皆さんが気になる「if」を教えてください♪
戦記シュミレーション物なんかが歴史学者に迫害される事は多いですが（どこでどう転んでも歴史は変わらなかったというような思想の人とか）、
やはり勝敗は時の運の積み重ね。
例えば力の差が歴然とした陸上選手が100?走で競争する場合、勝敗は確実に思えますが、実際には肉離れなどでびっこを引いて途中でリタイアするオリンピック選手を誰もが見た経験あるでしょう。
（同じレースに出てたら私でも勝てた事になります）
ましてやファクターが増えれば増えるほど、勝敗は分からなくなるはずですので、部下を使い、他人を使い、兵站があり、経済力や宣伝工作まで入る戦国の戦いでは、ここでこうなってれば、とか、結構面白いですよ〜。
私は一時期シミュレーション物を読まなかった理由があって、史実と混ざって間違った知識になるのが怖かったのですが、上記のような考え方が自分に浸透し、単純に楽しめるようになりました。
関ヶ原大戦記（青木基行）とか旬ですね。躍動感あまりないし文体は単調ながら、歴史ファンに響くような情景を描いてて、却って躍動感ない文体がクセになるというか……熱烈ファンには怒られますね
（好きだからこそ言えるマイナス面です
）
◇◇◇◇◇以下トップから移転（コミュの大河ドラマ観）◇◇◇◇◇
健康法（特に食べ物）でも歴史でも、
これまでの証拠や定説や常識が、新たな証拠の出現によって
突然「あれはウソだった」、となり、またそれが数年後に反転、
とやってるわけでして、特に歴史は遡れば遡るほど
事実なんて分かりません。
なのに歴史が好きな人って、
やはり想像力豊かで寛容なタイプと思います。
例えば、実在すら疑われてる人物がどんな人物か、
私なんかは気になります。
神経質なタイプなら実在の証拠だけ探し続けるはずで、
いるかどうか分からない状態で、人物を掘り下げてはいかないでしょう（「単にいい加減なのでは？」と言われると言い返せませんが……）。
歴史そのものがそういうものですから、
自分の信じる定説や常識と違う事を「違うだろ！」と熱弁するのは、数多くある歴史考証コミュなどでお願いします（厳格な歴史考証コミュでも「大河ドラマ」と名前のついてるコミュがたくさんあるので）。そちらはそちらでお好きな方が大勢いらっしゃいますから。
ましてや大河ドラマは、歴史考証番組とかじゃなく、本格的なエンターテインメントですから、制作者側で価値観や人物像を設定・構築し、信長の時や風林火山の時みたいに、現実にはまず考えられないようなシーンを大胆に取り入れたり、
伸びやかに制作する権利があります。
たしかに偏り過ぎは引きますし、歴史好きなら（現在の定説をしっかり覚えている分）思わず突っ込まずにはいられなくなるときもあるでしょうが（たとえば私自身は定説から離れると引くタイプです）、ご批判は柔らかめにお願いします。
戦記シュミレーション物なんかが歴史学者に迫害される事は多いですが（どこでどう転んでも歴史は変わらなかったというような思想の人とか）、
やはり勝敗は時の運の積み重ね。
例えば力の差が歴然とした陸上選手が100?走で競争する場合、勝敗は確実に思えますが、実際には肉離れなどでびっこを引いて途中でリタイアするオリンピック選手を誰もが見た経験あるでしょう。
（同じレースに出てたら私でも勝てた事になります）
ましてやファクターが増えれば増えるほど、勝敗は分からなくなるはずですので、部下を使い、他人を使い、兵站があり、経済力や宣伝工作まで入る戦国の戦いでは、ここでこうなってれば、とか、結構面白いですよ〜。
私は一時期シミュレーション物を読まなかった理由があって、史実と混ざって間違った知識になるのが怖かったのですが、上記のような考え方が自分に浸透し、単純に楽しめるようになりました。
関ヶ原大戦記（青木基行）とか旬ですね。躍動感あまりないし文体は単調ながら、歴史ファンに響くような情景を描いてて、却って躍動感ない文体がクセになるというか……熱烈ファンには怒られますね
（好きだからこそ言えるマイナス面です
） ◇◇◇◇◇以下トップから移転（コミュの大河ドラマ観）◇◇◇◇◇
健康法（特に食べ物）でも歴史でも、
これまでの証拠や定説や常識が、新たな証拠の出現によって
突然「あれはウソだった」、となり、またそれが数年後に反転、
とやってるわけでして、特に歴史は遡れば遡るほど
事実なんて分かりません。
なのに歴史が好きな人って、
やはり想像力豊かで寛容なタイプと思います。
例えば、実在すら疑われてる人物がどんな人物か、
私なんかは気になります。
神経質なタイプなら実在の証拠だけ探し続けるはずで、
いるかどうか分からない状態で、人物を掘り下げてはいかないでしょう（「単にいい加減なのでは？」と言われると言い返せませんが……）。
歴史そのものがそういうものですから、
自分の信じる定説や常識と違う事を「違うだろ！」と熱弁するのは、数多くある歴史考証コミュなどでお願いします（厳格な歴史考証コミュでも「大河ドラマ」と名前のついてるコミュがたくさんあるので）。そちらはそちらでお好きな方が大勢いらっしゃいますから。
ましてや大河ドラマは、歴史考証番組とかじゃなく、本格的なエンターテインメントですから、制作者側で価値観や人物像を設定・構築し、信長の時や風林火山の時みたいに、現実にはまず考えられないようなシーンを大胆に取り入れたり、
伸びやかに制作する権利があります。
たしかに偏り過ぎは引きますし、歴史好きなら（現在の定説をしっかり覚えている分）思わず突っ込まずにはいられなくなるときもあるでしょうが（たとえば私自身は定説から離れると引くタイプです）、ご批判は柔らかめにお願いします。
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コメント(203)
>>[165]
官兵衛も半兵衛も優れた軍師でしたが、何故その2人ともが秀吉のそばに仕えた
のでしょう？偶然ではないと思います。優れた軍師が将来性のある大将を選ん
だ、そしてまた優れた大将が優れた軍師を活用した、という事だと思います。
小寺政職に使いこなす力があった場合、小寺家は有力大名として生き残ったかも
知れません。ただし、小寺政職では天下は狙えませんので、官兵衛は一大名の
家老としての名しか残りません。大河として取り上げられる事はなかったかも
知れません。立場や機会が人を育てる一面もあります。小寺家家老としての
官兵衛は、やはり一回りも二回りも小さい存在で終わったと思います。
また、「官兵衛の存在意義」と「軍師の存在意義」とはまた別です。優れた
家臣を見つけ出し活用する才が秀吉にはありました。官兵衛が小寺家の家老の
域に留まったとしても、また別の人材を見つけ出し活用したと思います。
それが光秀や勝家には無かった才能です。逆に、官兵衛の存在があった故に、
活躍の場に恵まれず埋もれたままだった才能も、秀吉の周囲には存在したかも
知れません。
もうひとつ、「軍師は軍師にしか過ぎない」との言葉ですが、この時代の戦費
はすべて自己資金です。信長に命じられて播州を攻めても、信長から必要経費
が支払われるわけではありません。自身の領地からの収入で賄うのです。
配下の食糧等も同様です。大将の最低限の才覚は｢配下を飢えさせない事｣です。
また、秀吉配下の勇猛な武将達でも、命はひとつしかありません。誰もが命は
大事ですし、無駄に死にたくはありません。官兵衛がどんなに巧妙な策を
考え出したとしても、それだけでは絵に描いた餅、空論に過ぎません。実際に
策を実行する命がけ兵とそれを養う資力が必要です。
どんな優れた軍師でも、軍師には限界があります。信長を裏切った松永弾正、
荒木村重、共に信長は慰撫の軍使を派遣しています。しかし官兵衛に関しては、
「疑い」だけで松寿丸の断罪を命じています。その才覚を認めてはいても、
小勢力故の軽視だったのだと思います。
官兵衛も半兵衛も優れた軍師でしたが、何故その2人ともが秀吉のそばに仕えた
のでしょう？偶然ではないと思います。優れた軍師が将来性のある大将を選ん
だ、そしてまた優れた大将が優れた軍師を活用した、という事だと思います。
小寺政職に使いこなす力があった場合、小寺家は有力大名として生き残ったかも
知れません。ただし、小寺政職では天下は狙えませんので、官兵衛は一大名の
家老としての名しか残りません。大河として取り上げられる事はなかったかも
知れません。立場や機会が人を育てる一面もあります。小寺家家老としての
官兵衛は、やはり一回りも二回りも小さい存在で終わったと思います。
また、「官兵衛の存在意義」と「軍師の存在意義」とはまた別です。優れた
家臣を見つけ出し活用する才が秀吉にはありました。官兵衛が小寺家の家老の
域に留まったとしても、また別の人材を見つけ出し活用したと思います。
それが光秀や勝家には無かった才能です。逆に、官兵衛の存在があった故に、
活躍の場に恵まれず埋もれたままだった才能も、秀吉の周囲には存在したかも
知れません。
もうひとつ、「軍師は軍師にしか過ぎない」との言葉ですが、この時代の戦費
はすべて自己資金です。信長に命じられて播州を攻めても、信長から必要経費
が支払われるわけではありません。自身の領地からの収入で賄うのです。
配下の食糧等も同様です。大将の最低限の才覚は｢配下を飢えさせない事｣です。
また、秀吉配下の勇猛な武将達でも、命はひとつしかありません。誰もが命は
大事ですし、無駄に死にたくはありません。官兵衛がどんなに巧妙な策を
考え出したとしても、それだけでは絵に描いた餅、空論に過ぎません。実際に
策を実行する命がけ兵とそれを養う資力が必要です。
どんな優れた軍師でも、軍師には限界があります。信長を裏切った松永弾正、
荒木村重、共に信長は慰撫の軍使を派遣しています。しかし官兵衛に関しては、
「疑い」だけで松寿丸の断罪を命じています。その才覚を認めてはいても、
小勢力故の軽視だったのだと思います。
>>[171]
まず、「何故秀吉は宇都宮氏成敗を命じたか？」から始まると思います。当初宇都宮氏は従順に秀吉に従う意思を示していませんでしたので、秀吉にすればある種の疑念が残ったと思います。そして宇都宮氏は地元に根付いた地侍ですので、万一背いた場合は面倒な勢力になります。故に、「残すとしても地元から離した方が安全」との考えから国替えを命じたのだと思います。宇都宮氏側にも、「家格はこちらの方が上」との、百姓上がりの秀吉を軽んじる（今は秀吉に従っても、状況が変われば･･･）雰囲気を持っていたように思います。また、国替えは、今後宇都宮氏が従順に従うかどうかを試した試金石でもあったように思います。
ですので、国替えを拒んだ宇都宮氏には不信感を持っての命だったと思います。官兵衛が命に背いた場合、官兵衛自身が国替えになり、他の領主を送り込んだ可能性が高いように思います。もしそのまま許したとしても、官兵衛自身が宇都宮氏の扱いに苦労したかも知れません。ドラマでは和解したように描かれていますが、実際はそう簡単ではなかったように思います。
まず、「何故秀吉は宇都宮氏成敗を命じたか？」から始まると思います。当初宇都宮氏は従順に秀吉に従う意思を示していませんでしたので、秀吉にすればある種の疑念が残ったと思います。そして宇都宮氏は地元に根付いた地侍ですので、万一背いた場合は面倒な勢力になります。故に、「残すとしても地元から離した方が安全」との考えから国替えを命じたのだと思います。宇都宮氏側にも、「家格はこちらの方が上」との、百姓上がりの秀吉を軽んじる（今は秀吉に従っても、状況が変われば･･･）雰囲気を持っていたように思います。また、国替えは、今後宇都宮氏が従順に従うかどうかを試した試金石でもあったように思います。
ですので、国替えを拒んだ宇都宮氏には不信感を持っての命だったと思います。官兵衛が命に背いた場合、官兵衛自身が国替えになり、他の領主を送り込んだ可能性が高いように思います。もしそのまま許したとしても、官兵衛自身が宇都宮氏の扱いに苦労したかも知れません。ドラマでは和解したように描かれていますが、実際はそう簡単ではなかったように思います。
籠城戦というのは
�￣膩海�来る見込みがある。
��農繁期になって兵を帰さねばならなくなる。
でなければ勝機はありません。しかし
�ヾ�に武田は滅び、徳川・上杉は豊臣に臣従、伊達は様子見→豊臣に恭順では、どこも援軍に来ません。
�∪鏐駛�期兵農分離が進んで専業の武士が一年中戦えるので、駄目。
もし戦えば(攻城＝力攻め)、島原の乱のように敵味方に多大な犠牲が出るのは明らか。和睦は正解、北条氏は賢明でした。
もし和睦を拒否されたら、官兵衛は何とか和睦に持ち込もうと苦慮したでしょう。
兵法の基本は、可能な限り犠牲を出さず、必要かつ十分なものを手に入れることです。
必ずしも完勝でなくてよい。敵国を荒廃させてしまうと、復興は戦勝国の責任になる。
それが分かるから、降伏した北条氏は官兵衛に感謝して贈り物をした訳です。
後で秀吉が約束を破ったのは、官兵衛と北条氏の顔に泥を塗る行為でした。
�￣膩海�来る見込みがある。
��農繁期になって兵を帰さねばならなくなる。
でなければ勝機はありません。しかし
�ヾ�に武田は滅び、徳川・上杉は豊臣に臣従、伊達は様子見→豊臣に恭順では、どこも援軍に来ません。
�∪鏐駛�期兵農分離が進んで専業の武士が一年中戦えるので、駄目。
もし戦えば(攻城＝力攻め)、島原の乱のように敵味方に多大な犠牲が出るのは明らか。和睦は正解、北条氏は賢明でした。
もし和睦を拒否されたら、官兵衛は何とか和睦に持ち込もうと苦慮したでしょう。
兵法の基本は、可能な限り犠牲を出さず、必要かつ十分なものを手に入れることです。
必ずしも完勝でなくてよい。敵国を荒廃させてしまうと、復興は戦勝国の責任になる。
それが分かるから、降伏した北条氏は官兵衛に感謝して贈り物をした訳です。
後で秀吉が約束を破ったのは、官兵衛と北条氏の顔に泥を塗る行為でした。
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2014年大河ドラマ｢軍師官兵衛｣ 更新情報
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