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UC(潰瘍性大腸炎)神戸コミュのバクタ配合錠(ST合剤)

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【概説】

細菌など病原微生物を殺菌するお薬です。それらが原因のいろいろな感染症に用います。

【作用】

感染症は、病原微生物が人の体に侵入し悪さをする病気です。腫れや発赤を生じ、ときに化膿し、痛みや発熱により苦痛をもたらします(実は、このような症状は病原微生物と戦うための体の防衛システムでもあるのです)。

病原微生物には、細菌やウイルス、真菌(カビ)、原虫などが含まれます。このお薬が有効なのは おもに“細菌”による感染症です。細菌以外では、ある種の真菌(ニューモシスチス)やトキソプラズマ原虫にも有効です。病原菌が死滅すれば、腫れや発赤がおさまり、痛みがとれ、熱があれば解熱します。膀胱炎など尿路感染症に用いられることが多いです。

ニューモシスチス肺炎(カリニ肺炎)は、いわゆる日和見感染症のひとつです。健康な人は心配ないのですが、エイズの患者さんや、免疫抑制療法などで抵抗力が落ちている人が感染すると たいへんやっかいです。治療が困難で、命にかかわることも少なくありません。

このお薬は、ニューモシスチス肺炎を引き起こすニューモシスチス・イロベチーという酵母様真菌に対しても強い抗菌作用を発揮します。ニューモシスチス肺炎の治療に用いるほか、発症抑制薬として予防的に使用することも可能です。治療には大量を、予防には少量を用います。

【薬理】

有効成分は、サルファ薬とトリメトプリムの2種類です。サルファ薬のスルファメトキサゾールは微生物の葉酸の合成を阻害し、トリメトプリムは葉酸活性化を阻害します。これらが相乗的に働き、強い抗菌作用を発揮します。一般的な抗生物質とは効きかたが違います。

【特徴】

ST合剤と呼ばれています(Sulfa + Trimethoprim)。腎臓や肺への移行が良好で、慢性的な吸器疾患や膀胱炎に対して、少量を長期に用いることがあります。ただ、血液障害など副作用がやや多いこともあり、日常的な感染症に処方されることは少なくなりました。一般的な抗生物質が効かない場合などに、第二、第三選択されるものです。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)やペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)にも応用されます。
2012年に公知申請という特例で、ニューモシスチス肺炎の効能が正式に追加承認されました。ニューモシスチス肺炎に対しては、まずこの薬が処方されることが多く、その第一選択薬として有用です。

【診察で】

アレルギーを起こしやすい人は、医師に伝えておきましょう。
持病のある人は医師に伝えてください。
妊娠中、またその予定のある人は医師に話しておきましょう。
服用中の薬を医師に教えてください。
副作用や注意事項について、医師から十分説明を受けておきましょう。

【注意する人】

サルファ薬にアレルギーのある人は飲んではいけません。喘息やじん麻疹などアレルギー性の病気、また血液に病気のある人も原則避けます。腎臓の働きが落ちている場合は、減量するなど服用量の調整が必要です。妊娠中の服用は避けてください。

適さないケース..サルファ薬アレルギー、新生児、妊娠中の人など。
注意が必要なケース..アレルギー体質(喘息、じん麻疹・・)、血液障害、肝臓病、腎臓病、葉酸欠乏または代謝異常、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

飲み合わせに注意する薬がたくさんあります。飲み合わせによっては、副作用がでやすくなったり、薬の作用に悪い影響をします。たとえば、抗リウマチ薬のメトトレキサート(リウマトレックス)、抗血栓薬のワルファリン、抗けいれん薬のフェニトイン(アレビアチン、ヒダントール)、免疫抑制薬のシクロスポリン(サンディミュン)、強心薬のジゴキシン、血糖降下薬(SU薬)、エイズの薬のジドブジン(レトロビル)・・これらの主作用や副作用を増強するおそれがあります。

【使用にあたり】

病状や治療目的によって飲みかたが違います。用法・用量は医師からの指示どおりにしてください。コップ1杯以上の十分な水で飲みましょう。
指示された期間飲み続けてください。症状によっては少し長めになるかもしれません。自分だけの判断で止めてしまうと、再発したり治りにくくなります。

【検査】

服用が長くなるときは、検査を受けて副作用をチェックするようにしましょう。とくに血液の検査が重要です。

【妊娠・授乳】

赤ちゃんの発育に悪い影響をおよぼすおそれがありますから、妊娠中の服用は避けます。
効能

【一般感染症】

<適応菌種>
スルファメトキサゾール/トリメトプリムに感性の腸球菌属、大腸菌、赤痢菌、チフス菌、パラチフス菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、インフルエンザ菌

<適応症>
肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染
複雑性膀胱炎、腎盂腎炎
感染性腸炎、腸チフス、パラチフス

※注意:他剤耐性菌による上記適応症において、他剤が無効又は使用できない場合に投与すること。

【ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制】

<適応菌種>
ニューモシスチス・イロベチー

<適応症>
ニューモシスチス肺炎、ニューモシスチス肺炎の発症抑制

※注意:ニューモシスチス肺炎の発症抑制は、ニューモシスチス肺炎の発症リスクを有する患者(免疫抑制剤が投与されている患者、免疫抑制状態の患者、ニューモシスチス肺炎の既往歴がある患者等)を対象とすること。
用法

【一般感染症】

通常、成人は1日量4錠(顆粒の場合は4g)を2回に分割し、経口服用する。ただし、年齢、症状に応じて適宜増減する。

【ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制】

<治療に用いる場合>
通常、成人は1日量9〜12錠(顆粒の場合は9〜12g)を3〜4回に分割し、経口服用する。

通常、小児はトリメトプリムとして1日量15〜20mg/kgを3〜4回に分割し、経口服用する。ただし、年齢、症状に応じて適宜増減する。

<発症抑制に用いる場合>
通常、成人は1日1回1〜2錠(顆粒の場合は1〜2g)を連日又は週3日経口服用する。

通常、小児はトリメトプリムとして1日量4〜8mg/kgを2回に分割し、連日又は週3日経口服用する。

【副作用】

多くはありませんが、人によっては飲みはじめにショックやアナフィラキシーを含め強いアレルギー症状を起こすことがあります。とくに、アレルギー体質の人は要注意です(原則禁止)。

もう一つ重要な副作用として血液障害があります。赤血球や白血球、血小板が減少したりします。症状としては、発熱や喉の痛み、皮下出血など出血傾向があらわれます。このような場合は、直ちに受診してください。

発疹や発赤など皮膚に異常がみられたときも、いったん中止し医師と相談してください。発疹は、血液障害や肝障害のサインのこともありますし、重い皮膚障害に進展するおそれもあります。

【重い副作用】

ショック、アナフィラキシー様症状..気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
血液障害、溶血性貧血..発熱、喉の痛み、だるい、出血傾向(血豆・青あざ、歯肉出血、鼻血、血尿)、息切れ、めまい、顔色が悪い、黄疸(皮膚や白目が黄色)。
重い皮膚症状..発疹・発赤、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、水ぶくれ、皮がむける、強い痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
遅発性の重い過敏症状..発疹、発熱、だるい、吐き気、リンパ節の腫れ、皮膚や白目が黄色くなる。
肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色。
腎臓の重い症状..尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。
肺障害(間質性肺炎など)..息切れ、息苦しさ、から咳、痰、発熱。
膵炎..上腹部〜背中の強い痛み、吐き気、吐く。
大腸炎..激しい腹痛、下痢、発熱、血液便、下血。
高カリウム血症、低ナトリウム血症..だるい、息切れ、脈の乱れ、口が渇く、手足のしびれ、不安感、取り乱す。
横紋筋融解症..手足のしびれ・けいれん、手足に力が入らない、筋肉痛、歩行困難、赤褐色の尿。

【その他】

食欲不振、吐き気、下痢
頭痛、めまい
発疹、かゆみ、光線過敏症

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