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鈴木実緒コミュの(´・ω・`)ショボーンの部屋

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この部屋は、
【伊右衛門の部屋】の続きに設定します。


実緒の17歳の誕生祝いに、友人から頂いたという

「(´・ω・`)ショボーン」

この顔文字がフードにデザインされた白いマントが、一番のお気に入りでした。

どこに行くにも着けて
バイト中も制服からフードだけは出してあせあせ
学校にも着て行ってたんでしょうね…

まるで実緒の17歳を象徴するかのような
この白いマントは、最後に実緒に着せて棺に入れて、
…一緒に空に送ってやりました。


今もこの顔文字を見るたび実緒との会話を思い出してしまいます…

コメント(57)

一周忌の半分は半周忌?

グラウンド半周位じゃ何も考える暇すらない(苦笑)

そんな平成24年5月14日(月)
6回目の月命日でした。


毎日実緒の位牌に向き合うたび

お前さぁ、もう悪い冗談ヤメて、早く帰ってこいよ…

まいど同じことを呟いてしまうわけですが、頭の中で聞こえる実緒の返事はこんな感じで…

「ちげーし!(^ω^)」

「マミーの足、臭っむかっ(怒り)

「(・ω・`)今そっち帰ってるってば…」

「蕎麦♪(´∀`)キボンヌ」

その返事で、あ!そういや実緒は○○が好きだった…これが口癖だった…と思い出すのです。



数日前、同級生のFさんから私の携帯に携帯電話が来ました

実緒の携帯に登録されてる?

名字での登録はありませんでしたが、たまたま開いたページの電話番号と一致!

「あ、この子だったんだ…」


初めて来てくれたFさんとHさん、Sさん、Yさん。

大きな花束を抱えて、大きなバッグを背負って…
我が家に来てくれました。

この日、無情にも(笑)20時からの再出勤が決定してまして…orz…

委員会活動の後で18時過ぎに来てくれた皆さんに、話を伺える時間はあっという間でした…


不思議と、実緒に会いに来て下さるお友達の多くが、実緒と同じクラスではなかった方ばかりの気が(笑)

お前、どんだけ有名人やってたんだよ…(^^;



高校の友達、みんな大好きだったんだろ?

なんで…悲しませるようなこと、したんだ?

ツイッターに奴がこんなことを呟いていました。

「自分がいない世界が通常運転で…(中略)…ダイヤのずれさえ10分以内に直ってほしいと思ってる」

…これが10分のズレか?…

…うちに来てくれる同級生の皆さんは…生きてるお前に会いたかったはずで…

骨だけが入ってる骨壺や、笑顔だけど何も言わないお前の写真や、名前が書かれただけの黒い板に、語りかけるために…遠くからわざわざ来てくれてるんだぞ?


ヒドイ奴だよなお前…
5月19日(土)
夜学(二部)に通う、入学以来の親友だった子が、通夜以来初めて1人で訪ねて来てくれました。

奈緒もたまたま会社が休みだったので、3人でガストでランチ。

入間市駅前のガストで食事するのは久しぶり。

いつも土曜の朝食は、実緒とガストモーニングしてた。

亡くなった前日13日(日)もやはりモーニング食べた。

奴はこの日、珍しくスクランブルエッグだけ(いつもはソーセージ付き)のプレートを頼んだので、「おや?どした?」と思ってた。

壊れかけた携帯で誰かにメールを打ちながら食べてた…


後日、この時、メールではなくツイッターにメッセージを書いてたのが判った。


******************************
「誰に別れを告げるでしょうね」
11月13日08:02
******************************

実緒のアカウントはまだ残してる。
時々これを見ては考える。

誰かに告げたのか?

誰か気付いてくれたのか?

引き止めてくれたのか?
もしかして
絶賛応援されちゃったか?

自分宛ての遺書にも書いてたが
おまえの意思の強さは、親としては誇らしかった。
しかしそんな形で使うのはおかしいだろ?
使い方間違ってんだろ!


…もう何を言っても遅い…

自慢の娘は彼岸に行った



ヤツとは中3秋の学校見学・説明会で知り合って意気投合し、互いに高校での再会を誓って以来の親友だと
Kさんは自己紹介した。

通夜の席でのこと、その件で知人に叱られたことなど迷惑をかけて申し訳なかったと…恥ずかしそうに話してくれた。

いや、あの日の私はとにかく、式を円滑に時間内に終わらせるのに必死で(笑)

実際、参列して下さった大人の方々にしても、見覚えある顔だが誰だったか、全く覚えてない有様だから

ごめん。
あなたが来てくれてたことすらわからなかったんだ。


…この親友もまた
あの日から時間が止まっていたと

実緒に線香をあげて、心のうちを吐き出すことができて、やっと前に歩ける気がしてきたと…
帰り際に話してくれた。


「私は実緒がなりたかった職業につきたいんですが」

と、彼女は言った。


「実緒はそんなこと望んでないよ(笑)実緒は貴女が選んだ職につくことを応援してるよ」


冷たい言い方かもしれないが

やりたいことと、出来ることと、採用されて任される仕事とは違うんだ世の中


学生時代というのは
【出来ることを増やす時期】

その中で「やりたいこと」が明確になってくるが

いつまでも見えてこないこともあるし

気に入った出来ることを追及しすぎて、それしか出来ない人間になったりもする

そうなると、その道に挫折したり絶望した時に、
自分が何のために何をして生きていけばいいか、わからなくなる

だから苦手科目も勉強して少しでも苦手を減らそうねと
大人はクチを酸っぱくして子供にあれこれ言うんだ


あと1年しかないよ(笑)
安く学べる期間はね。


高校を卒業した途端に、学べる場所の費用相場は格段に高くなる。

今を大事にしてほしい。

高校3年生って、立ち止まってるヒマはないよ(笑)
カラオケもほどほどにな(笑)

遊ぶことは大人になったって暇な時に出来る


生物や化学や物理から逃げて
漢字や英語やマシン語から逃げて
歴史や地理から逃げて


どこでどんなふうに育てられたかわからん肉や野菜を包丁も手も洗わず調味料ザクザク入れて料理して犬も一緒の食卓に出して
放射能ガーとか言いながら幼稚園に「うちの子を殺す気ですか!」なんて怒鳴り込むような


バカな親にならんように

オバサンは心から祈る

勉強はしておいてくれ(^^;

君たちの親も、みんな思ってる
勉強しときゃよかったとorz
5月30日の晩、実緒より1歳上で実緒と同じ広島生まれだったニャガニャガ婆様が逝きました。

数え19歳の大往生でした。

病院とは縁がなかった婆様の様子が明らかに変わり、旅立つ準備を始めたことが判ってからは、努めて傍に居るようにしてた。

好きだったカツオ味のごはんを鼻先に出しても顔を背けて食べず
ミルクと水を並べて出しても水しか飲もうとしない

マタタビにも無反応になり

生前の数日間を思い出すと「たかが猫」という言葉では片付けられない、彼女の意思だと言えるような…

腹具合が悪いわけでなく、好きな食事も拒み続けるのは
たぶん本能ではない

もう体を起こすのすら辛い筈なのに、いつもの日向ぼっこエリアに行こうとするのも、本能ではない

死を自ら迎え入れるが、最後まで自分らしくありたい…

覚悟のような。
意思のような。


最後にスポイトで口に水を入れてやってから、ちょうど3時間後だった

夜勤に出る私を早めに起こすかのように
私の腹の上で少し身じろぎをして

最後にピクっと耳だけ動かして

ニャガニャガはこと切れた

実緒の部屋だった



実緒、お前の子分(実際は姉貴分なんだがな(笑))がお前のもとに行ったよ

もふもふ、してやってくれ
6月14日(木)7回目の命日


家族だけで迎えました。


数日前に長崎から祖父母が出てきましたけど
我が家には来なかった。

祖父母は、自分らの没後の相談をしたかっただけで

実緒に会いに来たわけではなく。


…仏壇の前に座るのが辛いという言い分も判らなくはないけれど

毎日のように、娘たちが幼少時に撮影したビデオ録画を眺めているようで

老い先短い祖父母にとって現実を直視しない(目を逸らす)ことが自分らの為だと判断したのなら

自分らの没後、どこの斎場に頼んであるだの、車を取りに来て祖母(私の母)を乗せて妹のところに連れて行けだの、家具はどうするだのと

私は今、それどころじゃないんだけどなむかっ(怒り)


来月は初盆なんだよ


もちろん、来なくていい


しばらく上京しないでもらえないかな?<祖父母


実緒は、あなた方の来訪要望に必死で応えていたのにね。

あなた方は、ごく簡単に

「暑いから盆は来ないよ」

なんてことが言えるんだね

…ため息しか出ないよマミーは…
6月21〜23日、狭山緑陽高校の3年生が、沖縄に修学旅行に出かけました。

これを書いてる時間(22日17時)は
美ら海水族館の見学を終えてホテルに戻ってる頃かな…


昨夜から線香をあげて話し掛けてみても、なんとなく気配が感じられない



間違いなく
皆との旅行に付いてったなウッシッシ


なぜか頻繁に
修学旅行に行きたくないバッド(下向き矢印)
と昨年夏頃に主張してたけど


なんでだったんだろう?


行かないとか、行きたくても行けない子がいたの?


あんたは、自分の行動基準を
一番低いところに置く癖があったからね…


旅行で、みんなと一緒なのに
寂しい思いをしてる子がいるかもしれない


お前はたぶん、その子の傍にいるんだろうね…
今年は、初盆…



7月か8月にするか迷ったけど


今月の方がパピー…お父ちゃんも都合がつくみたいで

姉ちゃんが明日シフト休みだっていうんで、今夜長野に行くよ

今日は12日。
そう、家族みんなで長野で1日過ごしたじゃないか

だから今晩、帰っておいで

ほら、あの橋。
千曲川に掛かる高くて綺麗な橋

お前が蜘蛛イジメてたとこ(笑)

橋のたもとの売店でリンゴとジャガイモ買ったろ?


あの橋に今夜行くから…

あそこで、花火してるから…


あんたの為の、きゅうりの馬も、さっき作ったから


だから、帰ってきて!


頼むから、帰ってきて!



あんたが帰ってきてくれたら
お母ちゃん、もう何もいらんよ


いつも傍に居るのはわかってる

わかってるけど


いや、わからん!
いつもあんたは同じ顔で、同じことしか言わない


実緒!

ちょっとでいい…
家族で一緒に居ような今夜
7月13日午前2時頃
それまでの雨がやんで、深い霧に覆われた深夜

お父ちゃんの帰宅後すぐに家族で小諸橋に出かけた

実緒の位牌と写真も持って


お父ちゃんたらアパートの玄関に実緒の写真額を落として、額裏を少し壊したげっそり

「痛てーし…(´・ω・`)ブーブー」


霧にけぶる夜道を走り抜けると…幻想的な青い街灯が見えた。
小諸橋の街灯は青
まわりは霧で闇がぼんやり白く、車通りは全く無い


実緒を迎えた場所は、ひたすら静かだった


少し風があり、ろうそくの火は、簡単に消えてしまう


位牌と写真をベンチに置いて
3人で花火を始めた


子供向けの手持ち花火ばかり

どれも鮮やかな火花が出るが、あっという間に終わってしまう


心の中で、ひたすら娘の名を呼び続ける


空に向けて花火を回す


「ここだよ。ここにいるよ」


最後は線香花火


「あぁ、結構火玉がもつな…」


3人で最後の3本に同時に火を灯し…パチパチパチ…


火玉が下に落ちた瞬間だった


『バチッ!電球


火玉がはじけた



「あ。実緒だ(笑)」


3人同時に声をあげた



あいつらしい
みんなをビックリさせる登場


うん、おかえり


さあ、家に帰ろう
みぃたも、待ってる


とうぶん、こっちに居てくれよ?


花火を片付けて車に戻り、そこから近い野生ホタルの群生地に向かった



高原から少し下がった、小川のほとりの闇の草むらに

たくさんのホタルが光りながら飛んでいた



初盆
8回目の命日、7月14日は土曜日だった


実緒の中学時代の演劇部
その先輩後輩にあたる近所に住む3姉妹が焼香に訪れてくれた


実緒のメイド服3着も返却してもらった

クリーニングに出してこなきゃだな…


そして今日、7月31日


昨年の同日、私は実緒と長崎大村市内のホテルに居た

毎夏、長崎の祖父母宅に半強制的に招かれてた実緒(苦笑)

昨夏は初めて、独りで自宅から羽田→長崎に渡り
その一部始終を報告するメールが今も私の携帯に残ってる


「マミー、頼むから早く来てくり(´・ω・`)」


自分等の生活時間と外出計画を強要する祖父母に嫌気がさしてた実緒の本音を知ってか知らずか


祖父は私と実緒の長崎での最後の一泊の為にシティホテルを予約していてくれた


実緒が一緒に暮らす伯母の為に、
あるいは姉が好きそうな土産を
駅前の物産店であれこれと物色する様子が

私の記憶動画に鮮明に残っている

会話だって覚えてるよ?


駅舎の軒下のツバメも見たよな

駅前のドラッグストアで小魚とアーモンドのツマミパックも買った

夜はほら
ホテルの隣の居酒屋で
うまいバッテラ(サバ寿司)初めて食わせてやれたし

本場の皿うどんも食わせた


お前、すごく喜んでたじゃないか


何度も長崎に来てて
初めて旨い皿うどん食えたって


たった1年前だよ?
あの時のあんたに、会いたい
今年の狭山七夕祭りは、8月4〜5日だった。
4日、奈緒を職場に迎えに行った帰り、入間川を渡る橋の近くで、花火が上がっているのに気付いて

…心が抉られる思いをしながら、遠目に見える花火をしばし見ていた

昨年の狭山七夕祭りで
彼氏の自宅に泊まって2日に渡る祭デート敢行?!
…などという、実緒にしては珍しく突飛な計画は、彼氏のお母様からの許諾確認メールによって前々日に発覚。


…言い出しっぺがどちらだったのかは、今更わからないけれども


彼氏の御自宅は、妹さんとお母様の3人暮らしで
お母様は看護婦をされていて、妹さんは実緒と同い歳

妹さんの部屋に泊めてもらうのだと実緒は言い
しかしお母様に「外泊を親が了承した」と嘘をついたと告白した


私はもちろん反対。
看護婦であるお母様は夜勤かもしれず、まして非番だったなら、実緒を受け入れることで充分な就寝ができず気疲れが取れない筈


案の定、彼氏のお母様も実緒たちの申し出に困惑し、私に確認してきたのだった

「高2で彼氏宅に外泊は時期尚早では?」

実にもっともなお話である


ちなみに実緒は「友達数人で泊まる予定」と2週間前位に私に打診してきた。

無論私はそれも懐疑的で、泊まるメンバーを事前に私に告げるよう諭してた


…私は厳しすぎたのか?…


昨年は確か8月6日が土曜で夕方から花火…

どうやら、七夕祭りの花火を見た後、遼君ちに実緒が泊まりこみ、翌日曜も朝から七夕祭り会場に繰り出す予定にしてたようだ。


結果、泊まりデートは無くなり、土曜の晩遅くに実緒は帰宅した。


翌朝、あらためて七夕祭り会場に出かけた筈だが
日曜は早めに帰ってきたと記憶している


数日後の実緒からのメールが私の携帯に残っている


「狭山市駅に置いてた自転車を回収してから、二人で観るはずだったコクリコ坂の映画を観て帰る」


…思えば…

この時もう少し気持ちのサポートを私はすべきだったのではないかと、今も返信しなかったことを悔やむメールの1つだ


別に…映画を二人で観るのまでを禁じた覚えはないが


実緒がひとりで観た映画…概要を知っているだけに
未だに観ることができない


私より少し上の世代がベースの、悲恋物語らしいが


実緒が、周囲に死を望む話を始めたのが、だいたいこの頃からだったと理解している


昨年の夏休みに
お前は何を心に抱えてしまったのだろうな…
今日、8月14日(火)は早くも9回目の命日
朝から小雨模様、やや蒸し暑い


オリンピックも終わり
世間はお盆期間の静けさ
落ち着きを取り戻したような


ある意味、あの日から
私の時間は止まったままで


唯一、外の仕事以外
何もやる気が起きないので


だけどまぁお盆だから
実緒の友達の誰かが焼香に訪れてくれるかもだから


朝から少し部屋の片付けを


今日は資源ゴミの日だっけね

動かなくちゃ


8時半まで、まずはゴミをまとめなくちゃ


洗濯機も回そうか


…雨なのにな(笑)


強力な晴れ女だった私を家族で唯一負かせる奴が、
実緒、あんただっけな…
私の誕生日の前日の深夜に実緒の携帯のアラームが鳴った

「マミーの誕生日は明日だプレゼント買っとけ!」

実緒の忘備録が表示されてた…


他の…家族や祖父母、友人たちの誕生日は、数日前から待ち受け画面に表示されるよう設定されているが


前日にアラーム設定して

プレゼントの用意って…


…その晩は仕事にならなかった

悔しくて情けなくて涙が出て止まらなかった


私はもう欲しいものなんかない
そう思いながら


誕生日のその日

実緒の親友だった子からメールがきた


「実緒が文化祭でコスプレした写真があります」


…え…?ホント?


それ、欲しい


それは欲しい!是非!!


お前の親友から
私が欲しい写真をプレゼントしてもらえたよ…


実緒

おまえって…死んでからも
やることにソツがないなぁ…


今日、おまえに背格好と服装がよく似た子が、私の車の前を自転車で横切った

持ってたバックの趣味も似てた


おまえ、ほんとは、実は
どこかで生きてるんだよな?

…そう思いたいんだよ
時間が経つのが早い…
早すぎる

もう十回目の命日が来たんだな…


そして今日、9月15日は
緑陽祭なんだってさ…


実緒の携帯であちこち、かつての友人たちが、お前を思い出してくれているかどうか見てみたけど


なんかもう
笑っちゃうくらいに


お前を懐かしむとか、お前を思い出してくれている子を見つけることはなかったよ…


言葉に出さないだけかもしれないけどもね…


みんな忘れようとしてるんだね




確かに
私もそう思ってた


忘れた方がいいと


お前が彼らの友達だったことを

お前が生きていたことを

忘れた方が、早く楽になれると


だからお前が大事にしていたマイミクさんたちも全員切ったのは私だ


だから望む通りになった…

それだけのことだよな…


ホントはさ、
緑陽の文化祭、私ひとりでこっそり見に行こうと思ってた

さっきまで。


お前はもう居ないのに


…何を見に?


もしかしたら
お前の形跡がどこかに…


それを探したかった
見つけたかった

何でも良かった

お前が書いたイラストでも
落書きでも
部室のノートの切れっ端でも!



だけど、きっと、何も無い


あるはずが ない



みんな、全力で、忘れようとしてるんだから



逆に、私がどんなに変装したところで

もちろん
変装だってあれこれ考えたさ

白髪頭を隠す為に帽子でも被って
サングラスして…とかさ


けど、誰かに気付かれたら?



友人たちがお前を忘れようと努力してる、その努力を台無しにしてしまうんだ


先生方は狼狽えるだろう


「いまさら何を…?」と


「実緒の残骸を探しに来ました」

なんてな(笑)



ただの、親のエゴだな…


空気ぶち壊しだよな…?



昨年、お前が文化祭実行委員だったのを知って


お前の為に
昨年はわざと行かなかった


「え〜?来なくていいよぉ冷や汗つか絶対来ないで!」


お前がそう言ったから
行かなかった


今年、私は、どうしたらいい?


お前の元彼氏君は、朝のバイトを終わらせてから行くみたいだぞ


…いいのか?…


もう、今年で、最後だぞ…?
もうそろそろ

お前の一周忌の準備を始めなければなと思ってる


基本、私は無神仏信者だから

お前が天国で笑ってるとか

地獄で鬼の責め苦に耐えているが遺族の供養で緩和されるから厚い供養を!とか

そんなことに意味は無いと思ってしまうけれども


供養はつまり、実緒を知る人々の心の癒しの為で

あんたにはたぶん、何の利益にもならない行事なわけだが


確かにおまえは居たし
生きていたし
笑っていたし
怒ったり泣いたりしたし

おまえを産んで育てた私は
今も生きている


おまえとの17年間の記憶は私の中にある


今、考えているのは


私の知らないおまえを
どうやって見つけて
自分の記憶財産を増やすか


これから後の仏事は
おまえに関することではあるが

おまえ自身の記憶を増やすことも
私の記憶を増やすことにもならないわけなので


つまり何か?というと


一周忌にどうしたいとか
どうなればよいとか


目的みたいなものがね(^^;


お母ちゃん、どうしたらいいのかわからんのだよ


おまえの携帯は毎日
「起きろよ」とか
「今日は○○の誕生日!」とか

おまえが設定したまんまに動き続けているけど


どうしたもんかね(^^;


私はまだ、おまえが死んだことが納得できていないんだ
今日は『ところざわ祭り』だったそうだよ…

お前と一緒に、所沢元町店を手伝った…

お前と一緒に仕事をした、あれが最後だった…なんてな涙


いくら普段もコンビニ勤務だからって

違う店では何しろ勝手が違う


だけど

お前は器用だったから…


うん。お前はなんでも器用にこなしたから…

ちょっと教えるだけでコツを掴んでくれたから…


仕事だけじゃない。

なんでも、どんなことでも
よく…助けてもらった…


親のエゴだよな…


親の贔屓目だったかもしれないが


お前なら、何をやることになっても大丈夫だろうなと

コンビニやファミレス等の接客

保育士や介護士

動物のケア関係とか…

こういった仕事なら、お前には絶対に適正があると
私は太鼓判を押してた



仕事を終えてしばらく、祭を一緒に眺めたよな…


面白いキャラクターもお前が見つけた


友達が関わってたテキ屋さんにも顔を出した


一通り祭会場を歩いたね…


お母ちゃん、覚えてる

お前の横顔を、会話を、後ろ姿を覚えてる


どこを見て歩いたかも


お前は、だけど

もう決心を固めてたんだな…

あの日には、もう…
実緒…

18歳になったな…
おめでとう


お父ちゃん
家に戻ってきたよ…

だけどお母ちゃん
もう疲れちゃった…

どうしたらいいかな…

もう、家計がたちいかないんだよ(笑)

お前の貯金も
今度の一周忌に使ったら
うちにはもう、何もない

ゴミしかないんだ(笑)

あはははは…
昨日、ちょっと早かったけど
お前の一周忌法要をしたよ

聞こえてたかい?般若心経の読経

届いていたかい?お前への想い

一生懸命
お前に「帰ってきて!」と


何となく思うのは
一周忌もこれからの法要も
たぶんお前の為ではなく
遺された私たちでもなく

お前を知る親族…特に爺様婆様やお前がお世話になった人々への
お礼や慰労をする場を設ける為の口実作りのイベントなんだろうなと…


ただ、あのお寺の住職様はいい人だなと思ったよ

お前のことを覚えていてくれたよ

昨年の通夜の席で、
「私にも同世代の孫がいるので、他人事に思えない」
と話していた

そのお孫さんらしき若い僧侶が
昨日は一緒にお経を上げてくれてたんだ…


お布施、あんだけじゃ全然足りなかったな(笑)

明日あたりお布施の追加を届けてこようと思う


それもお前の為ではないが

あの、お孫さんの僧侶が
立派なお坊さんに育ってくれて
あのお寺がずっと続くのなら
たぶん悪いことじゃない


たぶんね…
実緒…あっという間の一年だったよ…

昨夜から今朝の夜勤、本当は誰かに代わってもらいたかったんだけどな…(^^;

一年前の、一昨日から今日のお前との記憶が、走馬灯みたいにクルクルと蘇って全然眠れないし


いや、だってさ
昨日のことみたいだよ?
お前の表情とか会話もさ


…お前は演劇の才能
相当にあったんだよな…

人生の幕を無理やり降ろすぞ!
なーんて局面に居たくせに
なんで?あんなに屈託ない笑顔や仕草が出来たんだか


普通は、無理だと思うぞ?

挙動不審になるもんだろ?


お前は、私が夜勤で不在の夜に、旅立とうと決めてたんだよな?

しかも、私の翌日のシフトが定休だから、余裕を持って代理を探せる曜日…つまり月曜か金曜…


そこまで私らのこと考えててくれたのにさ…

なんで…?


…仕返し?
じゃあなかろ?(^^;


仮に
腹が立ってどうにも憎くて

生涯ずっと、悔いて謝らせ続けたい位の奴が居た?


…(´・ω・`)私か?…


なんにしろ

この一年…

お前のことを好きでいてくれた、お前の友人たちは
お前と血をわけた親族は


事ある毎にお前を思い出しては痛みに耐え

引き止められなかった無力感や喪失感に噎びながら

この一年を過ごしてきた



今日は、お前の命日

そして、埼玉県民の日


…このまま埼玉に居ては
皆にとっても良くないかもしれないと


お母ちゃん思うんだ
昨日と一昨日、実緒の保育所&小学校からの幼なじみさんたちが、誕生日プレゼントやお菓子持って、焼香に来てくれたよ



県内の短大に合格した子
専門学校で薬剤師を目指す子
四年制大学を受験する子


みんな、それぞれの将来の夢に向けて歩き出してるね


こんなことを言ってたよ

「空を見上げて実緒にお願いすると叶う気がする」
ってさ…


お前、あっちで精進して、友達みんなの神様にならなきゃだあせあせ

これは大変だぞ?
ゲームしたりマンガ読んでたりしてる暇なんかないぞ?(笑)


受験や就職の希望を叶えるのはもちろんのこと、

今後どんな大きな災害が起きても

全員ちゃんと助けなくちゃ!


…なんてな(笑)


とりあえず1つ、私からのお願いを聞いてくれ


…言わなくてもわかるだろ?
実緒を最後に抱き上げたのは…

一年前の昨日の昼頃だった


女性の納棺士さんが手伝ってくれて。

いるまやさんの霊安所で
ずっと警察署から引き取ってきた時のままの姿だったお前に

お気に入りだった下着と、クリーニングしといた高校の制服を着せた。

あのグレーのセーターは、彼氏へのプレゼント買いに行った時だったよな?

「これ欲しい♪欲しい♪」って

胸にエッフェル塔の絵のワンポイントがついたやつ
…いいセンスしてたよお前…


そういや…お前の革靴はボロボロだったんだよな…

ごめんな。
新品にすれば良かったな…

お母ちゃん達、不信心者だからさ

いわゆる『死装束』
お遍路さんみたいな白い和装は、お前に着せたくなかったんだ…

納棺士さん、お前にきれいにメイクしてくれたな…

…今までで一番…
まるで、今にも目を覚ましそうな


…お母ちゃん、お前にメイクとか教えてやらなかったから…

触るととても冷たくて
もう目覚めないんだと思い知らされるような顔色が

メイクのお陰で
いつものお前より気持ち明るい顔色で


思わずお前の写真を撮った


最初、前髪は上げ加減にしたけど

いつものお前はやっぱり
前髪垂らして目を隠すような(笑)


…メイクを終えて棺に入れる時に

最後にお前を抱き上げた


制服のせいか、いつものお前が、寝てるだけのような


姉ちゃんは、偉かったよ

黙って歯を食い縛って
声を上げずに泣いてた


お父ちゃんと一緒に

三人でお前の棺を整えた


ホントはね
家に連れて帰りたかったんだよ?

実緒
昨年の11月20日は、お前を空へと送った日だった


その前日19日は、お前がお世話になった皆さんが最後の別れをしに来てくれた

中・高校生、先生方、御父兄や私の知人たちも大勢…後で芳名帳を数えてみたら約120名も来て下さってた


今年…
一周忌は身内だけにしたせいもあるだろうけど


お前の幼なじみさんたちが6名、来て下さっただけ…


お前の同級生さんたちは、お前の命日を忘れてたとかではなくて
メールをくれた子もいたし

もしかして自分たちで何かイベントしてくれてたかもなんだけど


なんかね…

こちらにも一言伝えてくれたらいいのにねぇ

「カラオケやってます」とかさ…



準備はしてたんだけど…

賞味期限も過ぎちゃうし
家族みんなで食べような
長崎カステラ(^-^)
今年の勤労感謝の日、11月23日は3連休の初日で、あいにくの雨天だったけど

実緒の幼なじみさん2名と高校の同級生さん4名

お前の狭い部屋に、ぎゅうぎゅう詰めになりながら

皆さん、高級なお菓子まで持参して下さりあせあせ

もちろん、お前の大好物も(笑)


今年の来訪はもう、先日の数名だけだろうと思ってたから…

慌てて部屋も片付けたけど

…最後まで彼らには言えなかった


もうじき、ここから出てくこと


お前の狭い部屋が、あんなに若者で賑やかな様子が

もうこれで最後かもしれないってこと


…良かったな(^-^)


これで最後だったとしてもいい思い出になったから


そうそう
珍しく、ミィタは部屋から出てこなかったな(笑)


さて、お前の思い出が沢山詰まった荷物も、これから処分していくよ…

ごめんな…
昨日ね

私の仕事の一番の相棒…Yさんのお母様が、末期癌で病院で亡くなられた

Yさんは献身的な介護で、お母様の診断余命を二倍も延ばして、ギリギリまで、

だけど普通に話ができて、

日曜日についに入院されてね、

一昨日の晩から少し具合が悪いかな程度で

昨日の昼過ぎに急に

…最後はもう、話もできなかったけど
手を握って見送れたって


小尾の大伯父さんの時みたいな感じだったんだろうね


Yさんも覚悟はしてたけどって


それでも、悲しい

哀しい、どうしようもなく

哀しいんだよ。

寿命を全うしても

手を尽くした、その限りでも


『あぁ、逝って良かった』なんて

世の中には無いんだ


ひどい悪党でもね…


親兄弟や友人がいるんだ


生を与えてくれた人
一緒に生きた人


命は、最期まで
投げちゃいけないんだよ
明日はもう、13回目の命日なんだね…


昨日のことみたいなのに
時間が経つのは早いな…


うん…
昨年より今年は寒さも早い気がしたけど


先日、焼香に来てくれたお友達が描いてくれた絵がね

あんたの特徴を良く捉えていてね


ふと声が聞こえてきそうなほど


おまえが好きだった緑色のシャツ着てて


社長の人形抱えてさ


昔、あんたたち姉妹の似顔絵描いてくれたプロの絵描きさんにも負けてない


顔は下半分しかないけど(笑)
実に、あんたらしい


素敵な絵なんだよ


思わず、話し掛けてしまう

いつもの言葉

「早く、帰ってこいよ」
今年のクリスマスイブはさ

5年ぶりに…お父ちゃんが居て、私も姉ちゃんも休みでさ、ホント久しぶりに家族みぃんな揃ったのにさ


実緒、、、お前だけ居ない


写真と友達が描いてくれた絵が、お前の席で


昨年は買わなかったケーキ

今年は丸いチーズケーキを4等分して


一切れずつ、ろうそく灯して…


ちゃんと、見えてただろ?


丸いケーキは、4等分が

いちばん簡単に分けられて

一番幸せな大きさなんだ


なのに…なんで…?


なんて悲しい、クリスマスケーキなんだろう…




お前の名を呼んだら

お前の話をしたら

みんな泣き出してしまう


それはわかってるから


3人とも黙って食べた


心の中でお前を呼びながら


チーズケーキ好きだったろ?お前


いや、我が家全員、大好物なんだ


これからずぅっと


何年経っても


いつになっても


もう、家族全員は揃わないんだな


「うま♪(´∀`)」つって

お前にも
食べて欲しかったんだよ!



…昨日、お父ちゃんが必要だということで、市役所で住民票取った


お前の名前は、無かった


もう、戸籍謄本にしか


お前の名前は記載されない


だけど、お前はいつまでも我が家の娘だ


幻なんかじゃない!

確かに、お前は、
我が家の家族なんだよ
平成25年になったよ…


おまえが17歳を迎えて

それから二週間と少しで
居なくなったのが平成23年

昨年の元旦が四十九日だったから


だから…元旦は、つまり
おまえが我が家から離れて
あの世に逝った日なんだと


今年もそんな風に思った


正月が来る度、おまえがどんどん遠いところに行ってしまうような


でも、今もまだ、家に居るよね?



昨年のうちに我が家を処分しなければと動き出したけど…

ダメだった


どこの不動産屋も門前払い


残債が多すぎる上に
リフォーム費用が上乗せで
転売したくても「いわく付き」


そしてお父ちゃんもまだ無職


破産宣告を受けてしまうと今度は就職もままならないことになる


八方塞がりな新年を迎えてしまったよ…


ははは


お父ちゃんはまだ本気で働く気が起きないようだし


参ったよ


おまえが居るなら
居てくれたなら


必死で家を守るけど


なんかもう…


お母ちゃんも疲れてきちゃった


いかんな(笑)こんなことじゃ


我が家を守ってくれな…


頼むよ…
最近ようやく
TVを時々見るようになった

お前が居なくなってからは
お前の部屋でラジオを聴いて過ごしてたから

TVは見たくなかった

笑えない芸人だらけの、下手なコメンテーターだらけの、つまらない番組ばかり

TVは…長野に行った時だけみてた


昨年末からお父ちゃんが家に居るようになって
家でも時々TVを見るようになった

今年に入って
ドラマ「仁(jin)」の再放送が続けて放映されて

原作を…お前にも読ませてすぐに全巻揃えた作品で
お前が居なくなってからもこの作品だけは繰り返して読んでたから


昨日の放送が、瀕死の傷を負った坂本竜馬との、最期の…

昏睡状態だった竜馬が、少しだけ仁と会話を交わして容体が急変して

仁が心臓マッサージを施しながら竜馬に叫ぶ


「戻ってこい!」


「戻ってこなきゃダメだ」


…お前のことと重なって
涙が止まらなかった


私は何度もお前に叫んだ


「返事をして!」


「息をして!」


あの時…お前の手首を触った時に


…もう、肘が固くなってた


一瞬、ダメだ…と思った…

でも、お前の腰の辺りはまだ温かかった

温かかったんだよ…


だから、まだ間に合うかもって



…間に合わなかった…


悔しい


悔しい


悔しくて、悔しくて


情けなくて、泣けなかった


まるで昨日のことみたいだ

もう、明日は14回目の命日
2月になって
豆大好き人間だったお前が毎年楽しみにしてた節分も過ぎた

ごめんな…
節分の豆、結局買わなかったよ

お前がいたら

あちこちのスーパーの節分豆売場でワクテカ(wktkって書くんだっけ?)してたよな…

それを思い出して
辛くて辛くて…
買えずにいたら節分終わっちゃったあせあせ


今日はね、先月のあんたの命日みたいな大雪が降るって予報が出ててさ

昨日から、姉ちゃんがお前と一緒に行くと約束してたディズニーランドに一泊で出かけてたから

お前ももちろん一緒に行ったのは判ってたし

一緒に居るんだから、多分無事に帰ってくるって思ったけど

所沢から慣れない雪道を車運転して、姉ちゃんたちが本当に無事に帰れるかどうかヒヤヒヤしてたんだよ

雪は雨になって溶けて

帰りは何ともなくて

姉ちゃん、お前と一緒に、笑顔で帰ってきた


ありがとな

お前がそうしてくれたんだよな…

だけどさ

やっぱ

お前の「ただいまぁ(^ω^)」の声も聞きたかった



実はさ

お父ちゃんの銀行口座が凍結されちゃったんだ


うちの転売もできないし

このまま抵当にかけられそうだよ

どうなるんかな…

頼むよ

家族を守っててくれよ…
あっという間に15回目の…

お前の命日でもう2回目のバレンタインデーを迎えたわけだけど

今年は誰も来なかったなあせあせ

昨年があれだけ賑やかだったから

今年も?なんて、少しだけ期待もしたけど


もう、バレンタインデーは多分
お前の友達には普通のバレンタインデーであって

私ら家族みたいに、この日はお前の月命日だな…てな意識で迎えることはないのかもしれんなあせあせ

それで良いんだ(^-^)

そうして少しずつ少しずつ

お前と仲良くしてくれてた仲間たちが社会に巣立って

お前が

お前も、もしかしたら

どこかで働いてるかもしれない

どこかで勉強に励んでるかもしれない

中学を卒業した時に離ればなれになったまま音信不通になったような、ごく普通の友達と同じように


ただ懐かしく思い出してもらえる存在になれたらいい


2月半ば

今は家庭学習期間なんだってさあせあせ


2月21日と28日が登校日で
3月に卒業式予行練習があるんだと教えてもらった



お母ちゃん、お前の代わりに登校してこようかな(笑)

「卒業証書だけ貰えませんか?」

頼んでみたいんだ
あの、融通のきかなそうな校長先生にね(笑)

「卒業式は外で待機してます」

とか言ったら、迷惑がられそうだよなあせあせ

どうしようかね?実緒…
実緒…

お前の同級生はみんな
卒業しちゃったよ…


実緒…


お前の卒業アルバム
いつ貰えるのかなぁ…
今日は月命日

昨日の午前中、お前の高校の友人たちが来てくれた

お前のために
手作りの卒業証書を届けてくれたんだ…

思わず泣いちゃったよ…


お前の部屋に飾ってある
中学の卒業証書なんかより

数倍素敵な卒業証書だ!


そういやお前は、地元から逃げたくて、緑陽高校を選んだんだもんなあせあせ

お前の友人たちも、みんな同じような理由だったと聞いたよ


みんな、卒業後の進路がいい方向に決まったみたいだ

心から『卒業おめでとう』

『これからの君たちの生きざまに幸多かれ』

と伝えたい

お前の同級生たちに




私はね

学校はともかく

就職先だけは、その人間が生きて培ってきた「縁」が繋ぐ場所だと信じてる

縁がなければ、本当に続けられる仕事には就けない

背伸びしても焦ってもダメなんだ

コネとか縁故と呼ばれるものではなくてね

自分自身では気付かない才能や適正を、身内ではない他人が気付いて、わざわざ進める道を開いてくれる

そういう就職先は必ずあるんだ

そうやって歩き出した道は

もちろん努力も必要だけど

歩きやすい筈なんだ


縁があるから
自分だけではない、みんなの環の力があるから


お前の仲間たちが、みんなそういう職に就いて、将来に歩いていけるように

お前と見守っていこう

お母ちゃんは今日、お前の卒業アルバムを貰ってくる
お前が死んでからまもなく一年半が経とうとしてる…

二度目の春が来たんだね…

お前がこんなことやらかすまでは

年間に3万人が自殺してるとかのニュースは、いわば他人事だった

まさか…我が家の家族が…

それも、お前がやらかすなんて…



小学校中学校で、やれ臭いだの汚いだの何だのと…

同級生たちの遊び半分のイジメのターゲットにされてたこと

私たち家族も気が付いてたけど

そういった試練を乗り越えて

自ら選んだ遠い高校に自転車で通い、

自ら選んだバイト先の早朝シフトを遅刻もせず勤めて

楽しい高校生活をエンジョイしてた筈だった

…よな?


なんで…?

どうして死ななければならなかったんだ?

なぜ、家族やお婆ちゃんに

めいっぱいの笑顔の記憶だけを残して


お前は自分の命を絶ってしまったんだろう?


「今が一番幸せだから」


…そんな理由で自殺したコなんか


いろんな遺族サイトを見てみたけれど

やはり、ほとんど居ない…


お前はそんなに…自分に絶望してたのかなぁ…


「強い意志だけは大好きだった」

なんてさ…

自分に向けた手紙に書きやがって


強い意志を

自殺を実行するために使うなんて


やっぱり、お前はバカだよ

バカ野郎だよ…


お母ちゃん、
やっぱり早くお前に会いたい
もう一年半?

そんなに経ったんかな…

ずいぶん長い悪夢だ…


お父ちゃんも姉ちゃんも、普段はお前の名前は出さないけど


休日に一緒に買い物に行くと

「あ!これ実緒が大好き」


「これはねぇ、爺ちゃん達がしつこく送ってきたから嫌いになっちゃったんだよワシらあせあせ


とかね。
そんな話がポンポン出てくる

モールとか出かけても、何も買いたいもんは無い…

ボーダー柄のシャツやスカルデザインとか目にすると

お前が居たら…

赤貧だけど、今なら絶対に買ってやるのにな…とか

そんなことを思うけど


姉ちゃんもね

お前と行き付けだった、思い出多い店には、ひとりで行きたくなかったみたいだ


瑞穂モールの二階のあの店だよ


姉ちゃんも辛そうにしてたよ…

努めて明るく振る舞ってたけどさ


父ちゃんの誕生日プレゼント

お前の貯金を使わせてもらったよ

シチズンの腕時計


お前と一緒にいる爺ちゃんが長年勤めてた会社だ


お父ちゃんには一番の品だから

お前も一緒にお祝いしてくれな

お父ちゃんは50歳になる


お前の時計のアラームも鳴るよな


あと何年…

こんなふうに

寂しい記念日を迎えるんだろう


あと何回

お前の携帯は

家族の誕生日を祝ってくれるんだろう
…ずっと、こちらには何も書かなかった

いつもは一気に書いたり
下書きして書き溜めたのをコピペしたりしてた

うん…正直なとこ…

おまえの名前を呼んだり話し掛けたり、おまえの声を聴こうと耳をすますこととは別にね

とあるコミュニティ経由で

おまえと同じ位の年頃の娘や息子を自殺で亡くしてしまった母親…
だから世代も私と同じくらいの

何人かの母親と知り合って会話を交わす機会が増えてきていてね

いろいろね…

亡くなったお子さんの境遇もいろいろ

遺された御家族もいろいろ

そんな交流の中で

おまえに向けてや

おまえを愛してくれた友人たちに言葉をかけようと


…いざ書き始めると
すぐ行き詰まっちゃってさあせあせ

着地点が見つからなくて…

書きかけでほったらかしの文面がたくさん


とりあえず、取り急ぎ


三回忌、今年もあのお寺にお願いすることにした


爺さんたちも年老いたし

お寺にお願いする法要は
今回で最後にしようと思う


…正直、イヤなんだ…


こうして節目を迎えるたび


「おまえはもう帰らない」


残酷な『現実はあの日から○年経った』なんて現実をいやでも思い知らされる


…あたし、覚えてるよ?


おまえがリンゴの木のてっぺんの一番赤い実をもいで

「あたしのりんご(`・ω・´)」

って言ったドヤ顔と声



「安納イモだ♪食べたいぉマミーウッシッシ買ってちょ♪」


あんな、売れ残って冷めかけてた焼き芋…


うまうま言って食べてたじゃないか…


あの小さな焼き芋が…
おまえとはんぶんこした最後…

悔しくて悔しくて!

あーっ!くそ…


やっぱ涙しか出ないや…

あんなに生々しいおまえの記憶

あれから増えないんだよ!

何ひとつ増えないんだ…


それなのに三回忌って…



ずっと書かないでいた


書けなかった


だけどまた、ボチボチ書くことにするよ


ひとつだけ最後に



おまえは心の病気にかかってたわけではなかった

実に、ほぼ、健康体だった


ただちょっと…
虫歯が痛かったんだよな?

(´∀`)
mixi管理局からメッセージが届いて

このコミュニティをインターネット検索に対応させるか否かを管理者が決めなさいって


どうしたもんか考えたが

このコミュニティ、参加者は全く増えてないけど
読んでくれてるお前の友人たちが居ることは知ってる


mixi会員でなくても
いつかお前のことを思い出してくれた友達が居たら

お前の名前を検索してくれる人がいたら


そして…

自殺を考えてる人がいたら…


…たぶん今はまだ、自殺を真剣に考えてる若者に
死ぬことを思いとどまらせることができるような、説得力のあるコミュニティになってはいないと思う

ただ…

生前のお前と一緒に生きていきたかったと

お前に「ごめんね」が言いたい

お前に「ありがとう」が言いたい

お前に「ばかやろう」が言いたい


だけどお前はもうどこにも居ない


そんなお前の友人たちが

お前にメッセージが書ける場所をね、作りたかっただけなんだ



今はまだお前の携帯はかろうじて生きてるけど

いつか動かなくなる



ここなら
もし私が死んでも
たぶんmixiが続く限り
使い続けられるから…


取り急ぎ「誰でも読める」状態にしておくな

様子を見て改善していこう
実緒、19歳の誕生日おめでと!

ほら、二十歳まであと一年だぜ♪

相変わらずおまえ宛てに、成人式の振袖いかがですかの案内パンフが届いてる


だけど今日一日
おまえの携帯には
誰からもメール届かなかったなあせあせ

誰も…来なかった(^-^)


たぶんみんな

心の中でおまえの誕生日を祝ってくれてるんだろう

そう思うことにする


19歳、おめでとう!


…そんな淋しそうに笑うなよあせあせ

誕生日なんだからさ…
おまえの命日の前日に
あのお寺にお願いして
長崎の爺さん婆さんと
小手指のお婆ちゃんに治子伯母さんと理香子姉ちゃん狭山の伯母さん
そしてオトンと姉ちゃん
9人で三回忌を済ませた


詳しくは私の日記に書いたんで省略するなあせあせ

今日はそれからさらに2回
たして25回目の月命日だ

三回忌があの世で十番目の裁判官

五道転輪王(阿弥陀如来)の裁きを受ける日で

だけど殆どの亡者の裁きは四十九日には決定して
地獄での処罰を受けてたり魂が転生したり云々

これは仏教上の法事を執り行う上での理由づけで

あぁそうそう(`・ω・´)

お前が大好きだった漫画作品の
『鬼灯の冷徹』
が、ついにアニメ化されてTBS金曜深夜に放映されるようになったが

この漫画でも簡単に解説してくれてるなあせあせ

もちろん
お前は地獄でも天国でもなく

今も隣に座って鼻ほじくりながら(いい加減やめなさいね(笑))私らの様子を見てるんだなと

それはわりと最近、感じるようになった(^ω^)

そのせいか
以前より淋しさはない
お前はいつも傍にいる

どこに出かけても
家族が一緒の時はお前も一緒だ


お前の帰りが遅い時はいつも
…もしや事故か?…なんて
やたらお前に電話して、ウザがられたりケンカしたり

「もうお前は帰ってこなくていい!」

なんて怒号を飛ばしたり…

…んなわけねーだろ!

なんでこんなに安否が心配なんだ?てくらい

お前たちは大事な娘だった

昨日はさ、世の中成人式で賑わってたんだがねあせあせ

郵便ポストの中も
お前宛の、成人式関連のダイレクトメールだらけで、もうウンザリだたらーっ(汗)



ウンザリなんだけどな

私は
お前に似合う晴れ着を着付けてやれないことが


お前の晴れ姿が見られないことがすごく悔しい


お前がいつも傍にいてくれるのならさ

夢にくらい…出てこいよ

頼むよ…実緒…
お前も二十歳になった…
そして昨日。
丸3年経った


…もう丸3年?

オカンはあれから時間感覚が狂ってしまって

ただ…お前がもう家に帰ってこないことだけは

慣れたって言うのかな
こういうの
諦めたって言うべきかな

えっちゃんがね、うちに勤め始めてくれて
今日うちに来てくれたね♪

お前も楽しげにしてたな

線香の煙のゆらぎでわかるよウッシッシ

お前が家に居る時は、風もないのになぜか煙がくるくる回りながら大きく広がる

家に居ないらしい時は(笑)まっすぐ上に昇るんだ
姉ちゃんと一緒に出掛けてる時とかなウッシッシ

今日は、ゆったりとお前の部屋中に香が広がってた

…と、ここまで書いて気が付いた
もう日付変わっちゃってたなあせあせ

いつもお前の話を書くと、時間があっという間に過ぎてしまう…

仕事中だから、またな(^-^)
暦では今日が成人式

狭山市では昨日、成人式が行われたそうだ

入間市では今日の午前中

…お前は中学時代は、友人たちとあまりうまくいってなかったらしいが…

お前と一緒に行くからねって…
幼なじみの数人が声を掛けてくれたよ

一緒に行っておいで(^-^)

オカンは…

壊れちゃいそうだ…
今日で丸十年

今朝、日付変わってちょうど1時に、いつもの同級生のお嬢さんからのメールが届いた

信じられないかもしれないがみおちんの携帯は、まだ電源は入る。
バッテリーがダメにならないように、年数回だけフル充電して自然消耗…を繰り返して

今年も誕生日にフル充電
今朝の着信を確認できた

メールの内容はボタンが壊れて操作できないので読めないけれど
毎年思い出してくれて、ありがとう
ごめんなさい思い出させて…

相反する想い

実緒と一緒に遊んでくれた皆さんが、幸せに生きて欲しい

皆さんの思い出の中に、みおちんは永遠に生き続けられる

そう願いながら丸10年を迎えました

今日受け取る、長崎からの小包には、娘たちの小さい頃のビデオテープが詰まってます

ビデオカメラを処分したので業者にデータをCDに復元してもらって、いつかこちらで再生できるようにしたい

そう考えてます

また後で追記します


まもなく十三回忌
あっという間の12年の歳月

同級生の皆さんは、どうか
元気で幸せでありますよう

10月3日の婆さんの一周忌
便乗して(笑)実緒の写真も
祭壇に並べて供養しました

夜 空に月を見つけると、
いつも話しかけています
みんなを見守っていてね と

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