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強姦罪には去勢刑を望みますコミュのお奨め「ジェンダーー論の教え方ガイド」沼崎一郎

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先日読んだ本です。仙台の大学で女子大生に「ジェンダー論」を教えていらっしゃる先生のようです。
が、その授業の実態は女性が性被害に遭わないために、性についても生活全般でもしっかり自己決定ができるように
今の日本の、器の小さい男性に都合のいい歪んだファンタジーがはびこる常識からの脱洗脳とでもいいましょうか。

インドの第3の性:ヒジュラのことや、アメリカ先住民は性を4つに分類していたということ等も紹介していて、目から鱗というか、視野が開けます。

男性が読んでも大変役に立つ本です。
これを読んで、旧来の小さい狭い枠にはめ込まれた既成概念から自由になってリラックスしてもらいたいですし、また器の大きい人間(男である前に)になってもらいたいです。

以下発行元HPから紹介
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ある日突然女子大で「ジェンダー論」を教えることになった著者。しかし、ありきたりの「ジェンダー論」が嫌いな著者が、大教室のマスプロ授業で、私語と携帯メールに余念がない学生たちを相手に、試行錯誤の授業の末たどり着いた結論は、

「ジェンダー」にまつわるテーマのなかで一番重要なのは、彼女たちが性暴力や DVの被害者になることを防ぐための実用的な性教育であるということだった。

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熊本日日新聞 2006年12月3日(日)掲載 森岡正博が読む

「女の価値」妄説妄信に風穴

 東北大学の沼崎一郎さんは、そもそもは文化人類学を専門としていたが、夫婦別姓運動などにかかわるなかで、独自の男性学・ジェンダー論を作り上げてきた。その沼崎さんが、ある女子大で「ジェンダー論」の授業を受け持つことになる。この本は、その過激で型破りな授業の記録である。

 まず沼崎さんは、大学に入ってきたばかりの女子学生たちに向かって、あなたたち二〇〇人のうち、一〇人くらいは、将来、夫からの暴力を受けて死ぬかもしれないと宣言する。これは総理府の調査に裏付けられた数字であるが、もちろん学生たちはそんなことは初耳である。

 死ぬほどの暴力を受けるのなら、逃げればいいじゃないかと思うかもしれないが、実は、あなたたちはそこから逃げられない。なぜなら、あなたたちは「女は愛されて幸せになる」という考えに、骨の髄まで毒されているから、自分に向かってくる夫の暴力を、「愛の証」だと誤認してしまうのだ。

 たとえば、あなたが男友だちと楽しそうに話していると、あなたの彼氏は不機嫌になりはしないか。ひとりで飲みに行こうとすると、それを無理やり止めようとしないか。あなたはそれを、「彼が私のことを愛しているからだ」と考えようとするだろうが、それは大いなる間違いである。

 彼は、あなたの自由を束縛し、あなたを支配しようとしているのであり、それを放置しておくと、いずれ彼はあなたを家庭に閉じこめ、暴力をふるい、あなたの命を奪うところにまで至ってしまうのである。あなたの行動の自由を制限するようなかたちで「かまってくれる」のは、「愛」ではなくて「暴力」なのである、と沼崎さんはダメ押しする。

 それを聞いて、女子大生たちはキャーキャー騒ぐのであるが、沼崎さんはまったく意に介さない。

 沼崎さんは言う。「避妊しないでHを迫る男の行為は、性暴力です!」そして黒板に大きく書く。「Hするしないは、女が決める!」。若い学生たちにとって、これは衝撃的な言葉である。なぜなら、男がHを迫ってくるのは、男が自分のことを愛してくれているからだろうし、自分も男のことを愛しているのなら、それ応じてあげるべきだと彼女たちは思っているからである。

 この本には、沼崎さんの「教え方」のエッセンスが凝縮されている。そこから学ぶものはとても大きい。

 たとえば、沼崎さんは「セクハラ」について教えるときに、ひとりの学生に向かって「ちょっと立ってください」と言う。学生は立ち上がるのだが、そこで彼女に、「どうして立ったの?」と聞くのである。学生は答えられない。そこで沼崎さんは解説する。「私が先生だからだよね」「いいですか、皆さん、これが教師の権力です。・・・私には、立ちたくない学生を立たせる力があるんだよ、先生ってだけでさ」。そして、この教師の権力こそが、セクハラを生み出す元凶であることを、学生たちの目の前で、鮮やかにあぶり出してみせるのである。

 あるいは、コンドームによる避妊は失敗例が多いから、沼崎さんは学生たちにピルを飲むことを勧めるのだが、学生からは、毎月三千円の薬代がバカにならないという答えが返ってくる。そこで沼崎さんは、学生たちが月にコンパ代にいくら使っているか、口紅を何本持っているか、最近買った洋服の値段はいくらだったか、などを紙に書かせて、それらの支出と比べたときに、ほんとうにピル代が高いと言えるのかどうかを実際に計算させるのである。そして、男などいくらでも取り替えられるが、自分の身体と心だけはかけがえがない、だから自分を大切にしなさいと訴えるのである。

 若い男女は、毎日浴びるように性の情報に晒されているが、肝心な情報はほとんど伝わっていない。女の価値は「愛されること」にある、という妄説を信じ切っているがゆえに、自分自身の独立した人生を歩むことができない。この本は、そうした現状に風穴を開ける破壊力をもっている。教職にある者だけでなく、性に関心のあるすべての人に読んでもらいたい好著だ。

◇もりおか・まさひろ…大阪府立大教授。専門は現代思想。1958年高知県生まれ。

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http://www.femix.co.jp/publication/howtoteachgender.html

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