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Road to Buddha(仏像への道)コミュの寿宝寺 十一面千手千眼観世音菩薩(重文)

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京都府京田辺市三山木

十一面千手観音立像の姿

本尊の十一面千手観音立像(十一面千手千眼観自在菩薩)は、等身大の素木造りで左右二十の大脇手の前に、小脇​手を扇状に隙間もなく光背状に配して静的な平衡が保たれ​、左右合わせて千の手には、目を印している。顔は温雅で​浅い衣文の刀法に藤原中期の様式を示し平安時代に制作さ​れたもので、大正二年四月国宝に、昭和二十五年八月二十​五日に国の重要文化財に指定された。 
 
この像は素木造りにもかかわらず虫食い等でいたんでいないのは、長い年月にわたり本堂で護摩木を焚く護摩祈祷​の法要などをしていたからである。このため像は真っ黒に輝き、地獄の苦しみを救い諸願を成就して下さるにふさわしい姿である。
大きく造った四十手には、日輪・月輪・鏡・化仏・輪宝・五鈷鈴・未開蓮・開蓮・葡萄・矢・胡瓶・水瓶・払子・雲・骨・斧・剣・索など40個の持ち物を持たせ、他の手は広げたように何層にも手を配置している。
そして、持物を持たない手には、一つづつの眼のみを描いている。また、普通は中央に四手を持つものが殆どであるが、こ​の像は六本の手を持ち二本は中央で合掌、二本は中央下で​定印して宝鉢をのせ、あと二本は中央で合掌している肘の上から出た右手に錫杖、左手に鉾を持っている。この様に千本の手は観音の慈悲が極限・無限を意味しており,最も強い力を持った観音と言える。寿宝寺の十一面千手観音立像をじっと見つめていると、何ともいえない神​秘的な仏の心に成った気持ちになるのは、私だけであろうか。

コメント(1)

イイねえo(`▽´)o
京田辺にこんなに素晴らしいのあるんや! byカルロス

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