テレビドラマ「運命の人」の愚劣。 2012年02月20日15:03
テレビドラマ「運命の人」の愚劣。
沖縄返還における復元土木工事の費用をアメリカではなく日本が負担する密約を新聞記者が暴露するというストーリーである。
沖縄返還においては二つの密約が存在した。
?沖縄に存在していた大量の核兵器を撤去せず返還後も沖縄に置いておくこと（アメリカ政府は、大量に存在した核兵器は返還までに全部、撤去すると公言していた）。
しかし、誰も日米両政府の言葉など信じなかった。
もし、本当に沖縄の核兵器を撤去したのであれば、核兵器を船に乗せる膨大な作業をテレビで放送していたはずだ。
?本土の米軍基地、自衛隊基地への核兵器の配備。
沖縄返還によって沖縄が本土の一部になるという事は「本土の沖縄化」を意味する。
返還を契機に本土と沖縄の両方が核基地の島になるという事を意味する。
事実、返還が迫ると核弾頭を発射できる兵器の本土における実弾演習が日常化した。
だから、革マル派は沖縄返還に反対したのである。
日共と中核派は「アメリカが沖縄を返還する事はありえない」と断言していた。
そして「沖縄を返せ」なる珍奇な運動を展開した。
日共と中核派は、リンドン・ジョンソン大統領と佐藤栄作首相の会談においてジョンソン大統領が「沖縄を返還する」と明言したにもかかわらず「ジョンソンと佐藤栄作はウソを言っている。彼等の言う事はペテンだ」と主張した。
１９６９年１１月１７日、佐藤栄作・ニクソン大統領の会談において１９７２年５月１５日の沖縄返還が最終的に決定されると日共と中核派は錯乱状態に陥った。
革マル派は、その前から一貫して、「アメリカはアメリカ帝国主義と日本帝国主義の利益のために沖縄を必ず返還する」と明言してきた。
革マル派の正しさが証明されたがゆえに日共は殺人集団としの本性を剥きだしにした。
東京の代々木中央の命令によって、１９７１年６月１９日、深夜、日共殺人部隊が琉球大学男子寮を襲撃し、全学連戦士＝町田宗秀君にバール、ハンマー、鉄パイプで凄惨なリンチを加え虐殺した。
全学連は全国の日共の拠点に火炎ビンを投擲し報復戦を貫徹した。
日共の代々木本部は火の海と化した。
沖縄では、日共は、すべての労働組合、学生自治会の役員のポストからリコールされた。
漁民、農民、商店主、未組織労働者の中には日共の支持者が残存したものの、労働組合と学生自治会に対する日共の影響力はゼロとなった。
狂気の革命妄想集団＝中核派は「１０人でもいいから警官を殺せ。そうすれば、日本全体の労働者が武装蜂起する」と幹部に言われ、沖縄で１名、東京で１名の機動隊員を殺した。
沖縄では、中核派は火炎ビンで火だるまになった機動隊員を鉄パイプでトドメを刺して殺した。
中核派の党員が書記長の座にあった全軍労・牧港支部の労働者が大量に逮捕され、極左冒険主義の中核派役員は失脚した。
こうして、沖縄では返還前に日共、中核派は政治生命を失った。
沖縄の労働運動、学生運動に影響力を持つ党派は社会党と革マル派だけになった。
話を元にもどせば、沖縄返還に関する人民が驚くような密約とは本土の核武装化であった。
沖縄の核兵器を撤去しないという事は人民の常識であり、この密約が暴露されても驚く者は居なかった。
新聞記者は警察の犬である。
警察発表だけを聞き、逮捕された者やその弁護士の話は絶対に聞かない。
警察の言う事を全面的に事実だと断定し、逮捕された者や弁護士の言い分は無視するのが日本の新聞記者の義務である。
こうしたマスコミの体質が冤罪の温床になっている。
あのようなドラマを作るならば、密約を「本土への核兵器配備に関する密約」とし、新聞記者ではなく、沖縄のブルジョワ的返還に反対して激烈な闘争を貫徹した動労、全軍労の労働者か全学連の学生を主人公にしなければならない。
テレビドラマ「運命の人」の愚劣。
沖縄返還における復元土木工事の費用をアメリカではなく日本が負担する密約を新聞記者が暴露するというストーリーである。
沖縄返還においては二つの密約が存在した。
?沖縄に存在していた大量の核兵器を撤去せず返還後も沖縄に置いておくこと（アメリカ政府は、大量に存在した核兵器は返還までに全部、撤去すると公言していた）。
しかし、誰も日米両政府の言葉など信じなかった。
もし、本当に沖縄の核兵器を撤去したのであれば、核兵器を船に乗せる膨大な作業をテレビで放送していたはずだ。
?本土の米軍基地、自衛隊基地への核兵器の配備。
沖縄返還によって沖縄が本土の一部になるという事は「本土の沖縄化」を意味する。
返還を契機に本土と沖縄の両方が核基地の島になるという事を意味する。
事実、返還が迫ると核弾頭を発射できる兵器の本土における実弾演習が日常化した。
だから、革マル派は沖縄返還に反対したのである。
日共と中核派は「アメリカが沖縄を返還する事はありえない」と断言していた。
そして「沖縄を返せ」なる珍奇な運動を展開した。
日共と中核派は、リンドン・ジョンソン大統領と佐藤栄作首相の会談においてジョンソン大統領が「沖縄を返還する」と明言したにもかかわらず「ジョンソンと佐藤栄作はウソを言っている。彼等の言う事はペテンだ」と主張した。
１９６９年１１月１７日、佐藤栄作・ニクソン大統領の会談において１９７２年５月１５日の沖縄返還が最終的に決定されると日共と中核派は錯乱状態に陥った。
革マル派は、その前から一貫して、「アメリカはアメリカ帝国主義と日本帝国主義の利益のために沖縄を必ず返還する」と明言してきた。
革マル派の正しさが証明されたがゆえに日共は殺人集団としの本性を剥きだしにした。
東京の代々木中央の命令によって、１９７１年６月１９日、深夜、日共殺人部隊が琉球大学男子寮を襲撃し、全学連戦士＝町田宗秀君にバール、ハンマー、鉄パイプで凄惨なリンチを加え虐殺した。
全学連は全国の日共の拠点に火炎ビンを投擲し報復戦を貫徹した。
日共の代々木本部は火の海と化した。
沖縄では、日共は、すべての労働組合、学生自治会の役員のポストからリコールされた。
漁民、農民、商店主、未組織労働者の中には日共の支持者が残存したものの、労働組合と学生自治会に対する日共の影響力はゼロとなった。
狂気の革命妄想集団＝中核派は「１０人でもいいから警官を殺せ。そうすれば、日本全体の労働者が武装蜂起する」と幹部に言われ、沖縄で１名、東京で１名の機動隊員を殺した。
沖縄では、中核派は火炎ビンで火だるまになった機動隊員を鉄パイプでトドメを刺して殺した。
中核派の党員が書記長の座にあった全軍労・牧港支部の労働者が大量に逮捕され、極左冒険主義の中核派役員は失脚した。
こうして、沖縄では返還前に日共、中核派は政治生命を失った。
沖縄の労働運動、学生運動に影響力を持つ党派は社会党と革マル派だけになった。
話を元にもどせば、沖縄返還に関する人民が驚くような密約とは本土の核武装化であった。
沖縄の核兵器を撤去しないという事は人民の常識であり、この密約が暴露されても驚く者は居なかった。
新聞記者は警察の犬である。
警察発表だけを聞き、逮捕された者やその弁護士の話は絶対に聞かない。
警察の言う事を全面的に事実だと断定し、逮捕された者や弁護士の言い分は無視するのが日本の新聞記者の義務である。
こうしたマスコミの体質が冤罪の温床になっている。
あのようなドラマを作るならば、密約を「本土への核兵器配備に関する密約」とし、新聞記者ではなく、沖縄のブルジョワ的返還に反対して激烈な闘争を貫徹した動労、全軍労の労働者か全学連の学生を主人公にしなければならない。
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