ドラマ『13歳のハローワーク』コミュの【第1話】2012年1月13日（金）23:15～24:15『35歳、中学生になる!? バブルと闘え!!』

警視庁捜査一課の刑事を夢見て、高校卒業と同時に
警察官への道に進んだものの、所轄の生活安全課で
働き続ける小暮鉄平（松岡昌宏）は、現在の部署に遣り甲斐を
見出せないでいた。そんな現状に不満がつのった鉄平は
35歳になる前日、自分に合った仕事を求めてハローワークへ。
ところが職員からは戯言と一蹴され、その直後に恋人にもフラれる始末。
「何なんだよ、俺の人生は…。もう一回やり直せねぇかな…」
――カラオケボックスでひとり、やけ酒をあおりながら
そう呟いたかと思うと、鉄平はやがて眠りについてしまった。

その翌朝、思わぬ出来事が起こった！
目覚めた鉄平が自宅マンションへ戻ると、そこは空き地…。
なんと鉄平は22年前の1990年にタイムスリップしていたのだ！
自分の置かれた状況が信じられない鉄平だが、
実際に東京スカイツリーもなければ、携帯電話もつながらない。
マジかよ!?――とそのとき、ふと徹平の頭に素朴な疑問が浮かぶ。
1990年の俺は12歳…いや、今日が誕生日だから13歳。
13歳の俺って、どんなだったっけ…？

その瞬間、鉄平は偶然にも13歳の自分（＝テッペイ）を発見する。
自分が未来から来たことを説明し、これからテッペイが辿る
運命について語る鉄平。しかし、将来のことを適当に考えている
テッペイは、鉄平の話にこれ以上耳を貸そうとしない。
そんな13歳の自分に業を煮やした鉄平は
「そうやってまた逃げんのかよ」と一喝。
「俺がお前を助けてやる。後で後悔しないよう、
最高の人生を歩ませてやる」――鉄平は首尾よくテッペイを丸め込み、
学習塾へ連れて行く。しかし、そこで子どもたちに
学歴至上主義を唱える英語講師・真野翔子（桐谷美玲）に、
やがて日本に訪れる大不況と厳しい現実を知っている
鉄平は思わず噛み付き、授業を妨害！
このことが塾で問題になったばかりか、
塾のオーナー・東唄子（風吹ジュン）からは成績不良が
続くようならテッペイに塾を辞めさせざるを得ないと
いう話まで持ち出されてしまう。
しかし…キャリアになって捜査一課に入るためには、
何としてでも13歳の自分には大学に行ってもらわなきゃ困る！
頭を下げる鉄平。そんな彼に、唄子は不敵な笑みを浮かべながら、
ある提案を持ちかける。地上げ屋に目を付けられて困っている
古書店を助けてくれれば、テッペイが必ず大学に入れるように
教育してやるというのだ。

鉄平とテッペイはさっそく古書店へ。
なんと、そこは２人のクラスメート・秋葉修介の実家だった！
勉強のできない息子の将来のために、店を残して継がせてやりたい、
と話す修介の父・修一。ところが、当の修介から意外な本音が飛び出し…!?