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☆カープ妄想広場☆コミュの【コメ】栗原を引き止めろ!!

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―今村編―


栗原は、FA権行使について答えを出せずにいた…。

栗原(俺は、広島にいたい。もう、皆が家族みたいなものだから、ここが俺の住処だと思う。けれど、俺はこのチームに、はたして必要とされているのか?何度か球団との交渉に応じてきたが、本当に俺が必要なんだという気持ちが伝わってこない…。)


球団との交渉を終え、家路につこうとする栗原を待っていたのは、今村だった。


栗原「どうした、今村。帰っていなかったのか?」

今村「栗原さん…。チームのために残ってください。」

今村はマウンド上のようなポーカーフェイスで栗原を引き止めようとした。

栗原「…帰る。」

今村「栗原さん!!栗原さんがいなければ、カープの優勝はありえないっす!!」

栗原「…。」

栗原は今村をさえぎるように歩き出した。

今村「待ってください、栗原さん!!」

栗原「俺のことは放っておいてくれ…。」

栗原は今村を振り切ろうとしたが、今村は走って追いかけてきた。

栗原(こいつも同じだ…。表情から全く俺に残ってほしいという気持ちが伝わってこない。まあ、元々ポーカーフェイスだからな…。)

今村は必死に追いかけたが、栗原の全速力には及ばなかった。

今村「…。」

栗原「じゃあな!!」

栗原は振り返ることなく、全速力で走りきろうとした。


しかし、次の瞬間、今村が何かを栗原めがけて投げた!!


その時、栗原は身動きが取れなくなり、足を止めた。


栗原「!!?」

今村「はあ、はあ、やっと捕まえたっす。」


そう、今村が投げたのは、投網だった。


栗原「…なんだ?これ…。」

今村「これは、投網っす。俺の実家、いりこ工場っすから。」

栗原「てか、何でこんなもん持ってたんだ?」

今村「もう、栗原さんを引き止めたくて無我夢中で…。気づいたら両手に投網を持ってたもんすから。」

栗原「ありえんだろげっそりてか、めっちゃ魚くせえんだけどむかっ(怒り)

今村「その網、カタクチイワシ用っす。目が細かいから、小さいやつも逃さないんすよウインク

今村はポーカーフェイスで少しニヤリと笑った。

栗原「…お前…。」

今村「魚くさい栗原さん、このまま広島を出ることができますかねえ…。」



続く。



…次は誰でいこうか…。

コメント(84)

> ちきさん

それ賛成ですねうれしい顔電球

たぶん老若男女問わず大人気間違いなし指でOK
>43
みんなかわいー!ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)
私もカッピーグッズほしいなあほっとした顔

あ、あと、小道具持つのはダメすかね?
ペローンカピはバナナ
梵カピは数珠 ・・とか 笑
(となると、今村カピ別Ver.はダーツか?!ウッシッシ
>みっきーさん
梵さんカピが数珠はわかりますが、ペローン(青木高広さん、でしたっけ)カピ…なぜにバナナ?
> みっきーさん

それいただきますウッシッシめっちゃバリエーション増える〜るんるんるんるんるんるん

しかし、ペロにバナナ持たすとうーたんと被るかなあ…あせあせ
> Ammie♪DF54SF99さん

ペロはいつもバナナを食べてますバナナ

バナナはペロにとってガソリンのようなものと今村君が以前ブログで触れてました電球
> Ammie♪DF54SF99さん
いりこ姫さんが書いてくれてますが、今村くんのブログに青木投手はバナナが大好き、と書かれていたので^^


>いりこ姫さん
うーたんとかぶる、は私も思いましたあせあせ(飛び散る汗)

ペロカピがなが〜い左手でバナナをもぎとろうとしてるのを、うーたんカピが捕ろうと狙ってるとか バナナをはさんでじゃれてるのもいいかな?なんてウッシッシ
(もはや小道具じゃなくて、大道具ですね 笑)
申し込んでしまいました…カピバラTシャツ…。
“わ、私が申し込んじゃっていいのかしらん?”と躊躇いつつ、あまりのかわいさ&面白さに、負けました。

ちなみに、このためにカープのオフィシャルHPを久々に(赤ふんをチェックして以来:笑)覗きましたが、ファンクラブ会員募集の鯉のイラストがめっちゃかわいかったですハート
あいなさんの↑から替え歌浮かびました(笑)。
別トピ立てますね。
カピバラTシャツ現物見ても、そっくりだわ…(笑)カッピーズのメンバー入り出来ました右斜め上
> ちきさん

私もカッピーズに入団できましたうれしい顔揺れるハート

それにしても、今村君の表情が小動物的ですねウッシッシ
> いりこ姫さん

たけるん 可愛いハート

いつまでも、愛くるしい小動物でいて欲しいですね右斜め上
チームへの思い ―第1話―


前田智徳が契約更改を終えた。

来季に向けて、チームメイトたちはそれぞれが本格的に自主トレを始めていた。

ある者は行きつけのジムへ通い、ある者は帰郷し、ある者は県外、海外へ移動し、自分に足りないもの、自分を補うべきもの、自分を成長させうるものを探し求めていた。

栗原は熱心にバットを振る。

赤松、天谷、梵は走る。

石原、倉はひたすら投手陣の球をチェック。そして配球パターンを研究する。

前田健、大竹、今村、青木ら投手陣は、毎日遠投や投げ込みを行っては走りこみを続けていた。


その時…。


栗原「やってられるか!!!」


栗原が突然、ユニホームを脱ぎ捨てた。

東出「どうしたんだ、栗原!?」

栗原「どうもこうもないっすよ!!俺は、カープで野球がしたいんだ!!なんで急にチームが『カッピーズ』になるんだむかっ(怒り)こんなふざけたユニ着て試合ができるかよ!!」

今村「…栗原さん…。」

東出「いいじゃん、カッピーズで。マスコットもカピバラになってからかわいいって子供にも評判高いし。」

栗原「冗談じゃねえよむかっ(怒り)ずっとカープでやってきたのに。マスコットがカピバラになってから、スライリーの中身の人も酒びたりの毎日になってるし。行きずりの女と寝るわ、この前は何かを求めてインドに行ってたらしいぜ。」

梵「徳井義実かよたらーっ(汗)

栗原「今日はもう帰る…。練習できそうにないわ。」

今村「…。」

今村は無表情だったが、少し淋しそうに栗原を見つめた。



翌日…。



栗原(…昨日は、俺どうかしてたな…。今村にもきつく当たってしまった。ヤツのせいじゃないのに。今日の練習で謝ろう。どうあがいても、これからは『カッピーズ』の一員として優勝しなければならない。ヤツも大事な戦力だ。)


栗原「今村…。昨日は悪かった。俺、どうかしてたわ。これからはカッピーズの一員として…。?」


栗原は話を止めた。


よく見ると、栗原が話しかけていたのは、今村のユニホームを着たカピバラだった。

栗原「…なんで、こんなとこにカピバラが…?今村はどこ行ったんだ?」

石原「栗原、たけるはどうした?昨日お前が帰ってから、すごく思いつめた表情で出てって、それ以来見当たらないが…。」

栗原「!?マジすか!?…なんで…。」

東出「お前の言葉が相当ショックだったみてえだ。ちょっと、そこのベンチの上を見てみろ。」


栗原がベンチに目をやると、そこにはいりこを並べて文字が書いてあった。


「たびにでます」


栗原「今村…!!一体、どこに行ったんだ!?」

青木「多分、あまり表情に出してないが、お前の言葉が相当こたえたようだ。何かしでかさなければいいが…。」


今村は、一体どこへ!?



第2話へ続く。
おお、カッピーズまさかの新展開!

ていうか…その辺にしゃがんで、いりこをちまちまと並べて文字を書いていた今村くんを想像して萌えた私…変?(笑)
> Ammie♪DF0SF99さん

私も同じこと考えてニヤケましたウッシッシ

しかし、栗原…。徐々にツッコミ役としての才能が開花しつつあります電球
チームへの思い ―第2話―


栗原は今村を必死に探した。

栗原「今村、どこにいるんだ!?あっ!!廣瀬、今村知らないか!?」


しかし、よくみると廣瀬のユニを着てもみあげを伸ばしたカピバラだった。


廣瀬カピバラ「キュル?」

栗原「またしてもカピバラ…。一体、今村のヤツどこに…。」


そこに天谷が通りかかった。


栗原「天谷、今村知らないか!?」

天谷「…違う、お前じゃない…。」

天谷の目の前には、お魚くわえたカピバラがいた。

天谷「ああ、栗原さん!この辺でお魚くわえたドラ猫見ませんでした!?」

栗原「…さあな…。俺のほうも今村探してんだけど。…カピバラはたくさんいるのに…。」

天谷「さあ…。」

栗原「そうか。足止めして悪かったな。」


行けども行けども、今村を見つけることはできない。


丸のユニを着た顔の大きなカピバラや、篠田のユニを着たメガネをかけたカピバラ、岩本のユニを着たえくぼのあるカピバラなど、カピバラはたくさんいたが、今村はとうとう見つけることはできなかった。


栗原「…てか、カピバラ多くねたらーっ(汗)?」

前田智「ああ。これは新チームのマスコットキャラだからな…。」


栗原が振り返ると、カピバラを抱えた前田智徳が立っていた。そのカピバラは前田のユニを着ていた。


前田智「こいつはアキレス腱を怪我しているんだ。今リハビリ中だから歩くことはまだできない。」

栗原「…前田さん…。」

前田智「今村はカピバラに似ているから、もしかしたらこれらのカピバラに紛れ込んでいる可能性もあるぞ。」

栗原「…!!そういえば、今村のユニを着たカピバラがいたな。」

前田智「ああ、そいつが今村だろうな。」

栗原「前田さん、ありがとうございます!!」


栗原は駆け足で今村ユニのカピバラの元へ戻った。


栗原「今村…。昨日はすまなかった。俺、どうかしてたわ…。これからはカッピーズの一員として…。?」

今村カピバラ「…キュル…。」

栗原「………カピバラじゃんげっそり

前田智「だと思ったよ…。」

栗原「えええええげっそりげっそりげっそり



栗原は今村を見つけることができるのか!?



第3話へ続く。
前田智『だと思ったよ…』
っに笑ったわーい(嬉しい顔)

知ってて言っとったい(笑)
したり顔が目に浮かんだんだけど…ウッシッシ
カピバラの鳴き声がかわいいハート

でも今村カピバラの「キュル…」が切ない…。
> ちきさん

前田様はカピバラに話しかける栗原みてかなり面白がってたに違いありませんねウッシッシ

てか自分で書きながらカピ抱いた前田様を想像してニヤケてましたあせあせ
> Ammie♪DF0SF99さん

カピの鳴き声はこういうのかわからないんですが、2chに「喜ぶときはキュルキュル鳴く」とあったので、釣られてみましたうれしい顔
>いりこ姫さん
前田智がカピいたわっている姿…
プププッってなりましたうまい!
> ちきさん

前田様は何気に動物好きだと予想しますうれしい顔揺れるハート
チームへの思い ―第3話―


前田智「もしかしたら、今村のヤツ実家に帰っているかもしれんな。」

栗原「ああ…。その可能性ありますね。今村の実家はどこにあるんですかね?」

前田智「確か、長崎だと言っていたが。」

栗原「俺…、ヤツに謝らなければ。俺がカッピーズの4番としての自覚が足りなくて、ヤツを傷つけてしまったんです。俺、今村の実家に行ってみます!!」

前田智「そうか。じゃあ、ヤツの実家の住所を調べといてやろう。」

栗原「前田さん…。いいんですか!?」

前田智「俺も引退が近いとはいえ、チームの一員だ。まだまだチームへの貢献度は低いからな…。こういう時こそ俺にも働かせてくれ。」

栗原「…前田さん…。ありがとうございます!!」


前田は1時間後、栗原へ1枚の地図を渡した。


前田智「ここが今村の実家らしい。海が近くて自然が多いところだ。」

栗原「ありがとうございます!!俺、早速行ってみます。」



栗原は新幹線に乗った…。


博多から電車に乗り換え、約2時間ほど。途中からタクシーに乗り、やっとたどり着いた。


そこには、多くの家族連れが出入りしていた。


栗原「…ここが、今村の実家…。」




表門には、『長崎バイオパーク』表札が掲げられていた。


栗原「…今村、どこだ!?」


栗原は必死に今村を探した。

パーク内には多くの動物達が暮らしていた。

そして、栗原を多くのカピバラたちが出迎えた。

栗原「今村…!!」

栗原はカピバラたちを1匹1匹探した。

しかし、今村を見つけることはできなかった…。

そんな栗原をよそに、カピバラたちは、気持ち良さそうに露天風呂に浸かっていた。

カピバラたちを見て、栗原は少し癒された気がした。


栗原「…かわいいな…。」


栗原「…。」


栗原「…ってここが実家な訳ねえだろげっそり!!!」



第4話へ続く。
栗原さん…なんて壮大なスケールのノリツッコミ…(笑)。
キタ━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━!!!!
『長崎バイオパーク』
ですよ、ですよねムード
たけるんの故郷(笑)
> Ammie♪DF0SF99さん

実際の栗原にもこのくらいスケールの大きなノリツッコミしてもらえたらな…うれしい顔揺れるハート

旅費はもちろん自腹で…。
> ちきさん

もちですexclamation ×2ウッシッシ

今村君はここで生まれたと言っても過言ではないexclamation & question
■冬至のユズ湯、カピバラ一家も満喫
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1856278&media_id=20


一瞬、今村くんはここ↑にいるのかと…(笑)。
> Ammie♪DF0SF99さん

きっといます!!信じてるほっとした顔
チームへの思い ―第4話―


栗原は帰広した…。


栗原「前田さん!!どういうつもりですか!?今村の実家に行くつもりが何故か長崎バイオパークの地図だったんですけど。案の定カピバラにしか会えなかったっすよ!!」

前田智「悪い…。間違って俺の地図を渡してしまったようだ。俺達は家族でバイオパークに行くつもりだったんだ。それが今村の実家のいりこ工場に行ってしまった…。」

栗原「マジすか…。」

前田智「ああ。おかげで息子達は最初泣き出して手がつけられなかった…。」

栗原「まあ…、そうなりますよね。」

前田智「だが、だんだんいりこの魅力にとりつかれてしまって、帰る頃には息子が、『父さん…、俺、将来いりこ工場継ぐよ。』と言ってきたんだ。」

栗原「…。」

前田智「どうしてくれんだよむかっ(怒り)むかっ(怒り)

栗原「俺のせいすかげっそりexclamation & question


そのとき、今村が姿を現した。


栗原「!?今村…!!お前どこ行ってたんだよ!?」

今村「ちょっと、マカオに…。」

栗原「えええげっそり何でまた…。」

前田智「そういえば、テレビの収録があるとか言っていたな。まさか、今までそうだったのか?」

今村「はい。」

栗原「…お前…。心配したんだぜ?俺はお前を傷つけてしまったから、きっと思いつめてあてのない旅に行ったのかと…。」

今村「…栗原さん?」

栗原「今村。俺、カッピーズの4番としての自覚が足りなかったわ。俺にとってはカープが命だったから…。けど、これからはカッピーズの4番としてチームを支えていけたらと思っている。ごめんな、心配かけて。」

今村「俺も、チームのセットアッパー頑張ります。」

前田智「めでたしめでたし、だなほっとした顔


本当の意味で『カッピーズ』をチームとして受け入れた栗原。これからチームにはどんな試練が待ち構えているのか!?


第5話へ続く。


…てか、この話どこまで続くかなああせあせ
お帰りわーい(嬉しい顔) たけるんムード
栗原も大丈夫だね指でOK

前田智がいい味だしますなぁ いりこだけに…(寒っ)
> ちきさん

栗原もようやくカッピーズを受け入れてくれましたわーい(嬉しい顔)さあ、このまま優勝へ突っ走るのみです電球

前田様がこんなに味を出してくれるとは…。やはりいりこの力は偉大ですうれしい顔揺れるハート
チームへの思い ―第5話―


2012年、幕開け。

栗原「さあ、今年も打って打って打ちまくるぞ!!」

「俺だって、負けませんよ!!」

そこに現れたのは、小顔ローラーをコロコロしている、丸だった。

栗原「お前、新年早々何やってんだよ。」

丸「チーム優勝のためっす!!顔の空気抵抗を少しでも軽くして、盗塁率を上げるんすよ!!」

そこに馬のひずめの音が聞こえてきた。

堂林「俺も今年は頑張って1軍勝ち取ります!!盗塁だってやりますよ!!」

栗原「お前…、まさか馬に乗って塁に出る気じゃなかろうな?」

堂林「大丈夫!!ファルシオン(馬)は小柄ですから。」

栗原「そんな問題じゃねえげっそり

前田健「俺ら投手陣も頑張りますよ!!」

栗原「マエケン、結婚おめでとう。…もう、浮気するなよ。」

前田健「もちろんす!!奥さんに撲殺されたくないっすから…。」

栗原「ところで、今村は?」

前田健「ああ、たけるなら昨日遅くまで練習してたみたいで、あそこのこたつで仮眠してますよ。」


栗原は今村の傍に近寄った。


こたつでうたた寝する今村の横で、1匹のカピバラが向かい合わせでうたた寝をしていた。


今村「すー…、すー…。」

カピバラ「ZZZ…。」

栗原「…こいつら、本当にそっくりだな…。」

前田健「ずっと眺めてると、どっちがたけるかカピバラかわからなくなるんすよね…。」

梵「お前…、いくらなんでも、それは今村に失礼だろ。」

前田健「でも、そう思わないっすか?」

梵「何言ってんだよ。身体の大きいほうが今村だろ?」

栗原「…ああ……。」


栗原は、今村の肩にそっと毛布をかけた…。



第6話へ続く。


今年もしくよろ指でOK
> [●∪●]ワシィィィさん

このツーショットは癒し度半端ないですよね目がハートぴかぴか(新しい)そして栗原がかいがいしく世話をしてるところも…ほっとした顔揺れるハート

「身体の大きいほうが今村」は実は1番始めに思いついたセリフですが、誰に言わせるか迷ってましたウッシッシ

梵はけっこう突っ込みやこういう役にハマっている気がします電球
―2013年、栗原FA権行使せず―  前編



FA権を再度取得した栗原だったが、今年の秋もチームに残留することに決めた。

石原「どうした、栗?元気ないな?」

栗原「…石原さん…。俺、まだまだチームのために働けてないんす。不調が続いてもがけばもがくほど、自分の本来のバッティングを見失ってしまったみたいで…。」

石原「確かに、最近のお前は迷いが見えるな。」

栗原「俺、このまま這いあがれなかったらと思うと…。」

今村「栗さん!!何でそんな自信ないんすか!?そんなんじゃ『カッピーズ』の4番が務まるわけないじゃないっすか!!」

栗原「たける…。そうだったな、このチームは『カッピーズ』だったな…。」

今村「こんな弱気な栗さん大っ嫌いっす泣き顔うわーーーん!!」

今村はそう言うと、泣きながら走っていった。

栗原「…たける…。」

石原「栗、たけるはな、お前を一番に心配してたんだぞ。自分も今年は不調でチームの足を引っ張ってきたが、観客にどんなに野次られても、お前も頑張ってるからと弱音も吐かずに今までやってきたんだ。」

栗原「…。」



その日の夕方、栗原が家路についていると、前方に小さな生き物が横たわっていた。


見てみると、1匹のカピバラだった。


栗原「何故、こんな所にカピバラが…?てか、大丈夫か!?」

そのカピバラはお腹をすかせて行き倒れていた。

栗原は近くのコンビニでバナナを買い、カピバラに与えた。

カピバラ「キュル〜。」

栗原「そうか、美味いか。たくさん食えよ。」


その日の夜。


ピンポーン。


栗原「誰だ、こんな時間に…?」

栗原が玄関のドアを開けると、そこには巨大なカピバラが立っていた。

栗原「!?なんだ、こりゃ!?」

巨大カピバラ「このたびは行き倒れていたところを助けてくださってありがとうございましたキュル。」

栗原「…お前、もしかしてたけるか?」

巨大カピバラ「たけるとは誰の事キュル?」

栗原「…違うのか?」

巨大カピバラ「恩返しがしたいので、上がらせてもらうキュル。」

巨大カピバラはそう言うと勝手に上がり込んできた。

栗原「おい…、奥さんと子供寝とるし困るんだが。」

巨大カピバラ「起こす気はない。静かにしてるキュル。」

栗原「いや、そういう問題じゃなくて…。」

巨大カピバラは栗原の制止も聞かず、奥の部屋に入っていった。

巨大カピバラ「決して覗いてはいけないキュル。」

栗原は気が気ではなかった。

栗原「何なんだ…?」

すると、部屋から機織りをするような音が聞こえてきた。

栗原「…カピの恩返しとでもいうのか?」



後編へ続く。
>>[81]

うん、「プリンス堂林、弟子入りされる」でプリンスの部屋にスライリーが入ってきたみたいな感じでしょうねウッシッシ確かに泣きます涙

さあ、今回も行き当たりばったりなのでまだあんまり考えていませんが、はたして…。
―2013年、栗原FA権行使せず―  後編



巨大カピバラが奥の部屋へ入って数分後。

機織りの音が止み、今度はミシンの音が聞こえた。

栗原「一体、何が起こっているんだ…?」

巨大カピバラの「覗いてはいけないキュル」という言葉を思い出しつつも、栗原は気が気ではなく、ついに部屋を覗くことにした。


カピバラに気づかれないよう、栗原は静かに少しだけドアを開けた。


そこには、脱ぎ捨てられた巨大カピバラの着ぐるみがあり、ふと目線を上げると、そこには背番号16の文字が…。


栗原「たける!!!」


今村?「ああっ!!!決して開けるなと言ったキュル!!!」

栗原「お前…、何やってんだ?てかもう着ぐるみ脱いでるからその口調やめたらどうだ?」

今村?「俺はたけるではないキュル。今はこの姿を借りてるだけキュル。」

栗原「いや、どう見てもたけるだろ…。いくらお前がカピバラに似ているからと言って、普通の人間とカピバラを見間違えるわけが…。」

今村?「本当キュル。証拠を見せるキュル。」

今村はそう言うと、モゾモゾと動き始めた。


すると今村の背中からファスナーが空き、中から小さなカピバラが出てきた。

あの時栗原が助けたカピバラだった。


栗原「えええええええええええげっそりげっそりげっそり

カピバラ「本当はこの姿は見せたくなかったキュル。でも姿を見られたからにはもうここにいられないキュル。」

カピバラはそう言うと栗原へプレゼントを渡した。

カピバラ「これはあの時のお礼キュル。一生懸命作ったキュル。早くそれを着て1軍の4番の位置を取り戻すキュル。」

栗原「カピバラ…。」

それは、栗原の背番号5が縫い付けてある『今村カピバラTシャツ』だった。

カピバラ「『カッピーズ』の4番はお前だけキュル!!」

カピバラはそう言うと、足早に去っていった。

栗原「…カピバラ、ありがとう…。」



次の日。



栗原の表情は晴れやかだった。

来年こそはやってやる…!!キラにも、エルにも、そして己自身にも絶対負けん!!!

栗原は『今村カピバラTシャツ』に身を包み、懸命にバットを振った。


今村「栗さん!!なんでそのTシャツ着てんすか!?」

栗原「ああ…、来年こそは『カッピーズ』の4番を取り戻すからな!!」

今村「何なんすか、『カッピーズ』って…。うちのチームは『カープ』でしょ。てかそれ脱いでくださいよ、恥ずかしい…。」

栗原「えええええええええええええええげっそりげっそりげっそり



―2013年、栗原FA権行使せず―  完

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