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須田国太郎コミュの「須田国太郎 絵画を読む」

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 管理人が「須田国太郎 絵画を
読む」という本を出しています。

 須田について単行本が出版されるのは
(画集を除いて)、1979年の岡部三郎「須田国太郎
資料研究」、1980の島田康寛「近代の絵画 須田国太郎」
以来、30年ぶりのことと言われます。
A5版315ページという本(図版約30枚)で
定価2100円です。
 
 本書は、須田の画業に沿って、四部に分かれています。
第一部は滞欧期から第一回個展まで、第二部は個展直後、
第三部は戦争期を、第四部は戦後から晩年までを扱う
 第一部で滞欧期の作品から初期の構図が どのような軌跡を
経て作られていったかを辿り、その後、須田の絵が戦争期、
戦後期に変化していった経緯を追っています。
(巻末に須田が活字として残した文章の全執筆リスト、
須田についての参考資料リストを添付しています)。


残部僅少ですが、ご希望の方は管理人あて
メッセージでご連絡ください。










 

コメント(6)

Tさん、「須田国太郎 絵画を読む」を
お読み頂いてありがとうございます。
ご感想を頂戴し、恐縮です。
 ご感想のなかで、本書の書き方にとまどって
おらえる様子が伺えました。
時系列に画家の生涯を辿りながら、「評伝」的な
記述に乏しい点に首を傾げておられるのでしょう。
少しその点をご説明させてください。

 この本では、画家のそれぞれの時期の代表作をとりあげ、
伝記的な事実ではなく、画面の変遷を辿ることで作家
としての内面の軌跡と制作活動の内側を探っています。
画面の構成や色彩など画面を作り上げるモチーフから
作者の抱える課題や価値観を追い、作品から作者の心象
風景を浮き彫りにしようとしたものです。
本書は繰り返し、この本が「評伝」ではないと主張して
います。
評伝が人間像の側から作品を説明しようというのに対し、
作品の側から内面像を浮き彫りにしようとする意図が
あるからです。
わたしには多くのゴッホ論がゴッホの絵を論じるのではなく、
ゴッホという人物論になっていることが不満なのです。
作品と作者は「メビウスの輪のように」繋がっている
としても、まず作品論があり、そのうえで作家論がある
べきです。
本書では「評伝」的な事実関係はできるだけ注におとし、
本文は作品を軸に書いているのは、こういう考えに
よるものです。

 理想的には個々の作品論だけで、本書は作られるはず
でした。
しかし、第3部戦争期で、須田の文章に大きく依存する
ことになり、評伝的な記述が本書の中心部分に入って
きました。
本文で説明していますように、戦争が須田の絵画との
関係を変えたことから、作品を見るだけではこの時期の
制作活動を理解できなくなったからです。
作品だけで作者を論じるはずの本に、評伝のような記述が
中心になるという、中途半端な構成になってしまいました。
そのため、全体のバランスをとるため他の部分でも本文に
評伝的な要素を付け足す結果となりました。

この本の作りが、結果として本書をわかりずらい
ものにしているかもしれません。

京都市美術館での没後50年展が開催される期間限定で、
管理人の「須田国太郎 絵画を読む」を以下のお店で
販売しています。

ヒルゲートギャラリー

http://www.hillgate.jp/

オーナーは人見じゅん子さんという
お元気できさくな方です。
2階のショップに置いてもらっています。

寺町通りの本能寺のすぐ近くの画廊です。
地下鉄の東西線:京都市役所前駅下車。

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