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NVIDIA Quadro®コミュのQuadro化 実験室

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注意事項
・必ず自己責任で
・成功するとは限りません
・成功したように見えてもハードウェアには想定外の負荷がかかることもあります
・システムが不安定になりデータなどが消える可能性もあります
・古い製品では抵抗移動を伴う改造を行う必要があるものもあります


Quadro化について

〜概要〜

今回はソフトウェアによるQuadro化について書きます。
ソフトQuadro化では「RivaTuner」というソフトを利用します。

RivaTuner公式サイト  http://www.nvworld.ru/


〜どのGeforceがどのQuadroになるかについて〜

目的のQuadroを作るにはどのGeforceを使えばいいかを把握することは成功への秘訣です。
ではどのGeforceがどのQuadroに対応しているか確認してみます。
確認方法は、ForceWareに含まれる nv4_disp.ini のほぼ最後に記述されています。
以下。ForceWareバージョン81.67 nv4_disp.iniより抜粋。


NVIDIA_NV40.DEV_0040.1 = "NVIDIA GeForce 6800 Ultra"
NVIDIA_NV40.DEV_0041.1 = "NVIDIA GeForce 6800"
NVIDIA_NV40.DEV_0042.1 = "NVIDIA GeForce 6800 LE"
NVIDIA_NV40.DEV_0045.1 = "NVIDIA GeForce 6800 GT"
NVIDIA_NV40.DEV_0048.1 = "NVIDIA GeForce 6800 XT"
NVIDIA_NV40.DEV_004E.1 = "NVIDIA Quadro FX 4000"
NVIDIA_NV41.DEV_00C1.1 = "NVIDIA GeForce 6800 "
NVIDIA_NV41.DEV_00C2.1 = "NVIDIA GeForce 6800 LE "
NVIDIA_NV41.DEV_00C3.1 = "NVIDIA GeForce 6800 XT "
NVIDIA_NV41.DEV_00CD.1 = "NVIDIA Quadro FX 3450/4000 SDI"
NVIDIA_NV41.DEV_00CE.1 = "NVIDIA Quadro FX 1400"
NVIDIA_NV43.DEV_0140.1 = "NVIDIA GeForce 6600 GT"
NVIDIA_NV43.DEV_0141.1 = "NVIDIA GeForce 6600"
NVIDIA_NV43.DEV_0142.1 = "NVIDIA GeForce 6600 LE"
NVIDIA_NV43.DEV_0143.1 = "NVIDIA GeForce 6600 VE"
NVIDIA_NV43.DEV_0145.1 = "NVIDIA GeForce 6610 XL"
NVIDIA_NV43.DEV_014E.1 = "NVIDIA Quadro FX 540"
NVIDIA_NV43.DEV_014F.1 = "NVIDIA GeForce 6200"
NVIDIA_NV44.DEV_0160.1 = "NVIDIA GeForce 6500"
NVIDIA_NV44.DEV_0161.1 = "NVIDIA GeForce 6200 TurboCache(TM)"
NVIDIA_NV44.DEV_0162.1 = "NVIDIA GeForce 6200SE TurboCache(TM)"
NVIDIA_NV44.DEV_0163.1 = "NVIDIA GeForce 6200 LE"
NVIDIA_NV44.DEV_0165.1 = "NVIDIA Quadro NVS 285"
NVIDIA_NV44.DEV_0221.1 = "NVIDIA GeForce 6200 "
NVIDIA_G70.DEV_0091.1 = "NVIDIA GeForce 7800 GTX"
NVIDIA_G70.DEV_0092.1 = "NVIDIA GeForce 7800 GT"
NVIDIA_G70.DEV_009D.1 = "NVIDIA Quadro FX 4500"
NVIDIA_NV48.DEV_0211.1 = "NVIDIA GeForce 6800 "
NVIDIA_NV48.DEV_0212.1 = "NVIDIA GeForce 6800 LE "
NVIDIA_NV48.DEV_0215.1 = "NVIDIA GeForce 6800 GT "
NVIDIA_C51.DEV_0240.1 = "NVIDIA GeForce 6150"
NVIDIA_C51.DEV_0241.1 = "NVIDIA GeForce 6150 LE"
NVIDIA_C51.DEV_0242.1 = "NVIDIA GeForce 6100"
NVIDIA_BR02.DEV_00F1.1 = "NVIDIA GeForce 6600 GT "
NVIDIA_BR02.DEV_00F2.1 = "NVIDIA GeForce 6600 "
NVIDIA_BR02.DEV_00F3.1 = "NVIDIA GeForce 6200 "
NVIDIA_BR02.DEV_00F4.1 = "NVIDIA GeForce 6600 LE "
NVIDIA_BR02.DEV_00F8.1 = "NVIDIA Quadro FX 3400/4400"
NVIDIA_BR02.DEV_00F9.1 = "NVIDIA GeForce 6800 Series GPU"
NVIDIA_BR02.DEV_00FA.1 = "NVIDIA GeForce PCX 5750"
NVIDIA_BR02.DEV_00FB.1 = "NVIDIA GeForce PCX 5900"
NVIDIA_BR02.DEV_00FC.1 = "NVIDIA GeForce PCX 5300"
NVIDIA_BR02.DEV_00FD.1 = "NVIDIA Quadro PCI-E Series"
NVIDIA_BR02.DEV_00FE.1 = "NVIDIA Quadro FX 1300"
↑ここがコアの名前

本来はもっと記述されているのですが、あまりにも多いためNV40以降を抜粋しました。
これを見てわかるように、
Geforce7800GTと同GTXとQuadroFX 4500 はG70というコアを使っている
という構図が読み取れます。
つまりQuadroFX4500を作るにはGeforce7800GTもしくは同GTXを搭載した製品が必要になるわけです。
ここで注意が必要なのは、搭載メモリー容量です。
QuadroFX4500は標準で512MBのメモリーを搭載しています。
Geforce7800シリーズは256MB搭載の製品と512MB搭載のに製品が存在します。
なので、256MB搭載製品をQuadro化した場合本来の性能が引き出せない可能性が残るわけです。

またインターフェースの違いは失敗しやすい原因になります。
QuadroFX4000はAGPインターフェースです。
QuadroFX4000を作るときに同コアであるGeForce 6800 Ultraを搭載した製品用いるのはよいのですが、
GeForce 6800 Ultraを搭載したい製品にはAGPとPCI-Eの二通りが存在します。
この場合PCI-Eの製品を用いた場合、失敗する可能性があがります。
(だからといって失敗するわけではありません。ぜひ挑戦してみましょう。)

つまり、成功する秘訣は、手持ちのGeforceがどのコアの製品であるかを事前に把握することです。


〜なぜソフトQuadro化できるのか〜

では、ソフトQuadro化ではどのようなことが行われているのか簡単に説明します。
近年の製品において、NvidiaもATIもワークステーション向けチップにはメインストリーム向けチップが流用されています。
これは、それぞれ異なる設計のチップだとコストと工数がかかってしまうからです。
そして両方の製品に、同時にいち早く最新技術を製品に盛り込むことも可能になるからです。
メインストリーム向けに作ったチップの中から、優良とされるチップがワークステーション用として採用されるようです。
つまり中身は同じということです。
ではどのようにしてワークステーション向けとメインストリーム向けを差別化しているのかというと、チップが同じである以上
それを補うソフト側で行うことになります。
Biosやデバイスドライバーでソフト的に制限を加えることで差別化をしています。
つまりソフトQuadro化は、そのソフト側での制限をクラックすることによりチップ本来の性能を引き出すことです。
余談ですが、Geforce6800のGT化も同じ原理に基づいています。


〜ソフトQuadro化の手順〜

1. RivaTuner Mainタブを開きます。起動するとデフォルトで表示されています。
2. Target adapter内の2行目(ビデオボードの詳細が書かれています)の右端にCustomizeと書いてあります。その右側にボタンがあるの

でクリック。
3. Low level system tweaks (メニュー内の一番左のカードのマークのボタン) をクリック。
4. NVStrap driverタブ > Installボタンをクリック。
5. 以下の設定をします。
PCI DeviceID settings > Graphics adapter identification を Quadro に設定
Graphics processor configuration > Unlock professional capabilities にチェックを入れる
6. 再起動
7. ドライバーをインストール。
8. 再起動

インストールするドライバーはデバイス製造元のものではなく、Nvidia公式のものを利用します。
これはデバイス製造元のものは余計な設定が加わっているものがあるからです。


〜ソフトQuadro化が成功したかどうかを見極める〜

では、どのようにしてQuadro化が成功したかを見極めるのかというと、主に二つのの方法があります。

1. インストールしたドライバーの認識がQuadroになっている
2. ベンチマークでのスコアが格段に向上している

ドライバーでの認識がQuadroになっていても、実はデバイスIDしか変わっていない場合(失敗)もあるので、
確実を帰すためにはベンチマークを実行しておきましょう。

OpenGLベンチマーク
SPECviewperf® 8.1
http://www.spec.org/gpc/opc.static/vp81info.html

まずQuadro化を施す前に実行しスコアを記録しておきます。
そしてQuadro化終了後に実行しスコアを記録し、比較します。

スコアがどれくらいあがるのかはチップにもよりますが、得てして最低でも倍にはなりますので成功しているかの判断材料になります。



駄文ですみません。
実験した方はぜひ書き込み願います。

コメント(8)

どなたか6800GSのquadro化試された方いらっしゃいませんか?
LEADTEK製品はダメらしいですが、他メーカー製品でquadro化成功例はまだ聞かないので。
RivaTuner2 15.7ってどこかで入手できないものでしょうか・・・

15.8以降しか見つからず苦戦しております。
その15.8や16だと全く違うアプリという感じになってしまって・・・

う〜ん。。。
GF6800U-E256WのQuadro化に挑戦してみました。

結果がこの画像。これって失敗ですよね…。
一応QuadroFX表記になっているんですが、GPUはGF6800ultraとして認識しているようです。アスロンズさんの言われる通りインターフェースの違いが原因でしょうか…。

そこでみなさんにお聞きしたいのですが、この場合、ここでquadro化の道は絶たれたと考えるべきでしょうか?

探してみたところ、基盤の抵抗を移動させる方法などもあるようなのですが、ドライバ側でPCI-Eを使えない以上、効果なしとみたほうがいいのでしょうか?
http://www.newbietech.net/eng/qtoq/nvidia/6800/6800mod.php

6800PCI-Eのquadro化の成功例をご存知の方、もしくPCI-Eのquadro化に挑戦された経験をお持ちの方、アドバイス頂けないでしょうか?
今回の場合はデバイスIDのみが変更されている場合です。

ビデオカードによってはソフトウェア側で登録したデバイスIDを参照することで動作するものがあるのでそちらの場合は成功します。
逆にハードウェアスイッチやビデオBIOSによって振る舞いを決定しているビデオボードではソフトウェアIDを変更しても最終的な動作は変わりません。認識IDが変わるだけです。


今回の場合後者であると思われます。
ですので改造には物理的な改造が必要であると考えられます。
もちろん改造したがQuadroにならない可能性があるので自己責任でお願いします。

インターフェースの違いについてですが、6800UltraでAGPならQuadroFX4000、PCI-EならQuadroFX4400を狙うことになります。


成功例としては
http://star.ap.teacup.com/applet/picoo/msgcate3/archive
こちらのページにありました。
アスロンズさんありがとうございます。
昨夜、早速教えていただいた成功例のページを参考にして
もう一度ソフトによるQuadro化を試したところ、
無事Quadro化に成功しました!


以下SPECviewperf® 8.1の結果

---------- SUM_RESULTS\3DSMAX\SUMMARY.TXT
3dsmax-03 Weighted Geometric Mean = 36.25

---------- SUM_RESULTS\CATIA\SUMMARY.TXT
catia-01 Weighted Geometric Mean = 32.65

---------- SUM_RESULTS\ENSIGHT\SUMMARY.TXT
ensight-01 Weighted Geometric Mean = 29.43

---------- SUM_RESULTS\LIGHT\SUMMARY.TXT
light-07 Weighted Geometric Mean = 26.49

---------- SUM_RESULTS\MAYA\SUMMARY.TXT
maya-01 Weighted Geometric Mean = 50.77

---------- SUM_RESULTS\PROE\SUMMARY.TXT
proe-03 Weighted Geometric Mean = 45.11

---------- SUM_RESULTS\SW\SUMMARY.TXT
sw-01 Weighted Geometric Mean = 28.44

---------- SUM_RESULTS\UGS\SUMMARY.TXT
ugs-04 Weighted Geometric Mean = 32.16



当然ベンチ結果には大満足。しかしここで新たな問題が。
基本的には問題なく動作しているのですが、
なぜかQuickTimeでの動画再生時に色が変色する不具合が
出るようになってしまいました。
画像を載せてみますが、トラブルの原因がわかりません。
質問続きで申し訳ないのですが、
解決方法をご存知でしたら教えてください。
↑画像の説明を忘れてました。
  左:QuickTime
  右:WindowsMediaPlayer
まずはQuadro化おめでとうございます。

参考にQudaroFX3450のスコアを掲載しておきますので参考にどうぞ。

Run All Summary

---------- SUM_RESULTS\3DSMAX\SUMMARY.TXT
3dsmax-03 Weighted Geometric Mean = 35.80

---------- SUM_RESULTS\CATIA\SUMMARY.TXT
catia-01 Weighted Geometric Mean = 28.49

---------- SUM_RESULTS\ENSIGHT\SUMMARY.TXT
ensight-01 Weighted Geometric Mean = 33.18

---------- SUM_RESULTS\LIGHT\SUMMARY.TXT
light-07 Weighted Geometric Mean = 23.12

---------- SUM_RESULTS\MAYA\SUMMARY.TXT
maya-01 Weighted Geometric Mean = 46.16

---------- SUM_RESULTS\PROE\SUMMARY.TXT
proe-03 Weighted Geometric Mean = 56.92

---------- SUM_RESULTS\SW\SUMMARY.TXT
sw-01 Weighted Geometric Mean = 31.37

---------- SUM_RESULTS\UGS\SUMMARY.TXT
ugs-04 Weighted Geometric Mean = 40.38

あとSPECviewperf® 8.1はV-syncの設定をオフにするとスコアがあがる傾向があるので試してみてはいかがでしょうか。

さて、描画がおかしい件ですが、背景のウインドウなどの描画はうまく言っているみたいなのでおそらくオーバーレイ周りで不具合が出ているかと思われます。

メディアプレーヤー(両方)の設定を見直したりドライバーの設定の見直し、もしQuadro化してからドライバーを再インストールしていない場合は完全アンインストールを行った後ドライバーの再インストールをしてみてください。

なお、インストールするのはQuadro用のドライバーになります。
ドライバーをそのまま再インストールしただけでは不具合は改善しなかったのですが、ドライバーを別の場所で落として再インストールしたところ、すべて解消しました!!
的確なアドバイスありがとうございます。

普段使っているCGソフトはLightwave3Dなのですが、OpenGL完全対応でどれほど変わるか楽しみです。
今までの環境では動作に不満も多くここ数ヶ月3DCG離れをしかけていたのですが、これを期に完全復活したいと思います!!



垂直同期の解除もやってみました。以下結果です↓

Run All Summary

---------- SUM_RESULTS\3DSMAX\SUMMARY.TXT
3dsmax-03 Weighted Geometric Mean = 44.45

---------- SUM_RESULTS\CATIA\SUMMARY.TXT
catia-01 Weighted Geometric Mean = 35.93

---------- SUM_RESULTS\ENSIGHT\SUMMARY.TXT
ensight-01 Weighted Geometric Mean = 35.36

---------- SUM_RESULTS\LIGHT\SUMMARY.TXT
light-07 Weighted Geometric Mean = 27.76

---------- SUM_RESULTS\MAYA\SUMMARY.TXT
maya-01 Weighted Geometric Mean = 70.41

---------- SUM_RESULTS\PROE\SUMMARY.TXT
proe-03 Weighted Geometric Mean = 68.52

---------- SUM_RESULTS\SW\SUMMARY.TXT
sw-01 Weighted Geometric Mean = 34.77

---------- SUM_RESULTS\UGS\SUMMARY.TXT
ugs-04 Weighted Geometric Mean = 43.91


前回の結果と比べ、飛躍的にスコアが上昇!!正直ここまで変わるとは思っていませんでした…。素晴らしいです!


このコミュに出会わなければきっとここまで辿り着けなかったと思います。
アスロンズさん、本当にありがとうございました!

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