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ベルカント唱法で歌おう!コミュのデルフォ・メニクッチ(Delfo Menicucci)先生のこと

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デルフォ・メニクッチ先生、時々日本に教えに来ているようで、レッスンどうでしょうか?と何人かの人にきかれました。
私は、彼に2001年から9年何カ月かの間に300回くらいのレッスンを受けました。
徹底的に彼のメトードを学んだわけです。
そこでやっと大間違いに気がついて、ベルカント・テクニックのユヴァッラ先生に泣きつきました・・・
声が大揺れ・音程はぶら下がり気味
それがメニクッチ先生のメトードのせいだと(彼のメトードの欠点だと)ずっと分からなくて、自分のせいだ、とか、そのうち先生が直してくれる・・・と思っていました。

メニクッチ先生は、このメトードをマリオ・デル・モナコの夫人から習いました。
デル・モナコの先生は、メロッキという人で、メロッキの先生はロシア人のバリトンだったそうです。
そう、このテクニックのルーツはロシアです。
イタリアの伝統的なベルカント発声とは、真反対、両極にあります。

マリオ・デル・モナコが有名になったことで、メロッキも脚光を浴び、一世を風靡することになります。
(コレッリやテバルディも、何度かレッスンを受けたようですが、影響していないようです)
(私は、以前、ヴェントゥーリというメロッキ門下のテノール先生にも、ついたことがありますが・・・)
マリオのお兄さん、マルチェッロ・デル・モナコもメロッキのメトードを継ぎ、後進の指導に当たります。
門下生には、マルティヌッチ・ジャコミーニ・チェッケレ・メリーギ・・・
その後は、このメトードで成功した歌手は出ていないのではないでしょうか?
メロッキのメトードは、現在は失敗と評価されていて、ほとんど消えたようです。

このメトードで歌って成功した人もいたことは確かです。
が、顔ぶれを見れば明らかなように、イタリア人のテノールばかりです。
このメトードは、響きの位置が低めです。
低い位置から、筋肉の力を使って、息の圧力で押し上げます。
もともと、特別に響きのポジションが高いイタリア人のテノールだけが成功したのではないでしょうか。
高い位置を持たない我々日本人が、力で無理に広げたノドに大量の息を送り込めば・・・声は太くなって、揺れます。非常に危険な状態です。
一見、(近くで聴けば)声は大きそうですが、無理をして、怒鳴った、押した発声です。
私は、マルティヌッチやヴェントゥーリのレッスンも受けていて、思うに・・・メニクッチは完全にメロッキのスクールではないのではないか・・・
たぶん、メニクッチ独特の、彼の解釈なのだと思います。

悪いことばかり書いていますが、個人的に彼に対して何かあるわけではありません。
間違ったことを10年近くも続けてしまったのも、自分の責任です。
今では、私の声の中から、完全にメニクッチ・メトードを抹消できたと自信を持っています。

ご本人の耳に入ったら、さぞ怒るでしょうが(笑)、私は営業妨害する気はありません・・・
2〜3回のレッスンを受けるくらいでしたら、全然問題ありませんよ。
何年も続けさえしなければ大丈夫です。
特に、コチコチにノドを固めて歌っている人には、ああいう荒療治も有効かもしれません。

でも、やっぱり私は、自然で無理が無く、甘く柔らかく、繊細で品のいい・・・ベルカント唱法を心からお勧めします!

コメント(11)

コレッリをデル・モナコと同系統などと解説されてる方もおられますね。音源聴けば違いは明らかなのですが…ふらふら
2009年からメニクッチの弟子です。
近年コンクールで優勝してデビューしている、私よりずっと上手な外国の弟子のレッスンと出演を聞いたことがあります。
彼より発声のことがわかる人がいるなら会ってみたいものです。。
デルフォ・メニクッチ先生はメロッキ的なものと真逆な方向に感じますね。
あくまでYOUTUBE音源を聴いて、です。私はメロッキ派の濃密な中間音〜高域の方が好きです。

あとアンドレア・ボチェリの師匠と聞きましたが、ボチェリと高域の歌い方は違いますよね?
う〜〜〜ん いまだによく分からないのは・・・彼の歌っているテクニックと教えていることが違う、ということです。
教えるのは、深く・・・ふか〜く掘るように 息を太く 下からもっていく・・・なのですが、テノールはこのやり方ではアクートが出なくなるから、と彼自身はもっと細く軽く出していますね。
大きな矛盾!
テノールだけ出し方が違うなんてあり得ないです。

ボチェッリは、たくさんの歌の先生に習っています。
メニクッチはそのうちの一人で、7〜8年くらい前に何度かレッスンを受けています。
ボチェッリは、もうすでに世界的に有名でした。
なるほど。
御話と音から解釈するに、コーネリアス・リード的な古典ベルカントのメソッドの印象です。
結局、胸声寄りのアクートを構築できなかった、ということでしょうか。
モナコは見事に作り上げていますね。
>>[5]
マリオ デル モナコは、並外れた特殊な声帯を持っていたから、あんな風に歌えたみたいです。
リーナ夫人も、皆さんは彼の真似をしないように! と言っています。

リードの言っていることは,正しいこともあり・・・間違ったこともあり・・・で、議論の余地がありますが、
いずれにせよ メニクッチの発声テクニックは、ベルカントとは かけ離れたものです。
都内音大でテノールとして声楽を25才から七年ほど勉強しているものです。

どんな先生か気になっていて、ネットでデルフォ先生の演奏を聞いてみましたが、中音域の響きとアクートがちょっと不自然かなという印象がしました。

豊かな響きの中音、そして頭声でよく集まった高い響きのアクートがベルカントだと思っているのですが、歌からはその方向とは違う気がしましたが…

ただ指導と歌唱は別な人もいらっしゃるのでわかりません

「私は こういうメトードを教えていますが、テノールはその方法では高音が出ないので、私は別のやり方で歌っています」っておっしゃるメニクッチ先生の理論はヘンだと思います。
「私の教えるメトードでは、私は歌えません」 って・・・・
こんにちは。
メロッキ派の直系メロッラの弟子達からもメニクッチ氏は認められていません。
彼が言うメロッキは本当のメロッキではありません。
メロッキが間違っているのではなくメニクッチが間違っているのです。
メロッラの弟子孫弟子は世界で活躍していますよ。
バリトンのジュゼッペ・アルトマーレさんとか、テノールのモンサルヴェさんとか。
どの発声法が正しいとか、間違っている、とかではなく、喉に負担のない、自分に合った発声法ならいいわけです。メニクッチの発声法で上手くいく人は、極々わずかだと思います。

彼は、美しい声とか美しい響きは必要ないと言います。声の美しさや響きを犠牲にして、音量を求めた声は、聴いていて不快です。

例えば、100人の弟子のうち、2人がプロの歌手として活躍、30人がノドを壊し、60人が絶望して去り・・・だったら、このメトードは失敗になるのではないでしょうか?
2人の上手くいった弟子にスポットを当ててしまうと危険です。
私がメニクッチ先生についていた6年前の時点では、成功した歌手はいませんでしたが・・・

それと、たぶんメニクッチ先生自身は、もっと綺麗な声のバリトンだと思われます。
>>[10]
こんにちは。
メニクッチ氏自身が正しい発声を理解していないのがそもそもの問題ですよね。
歌手としてもイタリアでは認められてないし、教師としても、なぜか生徒は絶えないけれど、歌手は育たないので有名です。
トスカーナでメニクッチの名が出るのは「ありゃあだめだよ」って言う話題のみです。
彼のようなイタリア人エセ声楽教師多いですから、彼だけを集中攻撃するのは正直はばかられますが。
学ぶ側の聞く耳と判断力が求められますね。

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