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ベルカント唱法で歌おう!コミュのベルカント唱法とコンサートのご案内

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今から100年ほど前の歌手たちは、世界で最も優れたベルカント歌唱法で歌っていました。
オペラの発祥からずっとイタリアに継承されてきた自然で無理のない発声法です。
そのあと、ドイツや北ヨーロッパに新しく生まれた、強い声を出す発声法に世界の主流が移っていき、ベルカント歌唱法は現在ではすっかり失われました。
ベルカント歌唱法のスター歌手たち、カルーゾやジーリ、ティト・スキーパがどのようにして声を出していたか説明できる人もほとんどいません。

ベルカントは、” 息の上に載せて、話すように “ 歌う、軽やかで柔らかい音色の、心地よい声が特徴です。
北ヨーロッパ式のように、お腹の周りの筋肉を使って、息を吸った状態に横隔膜を保つことはしません。
響きを集めるとか、どこを鳴らすとか、唇や軟口蓋、舌などの操作も一切しません。
何も操作しないことで ” 話すように歌う “ ことが、初めて可能になります。

私たちは、生まれつき 天から授かった声を持っています。
それは、土に埋められた一粒の種のようなもの・・・
歌のレッスンとは、その種から美しい花を咲かせる作業です。

例えていうと・・・北ヨーロッパ式は、すべての種をバラの花に育てます。
筋肉を作ることから始めて、楽器を改造していくことで、バラの花にするのです。

イタリア式のベルカントは、ただ水をやり、日に当てて、苗を見守ります。
優秀な先生なら、どのくらい水が必要か、日に当てた方がいいか、肥料は必要か・・・苗ごとに適した育て方を見抜きます。
そして、スミレだったり、桜だったり、タンポポだったり、朝顔だったり・・・ 持って生まれたままの姿を実現します。これがベルカントです。
理想の声(バラの花)に作り直すのではなく、天性のままの声で歌えるように育てるのです。
タンポポだったら、お花屋さんでは売れないでしょう。
商品としての価値はないかもしれません。
でも、人工的にトゲをつけたり、バラの香りをスプレイしてみたところで、バラにはなりません。
バラのフリをせず、純粋にタンポポだから美しく咲けるのだと思います。
バラの香りのチューリップとか、気色悪いですね・・・不自然なことをすると、身体やノドに負担をかけます。(歌手生命も短くなります)
もともとバラの種だった人とか、器用に変身できる人とか・・・うまくいく人ももちろんいますが、改造に適さなくて、苦労する割には成功しない人も多いのです。
ベルカントの場合、失敗はありません(ノドや身体に優しい・・・)。
育て方さえ正しく適切であれば、必ず花が咲きます。
でも、どんな花が咲くかは、お愉しみ・・・で、天性の声に大きく左右されることになります。

私は、イタリアに300年以上続いたこの伝統的な発声法を勉強しています。
ベルカント発声法に興味を持たれた方に ぜひ来ていただきたいです。
9月2日(金) 浜離宮朝日ホール
9月4日(日) ニューメディアプラザ山口
9月6日(火) 下関生涯学習プラザ 風のホール

伴奏のアキッレ・ランポ氏は、実力ではトップクラスのイタリアのコレペティトーレ・伴奏ピアニストです。彼のピアノの音を聴くと、音楽ってこんなに美しいものだったのか、と きっと驚嘆されると思います。


アカデミア デル ベルカント代表
山田恵子
ブログ http://keikoyamada.jugem.jp/


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