矢武久実【ピアノ弾き語り】コミュのライブ@四谷天窓.comfort （2014年6月4日）

前回から約1か月ぶりとなるライブが、東京の高田馬場にある
四谷天窓.comfortで行われました。
「Story of 88 keys」と銘打った５日間のイベントの３日目、
「ムーンストーンの光り」というテーマが付いたライブです。
４人のピアノを弾くアーティストが共演しました。
矢武さんは４人目の出演です。

ムーンストーンは、月のような白くてほんのり青い色を
していて、持ち主を優しく大らかな愛情で満たしてくれる
石なのだそうです。
その色にちなんでか、お店でも「ムーンストーンの光り」
というカクテルを出していました。ノンアルコールの
ものもあって、青と白のきれいなノンアルコールカクテルでした。

曲目（セットリスト）は、以下のとおりでした。

　1. 僕達の小さな惑星
　2. 灰色MÄRCHEN
　3. 最古の図書館（新曲）
　4. Loireag-水の精-
　5. Yu sontie～輪廻～
　6. 光

「僕達の小さな惑星」は、以前から時々演奏している曲です。
この曲がお好きな方もいたと思いますが、親しみやすい
メロディの曲です。

続く曲も、好きな方が多い「灰色MÄRCHEN」。
どちらかという明るい感じでスタートしたライブでした。
なんとなく、声にエコーがかかっている気がしました。

さて、矢武さんと言えば、オルガニート。
手回しオルゴールがトレードマークとなっている（？）と
思いますが、今回は３曲目、しかも新曲での登場です。
曲名は「最古の図書館」。

ちなみに図書館は、紀元前７世紀にすでに作られていて
「アッシュールバニパルの図書館」というのが有名だそうで、
この時は宮廷にあり、王室の記録、年代記などが収められて
いたそうです。
今みたいに、誰でも見られる図書館が出てきたのは、
グーテンベルクの印刷術が生まれてからなのだとか・・・。
（Wikipediaで調べました（苦笑）。）

脱線しましたが、そんな最古の図書館ってどんな
だろうという想いに浸っていると、曲が終わり、
そのまま次の曲へ・・・と思いきや、なんと
今度はピアノバージョンでこの曲の演奏が始まりました。
オルガニートとピアノで同じ曲を演奏するのは
これまでもありましたが、新曲のデビューで
この組み合わせによる演奏は、聴きごたえがありました。

ピアノのバージョンでは、歌とピアノの音で
ユニゾンによる歌い出しという、初めてづくしの演奏でした。
言葉一文字とピアノ一音で綴っていくというものです。
途中からは矢武さんらしいメロディに歌が乗っていくという、
いつものスタイルです。

そして、４曲目は前回のライブでデビューした
「Loireag-水の精-」。
この歌を最初に聞いた時、イギリスの民俗音楽と間違えて
しまったのですが、そういうイメージがある曲です。
なお、イギリスの民族音楽というのは、個人的な
イメージです。ローレライはドイツの伝承ですし。
もう少し、聞きこんでみたいと思いますが、今のところ、
アルバム（ＣＤ）にはなっていないので、ライブに
行って、じっくり聴いてこようと思います。

５曲目は「Yu sontie～輪廻～」。
この曲については、ライブ会場にいた方もかっこいいと
話していました。
最初にピアノで少し演奏した後、ティンホイッスルでの
メロディを奏でていました。
このティンホイッスルは、映画「タイタニック」の曲で
最初の方で流れる音でもあるそうなのですが、
この演奏では、尺八の音のような印象がありました。
途中からはいつものかっこいい矢武さんに変身です（笑）。

最後は「光」。
今回も、スクリーンに映像が映し出されて、映像、
オーケストラ、ピアノの生演奏と歌のコラボです。
いつ聴いてもさわやかなのですが、それでいて、
どこか幸せな気持ちを感じる曲です。

６曲・・・矢武さんワールドに浸っているうちに、
あっという間に過ぎてしまいました。

６月は昨日の土曜日に長野でライブがあって、
７月に再び、四谷天窓.comfortで、そして、これも
度々出演されている日吉Napでライブがあります。
１１月には、教会でのライブが予定されているそうです。
矢武さんの歌を教会で聴く・・・感動のあまり、
気絶しないようにしなければと思います。

ご都合が合う方はぜひライブ会場で、矢武さんワールドに
浸っていただければと思います。

※写真は、当日の出演者リスト。
　四谷天窓.comfortの入り口。
　そして、「ムーンストーンの光り」のノンアルコールカクテルです。
　後ろに移っているのが、今回も演奏したグランドピアノです。