昭和8年の元旦の広告です。
これを見ますと、釧路見番内の芸妓一覧が載っています。
そのなかには、市子とその弟子の花香の名前がありません。
したがって、その下にある橋北見番に異動した可能性が出てきます。あるいは釧路見番
に所属しないで、どこかの抱え料理店の抱え芸妓になった可能性もあります。
注目したいのは、玉屋の玉次という芸妓です。この芸妓はもと市松という名前で市子の大和屋に所属していました。市福、市松の姉妹で芸妓をしていたのです。大正時代の始め頃に市子のもとから独立し、新たに玉屋という屋号と新しい芸妓名玉次で芸妓を続けたようです。
大正8年までは大和屋の家号が釧路新聞に登場していますので、それまでは芸妓をつづけていたようですが、釧路見番所属の芸妓なのに他の芸妓とともにその名前が広告に掲載されないのはなぜでしょうか。市子の弟子には他に花香と一枝という若い芸妓がいたようです。花香は昭和に入ってもその名前が釧路新聞に登場しますが、大和屋の家号と市子の名前は出てきません。
残念ながら、市子の消息を辿るには、大正8年10月から昭和8年元旦まで資料をさがすしかなくなりました。
釧路は遠いので時間がかかりますが、地道に探すしか方法がありません。
これを見ますと、釧路見番内の芸妓一覧が載っています。
そのなかには、市子とその弟子の花香の名前がありません。
したがって、その下にある橋北見番に異動した可能性が出てきます。あるいは釧路見番
に所属しないで、どこかの抱え料理店の抱え芸妓になった可能性もあります。
注目したいのは、玉屋の玉次という芸妓です。この芸妓はもと市松という名前で市子の大和屋に所属していました。市福、市松の姉妹で芸妓をしていたのです。大正時代の始め頃に市子のもとから独立し、新たに玉屋という屋号と新しい芸妓名玉次で芸妓を続けたようです。
大正8年までは大和屋の家号が釧路新聞に登場していますので、それまでは芸妓をつづけていたようですが、釧路見番所属の芸妓なのに他の芸妓とともにその名前が広告に掲載されないのはなぜでしょうか。市子の弟子には他に花香と一枝という若い芸妓がいたようです。花香は昭和に入ってもその名前が釧路新聞に登場しますが、大和屋の家号と市子の名前は出てきません。
残念ながら、市子の消息を辿るには、大正8年10月から昭和8年元旦まで資料をさがすしかなくなりました。
釧路は遠いので時間がかかりますが、地道に探すしか方法がありません。
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