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会計英語コミュの質問: 「簡便法」 の英訳語

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こんにちは、コミュニティ創立者のダイスケです。
ずっと参加しておらず、申し訳ありません・・・

(管理者を引き継いでくださった 「あん」 さん、
いつも本当にありがとうございます。
この場を借りてお礼申し上げます。)


さて、皆様の力をお借りしたいことがあります。


たとえば四半期財務報告において、年次決算とは異なる
「簡便的な会計処理」 が認められる場合がありますが、
この 「簡便的な会計処理」、または 「簡便法」 は、
英語でどのように訳すべきでしょうか。


「簡便的な会計処理」 は、たとえば企業会計基準委員会 (ASBJ) より
今年3月に公表された 「四半期財務諸表に関する会計基準」 等で
使用されている用語です。


これを、在外子会社の経理スタッフに説明するための英文の中で、
どのように表現すべきか、悩んでいる次第です。




ある文書で、

"facile method"

と訳している例を見かけたのですが、facile という語は、
「安易な」 といったネガティブなニュアンスのある言葉で、
私はこの訳に違和感を覚えます。


会計用語英和辞典には、載っていませんでした。

Google 等で検索しても、化学の分野で用いられる例はあるようですが、
会計処理について facile method という語を使用している例は
見つかりませんでした。


その他、かなりいろいろ調べたのですが、わかりませんでした。


では前述の文書の例を信頼して facile method とすれば良いかというと、
実はその文には全体におかしな英訳が多く、私が修正を施している・・・
という実情があります。



代替案としては、

simplified accounting (method)

等ではどうか、と考えています。


simplified という語は特にネガティブな含意はありませんし、
会計関連の文書でもときどき見かける単語のように思います。


いかがでしょうか。



皆様のお知恵を拝借したく、よろしくお願いいたします。

コメント(12)

http://www.mizuho-sc.com/english/ebond/translation/accounting.html#Methods
みずほ証券のサイトにこんなものがありましたので、参考までに・・・。

ここでは簡便法を
「simplified method」
もしくは
「compendium method」
と紹介しているみたいです。

このサイトを見て、しまった!
来月BATICだった・・・と思い出しました。
真剣に勉強せねば・・・
>アッキーさん
さっそくの情報提供、ありがとうございます!!

ですが実はこのサイト、事前に見ておりまして・・・
(質問文では端折りました。申し訳ありません。)

なぜ端折ったかといいますと、このサイトの英訳も、
いくつか怪しいものが混じっており、信頼性がいまひとつ、
といわざるを得ないためです。

(たとえば「のれん代償却」 を goodwill depreciation と
していますが、正しくは amortizaion of goodwill ですよね。
「正味価額」 → fair value というのもどうかと思いますし。)


また、このサイトにいう 「簡便法」 が質問の件と同じかどうか、
用語のみの和英しか載っていないため、判別できません。
(こういう用語のみの訳語集のそもそもの限界なわけですが。)


しかし、私の検討している simplified method という訳を
いちおう載せてくれていますね。

compendium method は、うーん・・・ という感じですが。
(要約して表示する場合などを想定しているのでしょうか?)


というわけで、己の不勉強に歯噛みしつつ、さらなる情報をお待ちします。


アッキーさん、BATIC 頑張ってくださいね!
なるほど!!浅はかな回答ですいませんでした。
減価償却がdepreciationだからといってかならずしもすべての償却に使えるとは限らないのですね・・・。勉強になります!

私はnativeの感覚を持っているわけではないの、完全に正しいと言うことはできませんが、海外のサイトを見ている限りでは、
「Simplified Accounting Method」(こちらのほうが使用例が多いみたいですね。)
もしくは
「Simplified Method for Accounting 」
辺りが「簡便的な会計処理」、または 「簡便法」の訳としては妥当そうですね。
僕が英訳するとしたら
Japan GAAP allows simpler accouting procedures on preparing quarterly statements compared with year-end regarding taxation and depreciation/amrotisation for fixed assets.
としか表現すると思います。

理由は以下の通りです。

ここでの簡便的な会計処理とはじつは単に
通常の期末処理と異なる会計処理または一部前期末の見積資料を使うことを言います。
これが簡便法といえるのかというと実は簡便ではないことも多いのです。
たとえば税金計算において年度末での実効税率を合理的に見積り、
それに四半期末税前利益を乗じて税金費用を算定する方法が認められているのですが
これが簡便かというとほとんどの会社にとって簡便じゃない。単に通常の方法の他に
別の算出方法を認めたくらいの雰囲気に感じておくべきです。
丁寧に言い換えると
「四半期基準の適用指針において別に認められる方法を採用した方が
会社にとって簡便である場合には、その採用を妨げない」というものです。
これを略して簡便法(笑)と言ってます。

ルールとしては別に「四半期財務諸表に関する会計基準の適用指針」というものが
同じ日付で公表されていますので是非、目を通してください。

また、他の会計基準の中にも簡便法という表現は出てきますが(e.g.退職給付会計)
これは明らかに簡便な方法で、その中では何が簡便法かいう定義がなされています。
しかしながら、この四半期基準では例示列挙しかされていません。
そのため他の基準で使っている簡便法というものと意味合いが全く異なり
日本語でも
「退職給付会計は簡便法を採用しております」→意味が通じます
「四半期決算は簡便法を採用しております」→何に使ってどうやったんだよ!と突っ込まれます
つまり退職給付会計では簡便法の定義があって共通認識できるものなのですが
四半期の簡便法は共通認識がありません。
ですので、簡便的な会計処理を採用した場合にはその内容を注記する必要があるのです。
このような状況の中で、在外子会社に対して「簡便法」と言っても何なのか混乱を招くだけだと思います。

日本の会計用語はその言葉が使われている背景を十分に理解しないと
英訳はなかなか難しいですよね

他の皆様の意見も是非伺いたいです。
よくよく考えたら
specific methods only for quaterly accouting
ってのもありなのかな。って思ってます。

こうやっておけば、特定の方法って何だよって子会社も食いついてくれそうだし(笑)
>古井戸さん
確かに付け加えた方がわかりやすいですね。
僕の文はcounter partが「原則として年次決算と同様の処理をする」ということ認識しているという
知識を前提にしていますので、そうでない場合には付け加えないといけないと思います。

四半期基準での「簡便法」は2つの点で一般的な簡便法と異なります
1.簡便ではないケースが多い
2.簡便法とはという定義が基準上に例示されているのみ
ですので一般的なsimplified methodという訳語は今ひとつしっくりこないというのが
会計に携わる僕の印象です。
ダイスケさんにはこちらこそお世話になっています m(_ _)m

私も、compendium も facile も違和感を覚えますし、同じ意見です。

simplified accounting あるいは under the simplified accounting method or rule of japan とかが、文章全体にもよりますが、いいかなと思いますし、実際にも見かけています。でも、定訳はとくにないような・・
皆様、ありがとうございます。


>アッキーさん

一般に有形資産の償却(費)は depreciation 、
無形資産の償却(費)は amortization となります。

償却(費)についてはこのコミュニティでも何度か
話題になっているようですので(実はこのコミュの
設立のきっかけになった話題でもあります)、
ご興味がありましたら過去のトピックを検索してみてください。

追加情報もありがとうございました。
やはり用例としては simplified... ですね。
(英語的には、それが自然な気がします。)


>kazutan さん

丁寧なご回答、ありがとうございます。

「簡便法」 が実は簡便でないことも多い・・・ という点、
私もそうなのでは、と考えていたので、すっきりしました ^ ^

またこれも質問文で端折ってしまった背景なのですが、
単に 「四半期報告では簡便法で良いよ」 というだけの文で
子会社に出すわけではなく、個別の項目(たとえば貸倒見積、
減価償却、ご指摘の税金費用計算等) について具体的な
「簡便的な会計処理」 の例と見積り計算等の方法を一覧表で
説明すると共に、そのカバーレターを私が作成するのです。
(具体例については会計士の方に、「適用指針」 に基づき
説明文を書いていただいています。日本語ですが。)

問題はその一覧表における 「簡便法の説明」 のタイトルと、
カバーレターにおける説明文で使用する用語です。

説明文は kazutan さんの英文をパクりたいぐらいですね(笑)
まあそれは冗談として、十分に背景説明はしようと思います。

簡便的な会計処理を採用した場合は注記が必要という点も
認識しておりますので、その情報収集の仕組みも構築予定です。


さて実際問題、「簡便法」 が簡便とは限らないという観点から、
あえて意訳して、 alternative accounting methods (for
quarterly financial reporting) とするのも手かもしれませんね。
定訳もなさそうですし。

そこは関係者で協議して決めたいと思います。


余談:
IAS 39 (Interim Financial Reporting) のサマリには、
次のような一文があります。

While measurements in both annual and interim financial reports
are often based on reasonable estimates, the preparation of
interim financial reports generally will require a greater use of
estimation methods than annual financial reports.

基準も背景も異なるのでもちろん単純比較はできませんが、
ここでの "a greater use of estimation methods" のほうが、
「簡便法」 よりも趣旨は明快ですよね。
>古井戸さん

ありがとうございます。
上記の通り、背景はカバーレターで説明する予定ですので、
その中で適用するかどうかの判断基準も書きます。

なお、ここまで出揃った情報を読む限り、
simplified accounting methods 等は定訳ないし固有名詞として
成熟しているとまではいえなさそうですね。


>あんさん

ありがとうございます。
経験豊富なあんさんにそのように言っていただけると安心します。

ここまでで simplified... に収束しつつあるにもかかわらず、
上記 kazutan さん宛のレスに記載しました通り、
alternative accounting methods 等としてしまおうか・・・
とも思案中です。

(そうすると今度は原文の用語に忠実でないという問題が出て、
ここはもう常に付きまとう翻訳のジレンマの世界ですけどね。)

今後ともよろしくお願いいたします!
結論として、今回は alternative (accounting) method としました。

基準の翻訳が目的ではなく、適切な処理を確保するための文書であるため、
原文への忠実性よりも実務的な意義が伝わることを優先しました。
関係者にもその旨を説明し、理解を得られました。

文書は最終承認待ちですが、訳語はそのまま通ると思われます。


コメントをくださった皆様、ありがとうございました。
有意義な議論と検討ができました。


以上、ご報告とお礼まで。

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