ上げてきた。病院の薬とかに混じって、携帯が出てきた。
丁度デーヴは自分の携帯が古くなったので、新しいのを買おうとしていた所だった。

私は、久しぶりに近所のイラムの処でスレデイング(糸を使って眉や口の周りの無駄毛をカットする)とフェイシャル・ハーバルマスクを終えて、家に帰る道すがら、デーヴの赤い車が横に止まった。中を見ると、デーヴとジョルデーン(17才彼の友人の娘で、今カレッジの帰り毎日のように来ている)が、ショッピングに行く所だから、車に乗りなさいといわれ、飛び乗った。

携帯のお店に行って、アレックスの携帯にシムカードとバッテリーを入れた。

帰ってきたデーヴはマカロニを作りお腹が一杯になって、お茶を飲みながらゆっくりと、携帯を見ていた。
私も覗いて見て、びっくり、昔の懐かしい写真が一杯あった。

アレックスの写真、立っている写真、この時アレックスが言った言葉を覚えていた。
これが最後になるかもしれないと強く感じて携帯の写真を撮った時、「マムもう写真撮らないでよ、撮られるの好きじゃないよ、痛くて立っているのが精一杯だから。」と言ったのだ。

孫達の赤ちゃんの時の写真に混じって、アレックスの病院での写真の数々が出てきた。それを数回見ている中に、私は、突然体を折ってデーヴのお腹に顔を埋めて泣き出した。号泣きである。
デーヴは私を引き上げ、胸に抱いた。
私は続けて号泣きをした。
泣きながら、この声は一体何処から来ているのだろう?と思った。私の普段の声とは違っていた。
10分位泣いた。もっと泣いていたかったけれど、お隣に筒抜けに聞こえているのが分かっていたので止めた。
お隣のお嫁さんの従兄が、亡くなった知らせがパキスタンから来た後に、彼女の号泣きが聞こえていたからだ。

このような泣き方をしたのは、実はアレックスが亡くなってから、初めてなのである。どう結うわけか私は今まで思いっきり泣くことが出来ないでいた。私は泣きたかった、それが最高の自己ヒーリングだから、でもちゃんと泣けなかったのである。

これから再びあの時に戻って行き、今度はもっと、ちゃんと泣ける感じがする。押し込められた悲しみ、苦しみ、寂しさ、辛さが、噴出して来るのだろうと思う。

当時の日記のマイミクさんたちのコメントにどれほど支えられて救われてきたかをはっきりと思い出され、本当にありがたかったと思います。

実はこれは今日の日記に書いたことでもあります。

それで、再びこの旅をするに当たって、どうかコミュニテイのメンバーのコメントで、支えていただけたら嬉しくありがたく思います。

色々のコメント体験をお聞かせください。




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